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2014 勝手に映画賞

ついに250本の大台に到達した(正確には251本)今年の映画鑑賞数
(2回鑑賞の『フォンターナ広場 イタリアの陰謀』は1回分のみカウント)。
まずは、星の数別の総チェックから。

☆5つ=5本(2013年=7本)
 ○ラッシュ/プライドと友情
 ○神様のカルテ2
 ○ディス/コネクト
 ○マンデラ 自由への長い道
 ○マルティニークからの祈り

☆4つ=74本(2013年=63本)

☆3つ=111本(2013年=87本)

☆2つ=46本(2013年=43本)

☆1つ=15本(2013年=15本)
 ○ブラインド・フィアー
 ○オンリー・ゴッド
 ○皇帝と公爵
 ○ドラゴン・コップス-微笑捜査線-
 ○曹操暗殺 三国志外伝
 ○サファリ
 ○闇金ウシジマくん Part2
 ○キカイダー REBOOT
 ○ハミングバード
 ○奴隷区 僕と23人の奴隷
 ○肉
 ○ワイルド・ルーザー
 ○ルパン三世
 ○LUCY/ルーシー
 
 ○少女は異世界で戦った

地味に減る一方の☆5つ。
もはや『空耳アワー』のジャケットぐらい出ないレベル。
逆に、じわじわ増え続ける☆1つ。
確実に目が肥えてしまってるわけであるが、
だからって全体の本数だけは確実に増えているのだから、
知的欲求自体は衰えてないわけで、
それは良いことなのか悪いことなのか…
(毎年、減らす減らすって言ってるのに、いっこうに減らないっていうね…)。

今年は、最高賞&最低賞を各ベスト五&ワースト5形式で発表。
まずは、最低賞から。
 5位:ハミングバード
 4位:ブラインド・フィアー
 3位:奴隷区 僕と23人の奴隷
 2位:LUCY/ルーシー
 1位:ルパン三世
5位は、ジェイソン・ステイサムの新境地。
でも、ジャッキー・チェンもこの手の映画で失敗してるように、
結局要求されてないんだよねぇ。
スタローンだって、シュワちゃんだって、ブルース・ウィリスだって、
結局いまだにアクション映画ばっかりやってるわけで…。
4位は、今年の豊作韓国勢のいい当て馬になってしまった作品。
韓国の『ブラインド』が、目が見えないというハンデをうまく生かしていただけに、
ダメっぷりが強調されてしまった。
3位は、まぁ辛うじて内容覚えてるためチョイス。
今年の☆1つは、内容すら思い出せないほどひどい作品も多く、
爪痕を残したという意味ではむしろ3位に評価してやってると言えなくもない。
2位&1位は、けっこう悩んだのだが、
リュック・ベッソンは監督業以外ではまだ存在価値があることと
(『フルスロットル』はなかなかいい出来だったからねぇ)、
実写化邦画の体たらくを観てその代表という意味で、この順位。
ただし、2位は内容の説明ができないほどのトンデモ作品なので、
ここで多くは語らない。
問題は1位の方。
原作レイプも、ここに極まれりと言った内容で、
まったく原作に対するリスペクトを感じない、やっつけ仕事としか思えない内容。
こういう作品が商業的に成立してしまっているうちは、
類似の作品がこれからも量産されてしまうね、きっと…
(ワシも、結果的にその片棒を担いでしまっているわけだが…)。

続けて、最高賞。
と言っても、☆5つが5本なのだから、
その中で順位付けするだけなんですが…。
 5位:神様のカルテ2
 4位:ラッシュ/プライドと友情
 
 3位:マンデラ 自由への長い道
 2位:ディス/コネクト
 
 1位:マルティニークからの祈り
5位は、前作もワシ的には高評価だった作品の続編。
このシリーズは、なかなか安定感あるよね。
4位&3位は、確かにこのままでも充分面白作品なんだけど、
もう少しエンタテインメント性高めることもできたんじゃないかな、という作品。
どっちもリアリティ系だから、過度にエンタテインメント性高めても問題なんだけど、
ドキュメンタリーみたいな平板な作品にするのもアレだからねぇ…。
2位は、現実世界でもいろいろと問題になっている、
SNSなどの問題をいち早くフィーチャーした作品。
今後もこのテの映画は増えそうな予感である。
1位は、やっぱりリアリティ系。
しかし、韓国の恥部や巻き込まれ系の犯罪などを、
生々しく描いているという意味で、2位同様今年を象徴する作品と言えるだろう。
生々しさでやや上回ったため、こちらが1位ということである。

最後に総括。
今年は、邦画以外の映画において、各国の特徴が明確になってきたと言えるだろう。
アメリカ、インドの両映画大国はもちろん、
西洋のノワール大国と化したフランス、
東洋のノワール大国香港、
映画大国に追随するスペクタクルを送りだす中国、
惜しげもなく感情を爆発させる韓国。
対して邦画界は、コレといった特徴を打つ出すこともできず、
テレビ界との共食いに終始する一方、
原作に敬意を払うことなくやっつけ仕事を繰り返すありさま。
もう、実写化など諦めて、アニメ映画をどんどん送り出していけばいいのに…、
と思わなくもないわけであります。

来年は、『オオカミは嘘をつく』と1週スルーした『サンバ』のいずれかからスタート。
『サンバ』は、評判自体は良さそうなんですが、
ある程度展開は読める感じなので観に行かない可能性はありますが
(いいかげん、本気で減らそうと思ってるわけですが…)、
『オオカミは嘘をつく』の方は展開ともども結末が気になる作品。
あと、来年は映画館が1つ減るので、物理的に本数が減る可能性が高いです。
これをきっかけに、少しでも本数を減らして、
対象を厳選していくつもりではあるんですが、
毎年そう言ってるだけにあまり説得力は無いです。

映画 『神は死んだのか』(☆☆☆☆)

まさに現代の神学論争であり、
『スーパープレゼンテーション』的でもある今作。
アメリカ国内で数多ある宗教関連の訴訟を下敷きに
作られた作品であるが、
KKKなどの狂信的集団がいる一方で、
こういう議論が真剣に交わされている点を考えると、
改めてアメリカという国の懐の深さを感じさせてくれる。

ただ、原題(God's Not Dead)を考えると、
結論ありきな映画である感も否めない。
そして、その原題を疑問形にした邦題を見るにつけ、
宗教というか信仰に対するアメリカ人と日本人の
温度差を感じずにはいられない
(単に商業的に勿体つけてるだけかもしれないが…)。
『母の身終い』の回でも書いたように、
日本人は宗教色の薄い国であるにも関わらず、
例えば尊厳死に関する話などは言論封殺に近い現状である。
逆にアメリカでは、州ごとに出来たり出来なかったりするわけで、
そういう意味では敬虔である一方で融通性のあるわけである
(この辺も、単に日本人は議論を好まないだけなのかもしれないのだが)。

今作では、イスラムとキリストという、
信仰そのものの違いの問題や、
人間からの承認の欲求と神からすでに承認されているとする、
心理的な問題などにも触れている。
これらの問題に関しては、
あまりどちらかに偏らない方が良いのでは、
と今作を見て改めて思った。
前者で言えば、作中ではキリスト教を信じる娘を、
イスラム教徒の父が平手打ちした上に家から追い出してしまう。
しかし、もし神が存在し、意志を持っていたとして、
たとえ敵対する(と言っていいのかも難しいところなのだが)
宗教に転向したからといって、
こういう行為に及ぶことを果たして望んでいるのだろうか
(まぁ、案の定作中でも後悔してるわけだが…)。
後者に関して言えば、これが行き過ぎると
自分のことを「選ばれた人間」だと勘違いするヤカラがいるので、
どっちの方向にしろ、過度な承認欲求は持たない方が良いということだろう。

正直、日本人にはあまりなじまない題材ではあるが、
今年はカトリックでは法皇の交代があり、
また「イスラム国」や「ボコ・ハラム」といった、
イスラムの先鋭的な部分が現れた年でもある。
ややもすれば、「十字軍」の時代の再来すら危惧されるわけだが、
むしろ宗教や信仰と言ったものが注目されている時代
(世界的に見れば当たり前のことなのかもしれないが)とも言える。
ワシ自身は、
「神はいるが、個々損の運命のような瑣末なことに、
神はいちいち首を突っ込まない」
と思っている、そんな生臭い考え方なのではあるが、
宗教を知ることは世界を知ることとも言えるので、
これを機会に髪について改めて考えてみるという、
年末年始の過ごし方も悪くないと思うのだが…。

映画 『王の涙 -イ・サンの決断-』(☆☆☆)

李氏朝鮮第22代の正祖(イ・サン:ヒョンビン)が
就任早々に見舞われた暗殺未遂事件を、
虚実織り交ぜて語る今作。
確かに正祖が主役なのではあるが、
その主役を食うぐらいの勢いで語られるのが、
正祖に仕える宦官であるカプス(チョン・ジェヒョン)と、
カプスの義兄弟であり正祖襲撃部隊のエースであるウルスの物語。
そもそも、カプス自身、
もともと正祖暗殺のために送り込まれた刺客だったりもするのだが…。

暗殺事件当日のみにほぼ焦点を絞って映画は進行するのだが、
逆にそのせいで正祖の人となりなどの部分があまり描かれず、
カプスが結局なぜ自らの任務を放棄してまで
正祖に仕えていたのかが少々分かりにくくなっている。
確かに、クライマックスのアクションシーンの出来は悪くないが、
結果的にそのためだけの作品になってしまっているのが、
ザンネンなポイント。
それで2時間半近い上映時間なのだから、
そういう意味ではやや冗長な映画とも言えるし、
全体的に薄っぺらい印象もしないではない。
この内容なら、もう少しコンパクトにするべきところだろう。

とはいえ、こういう時代劇の見せ方自体は、
エンタテインメント的には充分アリだろう。
日本なら、本能寺の変だけに絞ったり、
足利義輝最期の日なんかもこういう感じに描くと、
アクション的には面白そうではある。
そういうチャレンジがないというところが、
邦画の閉塞感に繋がってるように思われるのだが…。

「新・中央競馬予想戦記」 2014-12-28

中山07R グッドラックハンデキャップ(3上1000万下 芝長 1点)
  ◎ ⑤ストーミング
  ○ ⑩ヴォルスング
  ▲ ⑯レイズアスピリット

中山08R フェアウェルS(3上1600万下 D中 1点)
  ◎ ③ストロングサウザー
  ○ ⑯ヒラボクプリンス
  ▲ ②ジャッカスパーク

中山09R ホープフルS(2歳GⅡ 芝中)
  ◎ ⑨ダノンメジャー
  ○ ③ソールインパクト
  ▲ ⑮ティルナノーグ

中山10R 有馬記念(3上GⅠ 芝長)
  ◎ ⑮ジャスタウェイ
  ○ ⑬エピファネイア
  ▲ ⑭ゴールドシップ
 本命、対抗はジャパンCの1着&2着馬から。
 順位と印が逆転しているのは、中山実績の有無の差ぐらいだと思ってもいいが、
 ⑬がテン乗りというのも不安要素と言えなくもない。
 能力的には互角と言ってもいいので、当然逆転もあるだろう。
 3番手には⑭.やや当てにしにくいところもあるが、
 グランプリ3勝の勝負強さには、侮れないものがある。

中山11R ハッピーエンドC(3上1000万下 芝短 ①点)
  ◎ ④シンデレラボーイ
  ○ ⑧キタサンラブコール
  ▲ ①モンマックス

阪神09R 千両賞(2歳500万下 芝短 1点)
  ◎ ⑩フミノムーン
  ○ ③ロードフェリーチェ
  ▲ ⑨アンビシャス

阪神10R 江坂特別(3上1000万下 芝長 ①点)
  ◎ ①アグリッパーバイオ
  ○ ③ゴッドフロアー
  ▲ ⑧マイネアルナイル

阪神11R カウントダウンS(3上1600万下 芝中 3点)
  ◎ ④ダノンフェニックス
  ○ ⑥コウエイワンマン
  ▲ ⑦サクラボールド

阪神12R ファイナルS(3上OP D短)
  ◎ ⑬キョウワダッフィー  阪神実績高い
  ○ ⑮ナリタスーパーワン 距離実績買って
  ▲ ⑦コーリンベリー    軽量活かして
  △ ⑭ナガラオリオン    持ち時計優秀

「新・中央競馬予想戦記」 2014-12-27

12/20の結果
 3勝(白井特別、つわぶき賞、愛知杯) 1分(樅の木賞) 6敗
  回収率 74.5%

12/21の結果
 4勝(ひいらぎ賞、ディセンバーS、桑名特別、名古屋日刊スポーツ杯) 6敗
  回収率 51.6%
  年間回収率 63.7%
  通算回収率 72.8%

1週を残して、この程度の成績しか出せないようではねぇ…。
2場開催とチャンスも減る以上、
今年は目標到達はほぼ無理な状況と言わざるを得ないだろう。
せめて来年に繋がる何かを、最終週で出せればいいのですが…。
12/27、12/28の買い方は以下の通り。
 中山:条件戦=複勝 OP以上=枠連
 阪神;条件戦=単勝 OP以上=枠連

中山09R クリスマスローズS(2歳OP 芝短)
  ◎ ⑩オールオブユー
  ○ ⑦アルマクレヨン
  ▲ ⑨リッパーザウィン
  △ ④コウソクコーナー

中山10R グレイトフルS(3上1600万下 芝中 1点)
  ◎ ⑬シャドウダンサー
  ○ ⑤トーセンマタコイヤ
  ▲ ⑦ダイワリベラル
  △ ①メイクアップ

中山11R 師走S(3上OP D中)
  ◎ ⑨フィールザスマート OPなら
  ○ ⑫マスクトヒーロー   中山実績買って
  ▲ ①ノースショアビーチ 斤量恵まれた

阪神09R エリカ賞(2歳500万下 芝中 1点)
  ◎ ⑫シュヴァルグラン
  ○ ⑦ベルーフ
  ▲ ⑥シンギングロージス
  △ ⑨フローレスダンサー

阪神10R 妙見山S(3上1600万下 D短 1点)
  ◎ ⑪グレイスフルリープ
  ○ ⑮キングズガード
  ▲ ④アメージングタクト

阪神11R 阪神C(3上GⅡ 芝短)
  ◎ ⑥ミッキーアイル
  ○ ⑭ロサギガンティア
  ▲ ④オリービン
 本来なら、阪神コースとの相性も良さそうなので④が本命、というところなのだが、
 重賞ではやや力不足の感があるので、3番手止まり。
 地の利が生きてくる展開になれば、重賞初勝利の目も無くは無いが…。
 代わって本命視するのは、GⅠ馬の⑥。
 古馬一線級と比べると見劣りするかも知れないが、
 今回のメンバーならスワンSの例を引けば充分勝ち負けできると見る。
 対抗には、距離短縮に不安は残るが、対古馬戦にも慣れてきた⑭。
 鞍上との相性も良さげなので、うまく噛み合えば逆転もあるのでは、と見る。

映画 『天才スピヴェット』(☆☆☆)

アメリカだからこそ成立しうる、
ムチャクチャだけどホッコリする「家族の物語」。
父は、100年遅れのカウボーイ気質。
母親は、偏執的昆虫学者。
姉は、女優に憧れてる。
双子の弟は、父親似のヤンチャなガンマンで、
主人公は母親似の天才気質。
よくも、こんな寄せ集めみたいな家族を作ってみせたわけだが、
それでもちゃんと家族してるところが、実にアメリカ的で、
まただからこそ着地点も見えてしまうわけなんだが…。

それよりも、スミソニアンに行って以降の主人公の扱いが、
どうにも小保方氏を見るようで、
ちょうど朝から(今日は2014年12月26日)その話をしていたこともあり、
周りの大人どものゲスさが笑えないレベルだった。
それに比べると、道中で出会う貨物列車に住んでるおじいさんや、
ハイカーの写真を撮っているトラックの運転手などは、
身なりは少々アレだが実に良い大人たちで、
ワシとしてはその辺の対比の方が興味深かった。

ドタバタ珍道中を通して家族に絆を取り戻す、的な話で、題材は面白いのだが、
特に後半のストーリー展開が雑で、
「感動させたい」臭が少々鼻につく作品ではあった。

映画 『バンクーバーの朝日』(☆☆☆☆)

年末年始野球映画祭り第一弾(他は『KANO』と『アゲイン』を予定)。
と言っても、今作のメインは野球というよりは、
戦前の移民の現実の方かもしれない。
2003年にカナダ野球殿堂入りした、
戦前の日本移民で構成されたチーム「バンクーバー朝日」。
メンバーは、日系カナダ移民2世が中心の若いチームで、
そうでなくても体格で劣る日本人が、
当初はいろんな意味で子ども扱いされていたのを、
現代風に言えば「スモールベースボール」と「ID野球」で、
やがてカナダリーグ屈指の強豪に育っていくという話。
もちろんそれだけでなく、カナダ人とのあり方もだんだん変わって行き、
互いに認め合う存在になっていくのである。
あの日、1941年12月7日が来るまでは…。

相変わらずの直球映画で、
ちょっと前まで「ビッグコミックスペリオール」で連載されていた
マンガ版の方がえげつない描写が多かった分(断片的にしか見てないが)、
マイルドな仕上がりなのではあるが、
オープンセットの出来が非常によく、
とても雰囲気が出ていたのがまずよかった。
また、当時の世界情勢を考えれば決していい状況ではなかったカナダ移民にとって、
バンクーバー朝日の存在が、まさに陰鬱とした闇を切り裂く
朝日のように希望の光となっていたさまが、
すがすがしく描かれているのが好印象である。

しかるに、あの戦争を始めたやからというのは、
おそらく移民たち(満蒙開拓団も含む)のことなんか一顧だにせずに、
あの戦争をおっぱじめたんだろうね。
移民が日本に帰るといじめられていたって話が作中にも出てくるが、
単一民族国家ゆえなのか日本には妙な純血主義があるからねぇ。
それに、今(に始まったことじゃないけど)の中国人のように、
移民しても現地になじまず自国民だけでつるんだりすることもあったみたいだし
(これはどこに移民にもあったことだけど)、
そういう意味ではあまり人のこと言えないわけだが…。
そういう、日本国内であまり語られない話に、
こういう形で焦点を当てたということに、
今作の真価があると、ワシは思うのである。

ただ、相変わらず邦画の悪いところで、
スタッフロールが非常に不親切である。
なんで役名と俳優名を併記せんのかねぇ。
しかも、途中でバンクーバー朝日の生き残りの方が出てくるんだけど、
名前もわからんし…。
そういうところ、ちゃんとしてほしかったんだけどねぇ。

「新・中央競馬予想戦記」 2014-12-21

12/13の結果
 2勝(六甲アイランドS、浜松特別) 3敗
  回収率 56.2%

12/14の結果
 2勝(こうやまき賞、犬山特別) 8敗
  回収率 17.1%
  年間回収率 63.7%
  通算回収率 72.9%

「潮目が変わった」なんて、やっぱり幻想だった。
特に、中山全敗が厳しいね。
馬券チョイスも相変わらず悪いし、
来年はホント何か考えないとまずいかもなぁ…
(って、毎年言ってるような気がするんだけどなぁ…)。

中山09R ひいらぎ賞(2歳500万下 芝短 2点)
  ◎ ⑨トゥルッリ
  ○ ⑧ロッカフラベイビー
  ▲ ⑫ミッキーユニバース

中山10R 仲冬S(3上1600万下 D短 ①点)
  ◎ ④ラピダメンテ
  ○ ⑤クロタカ
  ▲ ⑫ゴーイングパワー

中山11R ディセンバーS(3上OP 芝中)
  ◎ ⑫レッドレイヴン   距離実績高い
  ○ ⑬マックスドリーム 前走評価して
  ▲ ④ヒュウマ      相手なりに走る

阪神09R 元町S(3上1600万下 芝短 1点)
  ◎ ⑥インプロヴァイズ
  ○ ②ウインプリメーラ
  ▲ ⑦ブレークビーツ

阪神10R ベテルギウスS(3上OP D中)
  ◎ ③ランウェイワルツ 惜しい競馬続く
  ○ ⑤ドコフクカゼ    鞍上にも期待
  ▲ ⑪タイムズアロー  阪神相性良好

阪神11R 朝日杯フューチュリティS(2歳GⅠ 芝短)
  ◎ ⑮タガノエスプレッソ
  ○ ⑭クラリティスカイ
  ▲ ③コスモナインボール
  △ ⑯ブライトエンブレム

阪神12R クリスマスキャロル賞(3上1000万下 D短 ①点)
  ◎ ③フミノファルコン
  ○ ⑨サウンドトゥルー
  ▲ ⑤サノイチ
  △ ⑯ガンジー

中京10R 桑名特別(3上500万下 芝短 1点)
  ◎ ⑦アドマイヤサブリナ
  ○ ⑨サフランスカイ
  ▲ ⑧メジャーシップ

中京11R 名古屋日刊スポーツ杯(3上1000万下 芝中 1点)
  ◎ ①マテンロウボス
  ○ ⑦ヤマニンボワラクテ
  ▲ ⑨アンプラグト

中京12R 大須特別(3上500万下 D短 2点)
  ◎ ⑩ドレッシースタイル
  ○ ⑤メイショウトキムネ
  ▲ ①アスターカウンティ

「新・中央競馬予想戦記」 2014-12-20

一身上の都合により、先週の結果の詳細については明日書きます。
12/20、12/21の買い方は以下の通りです。
 中山:条件戦=複勝 OP以上=ワイド
 阪神:条件戦=単勝 OP以上=枠連
 中京:条件戦=複勝 OP以上=枠連

中山09R 茨城新聞杯(3上1000万下 D短 1点)
  ◎ ⑬シベリアンスオード
  ○ ⑤セトアロー
  ▲ ①ヤマチョウフェア

中山10R クリスマスC(3上1600万下 芝短 2点)
  ◎ ⑥モズハツコイ
  ○ ⑬ロンド
  ▲ ⑨シゲルカガ

中山11R 中山大障害(3上JGⅠ 障害)
  ◎ ⑧アポロマーベリック
  ○ ②リキアイクロフネ
  ▲ ④ケイアイドウソジン
  △ ⑫ドリームセーリング
 本命は、去年のこのレースの覇者である⑧。
 前走は完全に走っただけなので参考外として(平地戦でもあるし…)、
 中山障害戦では4戦して4勝と相性が良いので、
 実績面含めてココは負けられないところだろう。
 対抗には、去年の中山グランドジャンプで2着している②。
 1年以上の休み明けだった前走はともかく、
 障害戦での実力はあると見えるので、改めて期待したい。
 3番手&4番手は、平地での実力上位の2頭をチョイス。
 ④は、平地で重賞(しかもダイヤモンドS)を勝っており、
 距離だけならむしろお手のものだろう。
 ⑫は、まだ障害重賞も勝っていないが、
 相手なりに走れそうな馬なので今回も上位に食い込む余地はあると見る。

中山12R 白井特別(3上1000万下 芝中 1点)
  ◎ ③パシャドーラ
  ○ ⑬レイヌドネージュ
  ▲ ⑤コスモチョコレイ

阪神09R 樅の木賞(2歳500万下 D中 2点)
  ◎ ⑦クロスクリーガー
  ○ ④メナスコ
  ▲ ③ショコラブラン

阪神10R 摩耶S(3上1600万下 D中 1点)
  ◎ ⑤キクノソル
  ○ ⑦コルージャ
  ▲ ⑨ハスラー
  △ ④メイショウスミトモ

阪神11R リゲルS(3上OP 芝短)
  ◎ ②エールブリーズ   前走評価して
  ○ ⑧プリムラブルガリス 相手なりに走る
  ▲ ⑨アーデント       鞍上にも期待

中京10R つわぶき賞(2歳500万下 芝短 ①点)
  ◎ ⑦ラッフォルツァート
  ○ ⑮ヤマニンナジャーハ
  ▲ ①ルアンジュ
  △ ②ノーブルルージュ

中京11R 愛知杯(3上GⅢ 芝中)
  ◎ ⑬ディアデラマドレ
  ○ ②キャトルフィーユ
  ▲ ⑫フーラブライド
 本命は、エリザベス女王杯でも3着だった⑬の地力の高さが見過ごせない。
 その分斤量は増えているが、実力上位で充分乗り越えられるのでは、と見る。
 対抗には、去年このレースで2着だった②。
 近走内容もなかなか充実しており、相手なりに走れそうなのも好印象である。
 3番手には、エリザベス女王杯4着の⑫。
 去年、②を抑えてこのレースを勝っている馬でもあり、
 今年は斤量関係が逆転しているため3番手ではあるが、
 実力的には互角以上のものがある。

中京12R 中京日経賞(3上1000万下 芝短 ①点)
  ◎ ⑦ヒルノマデーラ
  ○ ④ウインフェニックス
  ▲ ①カレンケカリーナ

映画 『ゴーン・ガール』(☆☆☆☆)

あれだけCMや予告編でダン(ベン・アフレック)を怪しがらせたんだから、
これでその通りなら今年一番のクソ映画って言ってやるつもりで観に行きました。
とりあえず、いい意味で期待を裏切られたので、良かったです。

しかし、この後味の悪さといったらないね。
あまり書くと、ネタバレになるのでやめておきますが、
デートでこれを観に行ったら、下手すりゃ別れるレベル。
そのぐらい、衝撃的な展開が、後半待ってます。
いやぁ、男ってホンットに、バカですね(水野晴郎風で)。
この映画観て、むしろデート相手と絆が深まったとしたら、
その相手は、きっと運命の相手だろうね
(と、そんな風になれる雰囲気が一切ないワシが言っても、
全然説得力がないわけだが…)。

結婚とは何かということを、改めて考えさせられる、そんな映画。

映画 『あいときぼうのまち』(☆☆☆☆)

福島第一原発のある福島県双葉郡では、
終戦直前原爆用のウラン採掘が行われていたという。
それ以降の、双葉郡と原子力の70年を、
1945年、1966年(福島第一原発建設)、2011年(震災直前)、2012年(震災後)という、
4つの年代を舞台に描いたのが今作。
ヒューマンタッチではなく、
募金詐欺やテロまがいの行為、原発労働者の被爆問題など、
えげつないエピソードを隠すことなく描いている点に、むしろ好感を覚える。

放射能被曝が本格的に問題化されたのは、
おそらくスリーマイル原発事故以降だろうが、
その一因は原爆被害をせっせと集めていたアメリカにあるわけで、
そのアメリカが日本に原発誘致を推進したのは、
もっぱらGEなどの米国企業の論理によるところが大きいだろう
(今や、日本が世界に向けて同じことをやろうとしてるのだが)。
受け入れ側も、過疎問題を抱えていたわけで、
利害が一致したから田舎に原発が置かれたという面も否定できない
(もちろん、本当は危険性を理解していたから、とう疑念はあるのだが)。
とはいえ、用地買収におけるあの同調圧力は、
悪意が希薄なだけにたちが悪いよなぁ…。

「頑張って、と言われても、何を頑張っていいのかわからない」
というセリフが登場する。
まったく同感である。
そういうことを言っているやつこそ、頑張らなければならないのである。
何を頑張るかと言えば、
もう一歩彼ら被災者に歩み寄る勇気を振り絞ることである。
彼らの負った心の傷の深さは、
言葉や、カネで済まされるようなそんな甘っちょろいものではないのである。
そうでなくても、家財を流され、死体すら上がらないのである。
戦死者の遺骨が帰ってこない、あの戦争と同じではないか。
あの戦争の総括もできず、結局同じ過ちを繰り返した
この国のお偉いさん方の精神構造は、
あの頃から何一つ変わっていないのではないだろうか。

もっとも、我々日本人の忘れる速度の速さも問題ではある。
ワシとしては、実はそれには理由があって、
それはこの国にあまりにも大規模自然災害が多過ぎるからなのでは、
と考えているのである。
台風、火山、地震で、毎年のように日本のどこかで家財が流されているのが
この国である。
もしかすると、それはいちいちクヨクヨしていられないほどに、
日本人にとっては頻繁だからなのではないだろうか。
だとすれば、あの震災を風化させないことは、
国民性的に不可能というか、
だいたい当事者ですら忘れたいの実情なのではないだろうか。

既存のヒューマニズムあふれる震災モノとは一線を画す出来であると、
ワシは評価したいが、
少々好みの分かれる作品であることはワシも認めるところである。

映画 『消えた画 クメール・ルージュの真実』(☆☆☆)

今作を観て、改めて共産主義がキライになりました。
彼らの欺瞞に満ちた平等主義と、
ただただ自分たちが新たなる既得権者になりたいだけな、
あの抑圧ぶりは、どうしても許せないのである。

フランス帰りのポル・ポトが、
ベトナム戦争の混乱に乗じてカンボジアを乗っ取ったことで
わずか数年ではあるがカンボジアに悲劇がもたらされたのである。
原始共産制とマルクス主義を融合させた「完全なる共産主義社会」を志向した、
と言えば聞こえはいいが、
科学を否定し、貨幣経済を否定し、私有財産も宗教も否定した。
代わりに与えたのが「農業」であり、
科学者や反対者は政治犯として強制労働にかりだして行った。
飢饉対策に「大躍進政策」にも劣らない乱開発を行い、
教育を施さない代わりに「プロパガンダ映画」という娯楽のみを与え、
民衆をマインド今とローするのである。
今作では、実際にその時期に子供時代を過ごした監督が、
記憶と残されたフィルムなどをもとに、
土人形を使った人形劇仕立てで映画化した作品である。
その素朴な画作りが、むしろ当時の世界観をよく表現しているように思われた。

しかし、上記の特徴を観ていると、やはり中国や北朝鮮と言った、
今も残る共産主義国との類似性を観てしまうのだが、
最近で言えば欧米の価値感すべてを否定する
「ボコ・ハラム」との類似性にも注目すべきだろう。
マララ・ユスフザイ(今年のノーベル平和賞受賞者)が、
「貧困と闘うための教育」を訴えるのに対し、
クメール・ルージュは「知恵こそ反乱の根源」トでも考えていたかのように、
知識人を目の敵にしていた。
そのさまは、あたかも刀一本で天下人にまでなり上がった豊臣秀吉の
「刀狩」をほうふつとさせるものであり、
実はキリスト教世界においても「旧約聖書」以来原罪とされているわけである。
教育の力は、今でも充分に通用する、誰でも持ちうる武器であるということが、
これらの事実からもわかることであろう。

しかるに日本である。
小中の義務教育は言うに及ばず、
高校も無償化されているこの国で、
「入れる人がいないから」という理由で、国政を白紙委任する者が、
100人のうち半数に迫る勢いなのである。
表現する手段も、教育すらも受けられない人々が、
この世界にはまだまだたくさんいるというのに、である。
「現状に特に不満が無いから」という人もいるようだが、
それならそれで堂々と投票して、
現状を信任すればいいのではないか。
我々は、土人形ではないのである。

映画 『おやすみなさいを言いたくて』(☆☆☆☆)

主人公は、女性戦場カメラマンである。
この、「女性」というところが今作のある意味ミソで、
もし男であったならば、これほど複雑な心象風景を持つ作品ではないことだろう
(『毎日かあさん』を観ればわかるだろう)。
しかし、女芸人(卑近にもほどがある例であるが)が、
女を捨てなければ芸能界で生き残っていけないように、
レベッカも女としての幸せ(こういう言い方自体あんまりよくないのかもしれないが)を
捨てなければ立ち向かっていけない世界なのである。
女性であるがゆえに立ち入れる場面ももちろんあるのだが、
ラストカットも含めて女だからこその
厳しい局面を突きつけられていることから考えても、
この主役設定自体がエンタテインメントとして成立させている要因と言えるだろう。

しかし、自分のせいで多くの人間を爆弾テロに巻き込んでしまい、
しかも自分自身も巻き込まれたことによって、
家族にも大いに心配をかけたその直後に、
「もっと撮ってこい」って言うマスコミも、正直どうかと思うわけである。
戦場カメラマンの使命は、医学博士のそれに近いものがある。
ざっくり言えば、「目の前のひとりより、何万人のため」ということである。
貧困や抑圧を受けている多くの人々の実情を知らせ、
しかるべき機関による介入を促すのが、戦場カメラマンの使命と言っていいだろう。
しかし、そのために時には目の前で消えつつある命の光を、
ただファインダー越しに見つめるだけ、という現実を、
時には受け入れられない時だってあるじゃないですか
(まさにラストカットなどはその顕著な例だろう)。
しかし、それを安全な場所にいて、アレは良い、コレはダメ、
とケチをつけながら、「もっと撮ってこい」である。
この辺の価値判断て、難しいところがあるよねぇ…。

今作のテーマの一つに、母と娘の関係性があるわけですが、
若干意識の高い娘が、軽い気持ちで「ケニアに行きたい」と言ったことから、
娘は母親の本当の姿を見てしまうことになるわけです。
母親は、実は母親である前に戦場カメラマンだったという本性を…。
母親は、目の前で起きている事件に対し、
娘の心配をよそに、「心配しないで、アンタは逃げなさい」と言って、
カメラのレンズをいいレンズに付け替え、、
戦場に飛び込んで行ってしまうのです。
娘の安全のハードルの低さがもたらした悲劇で、
言ってみれば娘の自業自得なのではあるが、
これがきっかけで家族は実質上崩壊。
家族の中に居場所を失った母親は、
一度は家族のためにやめると言った戦場カメラマンの仕事を、
再開して再び戦場に飛び込んで行ってしまうのです。
命のやり取りをする仕事というのは、
仕事を家庭に持ち込まないというのは、ある意味不可能である。
旦那さんのセリフじゃないけど、
「いつもお前が死んだときの準備をしながら、
お前を送りださなきゃいけない気持ちがわかるのか」である。

他にも書きたいこといろいろあるんだけど、
既に相当長いのでやめておきます。
考えさせられることの多い作品。

映画 『ポイントブランク〜標的にされた男〜』(☆☆)

フランスのアクション映画『この愛のために撃て』の韓国リメイク作。
リメイク元自体、今から観れば「量産型フレンチノワール」な作品なのだが、
タイムリミット設定を外した上に、
そもそも医師(イ・ジヌク)ではなく
連れ去る方の傭兵(リュ・スンリョン)に重きが置かれてるため、
登場人物がそれぞれの特技を生かしてるといえばそうなのだが、
逆に言うとなれない環境で悪戦苦闘してる感じがないので、
あまりヒヤヒヤもしないのだ。
しかも、落としどころがいかにもアジア映画らしく警官の汚職っていう、
別によその国から原作借りてくるまでもないような話をしてるので、
原作の良さまで殺してしまっている。
唯一評価できるのは、汚職警官(ユ・ジュンサン)がクライマックスで放つ
「感情というのは、一瞬のものなんだよ」ぐらいで、
よくもこのセリフを韓国人が言い放つものである。
それがわかってるなら、戦後処理の問題もとっとと収めてほしいものである。

海外でリメイクしても、なかなかうまくいかないのは、
原作がもともと持っている現地の空気感や民族性といったものを理解しないで、
字面だけで作品を作り直そうとするからなんだろうね。
そういう意味では、もはやリメイクとは到底呼べない
『47RONIN』のように「とにかく、俺たちはこうやって解釈する」
っていうのを前面に押し出すぐらいの方が可能性としてはアリなのかも知れない
(『47RONIN』の出来がいいという意味ではないよ)。
脚本不足は、結局各国の映画界なりテレビ界なりが、
自力で解決するしかないということである。

映画 『ホビット 決戦のゆくえ』(☆☆☆☆)

長き旅路の果てに待っていたのは、
新たなる旅立ちと、様々な別れ。
我々観客も、ひとまずこのシリーズとお別れするわけだが、
戦争の悲哀というものを今作は見事に見せつけてくれている。

前作からの続きで、まずは竜が山から下りてくるわけだが、
案外あっけなく倒されてしまう(もっとも、代償に街一つ焼き尽くされるわけだが)。
しかし、それは現代史で言えば「冷戦」の終結を意味するだけのようなもので、
脅威が取り払われた後には宝の山が残され、
その利権をめぐって各種族がその山に群がる。
一方、故郷である山を取り戻したドワーフの主は、
すっかり黄金の山に魅入られ、苦楽を共にした旅の仲間さえ信用できず。
エルフやオークが攻め込んできて、
主のいとこが手勢を連れて救援に出てきても、
主は王宮を墨守するばかりなのだが…。

今回は、本来主人公であるはずのビルボ(マーティン・フリーマン)は
どっちかというと狂言回しで、
主役はドワーフの主であるトーリン(リチャード・アーミテージ)の方。
もっとも、今シリーズ全体がトーリンの成長譚と言えなくもないわけだが、
今回は特に悩み深い。
すっかり欲望の虜となり、富の独占を企てる暴君なのである。
ビルボは、そんな彼にの目を覚まそうと奔走するのだが、
猜疑心の塊となったトーリンには通じない。
そのうち、多くの血が流され、最終防衛線が破られそうになって初めて、
自分が犯してきた過ちに気づき、ついに打って出るわけだが、
その辺りから第二部スタートって感じで、
今シリーズで作り上げてきた様々な因縁を一気に清算。
その結末は…、まぁ皆さんで確かめてください。
トーリンは、最後にようやく王たるにふさわしい男になったわけだが、
それだけにクライマックスでのビルボとの別れは、ことさら哀愁を誘う。

他にも見ごたえのあるシーン多数で、
続けて観てる人には当然おすすめである。
ただ、『ロード・オブ・ザ・リング』とのつながりはやや希薄。

「新・中央競馬予想戦記」 2014-12-14

中山09R チバテレ杯(3上1000万下 芝短 1点)
  ◎ ⑯ダイワジャスト
  ○ ⑧ジーニマジック
  ▲ ③インスペード

中山10R 美浦S(3上1600万下 芝中 1点)
  ◎ ⑦ミエノワンダー
  ○ ⑪ブリッジクライム
  ▲ ①マイネルミラノ

中山11R カペラS(3上GⅢ D短)
  ◎ ③ノーザンリバー
  ○ ⑦ダッシャーワン
  ▲ ⑩タイセイファントム
 本命は、距離実績の高い③。
 その分、斤量も背負わされているが、
 安定感もあるので今回も無様な競馬はしないことだろう。
 対抗には、4連続連対&2連勝中の⑦。
 安定感はともかく、勢いと斤量差を活かせば逆転も充分だろう。
 3番手には、春シーズンには同じ条件のOP戦を勝っている⑩。
 関西馬ではあるが、力勝負に強いというデータが出ており、
 今回は条件的には悪くないと見るが、どうか。

阪神09R 境港特別(3上1000万下 芝中 1点)
  ◎ ⑦コルサーレ
  ○ ④カナロア
  ▲ ①アグリッパーバイオ

阪神10R オリオンS(3上1600万下 芝長 ①点)
  ◎ ⑩サフランディライト
  ○ ⑦フェデラルホール
  ▲ ②エスペリア

阪神11R 阪神ジュベナイルフィリーズ(2歳GⅠ 芝短)
  ◎ ⑮レオパルディナ
  ○ ⑪レッツゴードンキ
  ▲ ④ココロノアイ
  △ ⑰ダノングラシアス

阪神12R 御影S(3上1600万下 D短 1点)
  ◎ ⑩コウユーサムライ
  ○ ⑧オールブラックス
  ▲ ⑤タガノトネール

中京10R こうやまき賞(2歳500万下 芝短 1点)
  ◎ ②ダッシングブレイズ
  ○ ⑦カプリチオーソ
  ▲ ⑧プリクスト
  △ ⑨コルポノワール

中京11R 遠州灘特別(3上1000万下 芝中 1点)
  ◎ ⑪ポセイドンバローズ
  ○ ③アウトオブシャドウ
  ▲ ⑩ロンギングゴールド
  △ ⑬アウォーディー

中京12R 犬山特別(3上500万下 芝短 1点)
  ◎ ⑤ベッラヴォーチェ
  ○ ⑭スナッチマインド
  ▲ ⑥ヒシワイルド
  △ ⑨ノーブリー

「新・中央競馬予想戦記」 2014-12-13

12/6の結果
 6勝(葉牡丹賞、ステイヤーズS、万両賞、赤穂特別、逆瀬川S、寒椿賞) 
 4敗
  回収率 157.7%

12/7の結果
 3勝(市川S、タンザナイトS、栄特別) 1分(シクラメン賞) 6敗
  回収率 47.0%
  年間回収率 64.3%
  通算回収率 73.0%

土曜は、逆瀬川S(500円)と寒椿賞(1110円)の複勝大爆発などもあって、
久しぶりの150%オーバー。
しかし、それを日曜日に活かしきれず(ターコイズSの取捨ミスが痛かったなぁ…)、
前日の貯金を活かしきれずに週間収支は結局マイナス。
だからって、これ以上購入点数を増やすのは、ポリシーに反するし…。
とはいえ、確実に潮目が変わってきている手ごたえはあるので、
なんとか年間回収率70%は確保していきたいわけだが…。
12/13、12/14の買い方は以下の通り。
 中山:条件戦=複勝 OP以上=枠連
 阪神:条件戦=単勝 OP以上=馬連
 中京:条件戦=複勝 OP以上=枠連

中山09R 黒松賞(2歳500万下 芝短 ①点)
  ◎ ⑫ヴァリアントアロー
  ○ ⑪フジマサジャンボ
  ▲ ⑨ヘニースウィフト

中山10R 北総S(3上1600万下 D中 1点)
  ◎ ⑥ミッキースマホ
  ○ ②キープインタッチ
  ▲ ⑧マイネルクロップ
  △ ⑫マイネルバウンス

中山11R ラピスラズリS(3上OP 芝短)
  ◎ ⑮セイコーライコウ 中山相性買って
  ○ ⑧コウヨウアレス  安定感買って
  ▲ ②スマートオリオン 距離実績高い

阪神09R 高砂特別(3上1000万下 D短 1点)
  ◎ ①タッチシタイ
  ○ ④ボーンレジェンド
  ▲ ⑪ペイシャモンシェリ

阪神10R 六甲アイランドS(3上1600万下 芝短 ①点)
  ◎ ④ミッキーラブソング
  ○ ⑨アンヴァルト
  ▲ ⑮サンマルクイーン

阪神11R チャレンジC(3上GⅢ 芝中)
  ◎ ④エイシンヒカリ
  ○ ③スマートレイアー
  ▲ ⑩ウインフルブルーム
 本命は、5戦5勝で着実にステップアップしてきた④。
 現状では左回りに不安を抱えているやに見えるが、
 とりあえず今回は右回りだし、距離も得意そうなので、6連勝も必至か。
 対抗には、阪神コース4戦4勝の③。
 牝馬限定戦での成績が目立つが、
 斤量的には実力を評価されているわけで、
 地力では④と互角以上のものがあると見るべきだろう。
 3番手には、皐月賞3着馬の⑩。
 前走でその実力の片鱗を改めて見せつけた同馬。
 乗り替わりが不安要素ではあるが、
 2000mまでなら古馬と互角以上の力があると見る。

中京10R 長良川特別(3上500万下 芝中 1点)
  ◎ ⑱フロリダパンサー
  ○ ⑯エイシンアロンジー
  ▲ ⑰ヒルノデイバロー

中京11R 浜松特別(3上1000万下 D中 ①点)
  ◎ ⑦バーディーイーグル
  ○ ①スリータイタン
  ▲ ⑪クリノアマダブラム
  △ ⑩タガノプリンス

中京12R 豊川特別(3上500万下 芝短 ①点)
  ◎ ②シングンジョーカー
  ○ ⑭ノーヒッター
  ▲ ①グリーンラヴ

映画 『チェイス!』(☆☆☆☆)

実にインド映画らしい、娯楽大作。
マジックものとしても実に深みのある出来で、
トリックの定番である「ダブル」が、
物語そのもののキモになってるところが実にいい。
しかも、同じアジアでもタイやインドネシアのように、
金をかけて洗練されてくると良さがスポイルされるのと違い、
さすがに映画を作り慣れてるだけのことはあって、
カネをかけてもらしさや良さがきちんと残ってるところが素晴らしい。
同じ英語圏だからだからという理由だけで、
アメリカからも注目されてるわけではないのだ。

ただ、ストーリー展開がやや雑なのと、
正直ラストがあまりインド映画らしくないところが減点ポイント。
裏を返せば、それだけインド映画界成熟したということなのかもしれない。
今やIT大国でもあるインドは、VFX技術も高く、
また英語圏ということもあって、
上映時間を3時間以内に収めた作品を量産すれば、
世界席巻するポテンシャルも秘めている。
ダンスなども今作では世界的に受け入れやすいものを取り入れてるし、
観る価値は充分に高いだろう。

「新・中央競馬予想戦記」 2014-12-07

中山09R 松戸特別(3上1000万下 D中 2点)
  ◎ ⑬プラントハンター
  ○ ⑮サトノアルバトロス
  ▲ ⑯ハイアーレート
  △ ⑫エビスグレイト

中山10R 市川S(3上1600万下 芝短 1点)
  ◎ ⑥ダノンジェラート
  ○ ④マンボネフュー
  ▲ ②リヴェレンテ

中山11R ターコイズS(3上OP 芝短)
  ◎ ⑫レイカーラ       中山実績買って
  ○ ⑦アミカブルナンバー 牝馬相手なら
  ▲ ④マーブルカテドラル 勝負強さ買って
  △ ⑨ケイティバローズ   持ち時計優秀

阪神09R シクラメン賞(2歳500万下 芝中 2点)
  ◎ ②ポルトドートウィユ
  ○ ⑤レトロロック
  ▲ ③グランカマラード

阪神10R 堺S(3上1600万下 D中 1点)
  ◎ ⑪グレナディアーズ
  ○ ④グレイスフルリープ
  ▲ ⑧キクノソル
  △ ⑯シュテルングランツ

阪神11R タンザナイトS(3上OP 芝短)
  ◎ ⑦オリービン      阪神相性買って
  ○ ⑥サトノルパン     OPなら
  ▲ ⑪ニシノビークイック 前走評価して

中京09R 栄特別(3上500万下 芝中 ①点)
  ◎ ④ゲットアテープ
  ○ ⑭マルクナッテ
  ▲ ②トーホウスマート

中京10R クロフネC(3上1600万下 芝短 ①点)
  ◎ ⑱ゴーハンティング
  ○ ①ベステゲシェンク
  ▲ ⑥フェブノヘア

中京11R チャンピオンズC(3上GⅠ D中)
  ◎ ④ナムラビクター
  ○ ⑭コパノリッキー
  ▲ ②ベストウォーリア
 名前も施行競馬場も変わったのに「第15回」のこのレース。
 JCダートのデータは参考程度には見てるが、
 絞り込みにほとんど使えなかったので、結果普通通りの予想。
 本命は、近走を見ても大敗の無い安定感を重視して④から。
 ただ、距離相性は良いし、鞍上も地方出身でダートでは頼れそうだし、
 連軸として見ればかなり優秀だと見ているのだが…。
 対抗には、フェブラリーS以降絶好調の⑭。
 血統も、いかにもダート走りそうな血統だし、
 脚元さえ固まってくれば実力のある馬ということで、逆転も充分だろう。
 3番手には、距離的には微妙なところだが統一GⅠも勝った②。
 こちらも、鞍上は地方出身だし、中京実績もあるし、
 距離さえこなせば実績的には逆転も充分ありうるだろう。

中京12R 鳴海特別(3上1000万下 D短 1点)
  ◎ ⑨レゼトワール
  ○ ⑫キクノラフィカ
  ▲ ⑮レッドファルクス
  △ ⑩メイショウユメゴゼ

「新・中央競馬予想戦記」 2014-12-06

中山08R イルミネーションジャンプS(3上JOP 障害)
  ◎ ⑭カリスマミッキー 連勝機
  ○ ⑦ダノンゴールド  地脚も高い
  ▲ ⑪マサライト     中山実績評価

中山09R 葉牡丹賞(2歳500万下 芝中 1点)
  ◎ ⑥トーセンバジル
  ○ ④カカドゥ
  ▲ ②ラブユアマン
  △ ⑦ミュゼエイリアン

中山10R アクアラインS(3上1600万下 D短 ①点)
  ◎ ①アビリティラヴ
  ○ ⑥クロタカ
  ▲ ⑨シゲルオオスミ

中山11R ステイヤーズS(3上GⅡ 芝長)
  ◎ ②クリールカイザー
  ○ ⑨マイネルメダリスト
  ▲ ⑫ファタモルガーナ
 日本最長距離レースゆえに、高齢馬の好走もままあるこのレース。
 とはいえ、それはあくまでも特殊な事例と考え、7歳以上はバッサリ行きます
 (今年は2頭だけだけど…)。
 本命は、OP再昇級後は4着、3着、2着と着実に力をつけてきている②。
 中山コースも向いていそうだし、距離経験もあるので、今回こそはの期待を込めて。
 対抗には、春シーズンには重賞勝ちもしている⑨。
 ここ2走案外なレースが続き、距離面も未知数ではあるが、
 叩き3走目と勝負強さに期待したいところ。
 3番手には、おととしこのレースで2着している⑫。
 長期休み明けだった前走を無難にこなし,実績のあるこのレースで再起を誓う。

阪神09R 万両賞(2歳500万下 芝短 1点)
  ◎ ①ヤマニンナジャーハ
  ○ ⑤アグネスユーリヤ
  ▲ ⑦タガノアザガル

阪神10R 赤穂特別(3上1000万下 D中 1点)
  ◎ ⑪シュミット
  ○ ⑩ナンヨーカノン
  ▲ ②ロードフォワード

阪神11R 逆瀬川S(3上1600万下 芝中 1点)
  ◎ ③アクションスター
  ○ ⑪レッドルーファス
  ▲ ⑫スズカヴァンガード

中京10R 寒椿賞(2歳500万下 D短 1点)
  ◎ ②サンタナブルー
  ○ ⑩クリノダイスーシー
  ▲ ⑦アキトクレッセント

中京11R 金鯱賞(3上GⅡ 芝中)
  ◎ ⑤エアソミュール
  ○ ⑮パッションダンス
  ▲ ④ラストインパクト
  △ ⑰ダークシャドウ
 中京競馬場が新装間もないこともあり、過去のデータは使わず予想。
 本命は、毎日王冠を勝っている⑤。
 鞍上との相性も良さそうなのだが、成績が極端なのが気がかりではある。
 対抗には、1年半の休み明けが気になるが距離相性は良さそうな⑮。
 鞍上にも期待したいところではあるが、
 ⑤以上に成績が極端なのも気がかりではある。
 3番手には、前走京都大賞典を勝っている④。
 中京実績もあるので、地の利を活かせば逆転も充分だろう。
 あとは、鞍上の奮起にも期待したい古豪⑰の左回り実績を評価する。

中京12R 鳥羽特別(3上1000万下 芝短 1点)
  ◎ ⑱タイセイララバイ
  ○ ③カカリア
  ▲ ⑩エーシンエムディー

「新・中央競馬予想戦記」2014年第11開催を振り返って

①11/27、11/28の結果
 (1)11/27の結果
  6敗
   回収率 0.0%
 (2)11/28の結果
  4勝(ベゴニア賞、マーヴェラスジョッキートロフィー、キャピタルS、蹴上特別)
  5敗
   回収率 77.7%
   年間回収率 63.5%
   通算回収率 72.9%

②今開催を振り返って
 (1)珍しくオープン戦が良かった
  (8戦通算 125.3%)
 (2)芝戦は明暗が分かれた
  (全体:48戦 62.8% 短:24戦 81.6% 中:19戦 37.1% 長:5戦 46.9%)
 (3)重賞は、特にGⅠが取れなかったのが痛かった
  (全体:14戦 32.2% :8戦 30.8% :3戦 68.0% GⅠ:3戦 0.0%)
 (4)京都コースが悪かったのがなんと言っても痛い
  (31戦通算 19.0%)

③今開催の総括
 開催回収率は59.6%と、最悪の時期こそ脱したが、
 まだ年間回収率を下回る低水準。
 ②-(4)でも書いたように、京都コースが相当足を引っ張っている。
 年間で見ても、52.7%と相当足を引っ張ってるので、
 そろそろ何が悪いのか真面目に考えないといけないかもしれないです。
 次開催は、競馬場がガラッと変わるので、
 何がしかの変調を期待したいところではあるが…。

④12/6、12/7の買い方
 中山:条件戦=複勝 OP以上=枠連
 阪神:条件戦=複勝 OP以上=枠連
 中京:条件戦=複勝 OP以上=枠連

映画 『昔々、アナトリアで』(☆☆)

12月30日で閉館する札幌蠍座で観ました。
残りのラインナップから見ても、今作が最後になりますが、
正直ワシには合わないタイプの映画と言うか、
またしてもカンヌにダマされた、という印象が残った映画。
これを上映しなかった多くの映画館の見識は、ある意味正しい。

何が合わないって、ワシにとっては「無駄」としか思えないカットが多すぎること。
そして、それに対して上映時間が長い、ということ。
何より、ラストまで大多数の部分が不可解すぎて、
ワシの中では何一つ解決しないまま、いきなりのスタッフロール。
こういう時、だいたいワシは自分の無理解のせいってことにして、
☆1つだけはつけないようにしているが、
『ツリー・オブ・ライフ』(今作と同じ年のパルムドール作品)と同じく、
結果的にほとんど理解不能。
『ツリー・オブ・ライフ』はブラッド・ピット主演作だからかろうじて上映されたのでは、
と勘ぐってしまいたくなるほど、
正直同じ匂いしかしない作品でした。

こういう形で蠍座と別れなければならないのは、
ワシとしてはとても辛いわけであるが、まぁ仕方ないね。

映画 『フューリー』(☆☆☆☆)

「戦争映画史が塗り替わる」ほどの映画ではないが、
やっぱり洗戦車戦が陸戦の華であることを、
改めて実感させてくれる作品。
ただ、主役はどっちかというと新兵のノーマン(ローガン・ラーマン)
として観た方がしっくりくるというか、その方が面白い内容に見えた。
シャーマンvsティーガーは、過去のWWⅡモノでも扱っているし、
ぶっちゃけそれ以上でもそれ以下でもないのだが、
戦車部隊と歩兵部隊による混成行軍とか、
占領地でのありがちな風景、そしてそこで起こる悲哀など、
戦争の暗い部分もしっかり描いてはいるのだが、
ノーマンと占領地で出会った女性との顛末は、
『機動戦士ガンダムⅡ 哀・戦士編』のカイ・シデンのエピソードと重なるので、
ちょっと複雑な気持ちになったりもしたんだが…。

全体としては、緊張感のある良い映画なのだが、
むしろ改めていわゆる『ファーストガンダム』の価値を再認識した、そんな映画。

映画 『祝宴!シェフ』(☆☆☆)

マンガ家の寺沢大介氏がコメントを出しているように、
中身の演出なんか『ミスター味っ子』をほうふつとさせるものがあり、
また街並みや音楽も台湾映画なのに何か懐かしさを感じさせる。
なんで、字幕大阪弁じゃないの? って言うぐらいの、
日本風に言えば人情喜劇。
誰にも、思い出の味っちゅうものがあって、
それを探し求めるのがこの映画のテーマと言っていいだろう。
で、まぁ個々のキャラがいちいち濃ゆいわけだが、
話があちこちに飛んでしまって、少々掘り下げが足りなかったりするのが難点。
誰が特に不必要というわけでもないんだが、
少々盛り込み過ぎた感も否めない。
この映画には、『ミスター味っ子』的な過剰なまでの演出がむしろよく似合う。
技術と予算的に許せば、こういう映画こそ3D化するべき。

映画 『寄生獣』(☆☆)

マーケティングや技術的には「今でしょ」なんだろうが、
原作をリアルタイムで知っている(と言っても、友人がハマってただけ)世代にとっては、
「今さら」な映画化。
しかも、続編アリ(まぁ、原作を知ってれば、1回で無理なのはわかってたけど…)。
監督の絵コンテがきっかけって言うけど、
アニメ化する機会はこの20年の間にいくらでもあったと思うのに、
今さらのようにスポンサーが集まったり、
テレビ局が乗り出してくるっていうところがねぇ…。
『神さまの言うとおり』の時も書いたが、
「クール・ジャパン」とかなんとか言っても、
日本人は漫画やアニメのことバカにしてるとしか、正直思えないんだよね。
どうせ「マンガやアニメは子どもが見るもの」と思ってるんでしょう。
そういう、つまらん固定観念を捨てて、
「今や、マンガやアニメは大人向けのコンテンツ」だということを、
むしろ発信するのが「クール・ジャパン」てもんじゃないのかねぇ。

内容は、多分わりと忠実。
だからこそ、なおさら「今さら」感が漂うのだ。
『孫子』の有名な言葉に「兵は拙速を尊ぶ」がある。
少々方法が拙くても、こうと思ったら早期に行動に移すべきである、
という意味であるが、この言葉は
「いまだ巧の久しきを見ざるなり」という続きの言葉がある。
あれこれテクニックを弄して長期戦をして良かった試しがない、という意味である。
今作は、まさに「巧の久しき」であり、
いくらVFXでミギーや寄生獣たちを巧みに再現してみせても、
中で語られている話は@この20年の間に他の作品でも
盛大に語られた話であり、しかも特段ヒヤリともしない
(『ザ・レイド GOKUDO』を観た後だからかも知れないが)。
今さらこんなコアな作品をしたり顔で引っ張り出してきても、
当時のような評価はもう受けられないのである。

映画 『ザ・レイド GOKUDO』(☆☆☆)

今回は、若干厳しい☆付けにしてます。
公開当初から予告されていた「続編&アメリカリメイク」のうちの
続編の方(映画が始まってすぐのタイトルでソレとわかる)。
確かに、クライマックスのラマ(イコ・ウワイス)無双や、
中だるみ防ぐべく随所に盛り込まれたバトルシーンは見ものではあるが、
まず話を大きくするためのあらゆる仕掛けが
あまりうまくいっていない。
というのも、前作は高純度バトルアクションだからこそ価値があったのに、
今作はまず因縁付けが長い。
しかも、呼ばれた日本人が、
話を大きくするための集金のバーターとしか思えないぐらい、
作品の中で機能していない
(だから、ラストシーンも全然締まらないし…)。
とどめは、相対的にバトルシーンの割合が減ってるだけでもがっかりなのに、
前作のマッドドッグを超える強力な敵を設定できなかったことである。
まず、前作の戦友である兄を早々に殺し、
しかも唯一仲間になってくれそうだった元潜入捜査官も
クライマックス直前で脱落。
だからこその「ラマ無双」なのではあるが、
マッドドッグが2対1でなんとか倒せたような強敵だったことを考えると、
もうバットマン(バットが武器の男)と
ハンマーガール(いや、そうクレジットされてるんだって)との
1対2もそう盛り上がってこないし、
その後の1対1はまあまあだったが、やはりマッドドッグ超えはできず。
トニー・ジャーのタイ映画もそうだが、
話が洗練されるのと引き換えに、
アクション映画の持ち味であるいい意味での粗さが削がれてるのが、
本当に残念でならない。
もう、いっそ「イコ・ウワイス」vs「トニー・ジャー」をやって欲しいわけである。

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