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映画 『ポイントブランク〜標的にされた男〜』(☆☆)

フランスのアクション映画『この愛のために撃て』の韓国リメイク作。
リメイク元自体、今から観れば「量産型フレンチノワール」な作品なのだが、
タイムリミット設定を外した上に、
そもそも医師(イ・ジヌク)ではなく
連れ去る方の傭兵(リュ・スンリョン)に重きが置かれてるため、
登場人物がそれぞれの特技を生かしてるといえばそうなのだが、
逆に言うとなれない環境で悪戦苦闘してる感じがないので、
あまりヒヤヒヤもしないのだ。
しかも、落としどころがいかにもアジア映画らしく警官の汚職っていう、
別によその国から原作借りてくるまでもないような話をしてるので、
原作の良さまで殺してしまっている。
唯一評価できるのは、汚職警官(ユ・ジュンサン)がクライマックスで放つ
「感情というのは、一瞬のものなんだよ」ぐらいで、
よくもこのセリフを韓国人が言い放つものである。
それがわかってるなら、戦後処理の問題もとっとと収めてほしいものである。

海外でリメイクしても、なかなかうまくいかないのは、
原作がもともと持っている現地の空気感や民族性といったものを理解しないで、
字面だけで作品を作り直そうとするからなんだろうね。
そういう意味では、もはやリメイクとは到底呼べない
『47RONIN』のように「とにかく、俺たちはこうやって解釈する」
っていうのを前面に押し出すぐらいの方が可能性としてはアリなのかも知れない
(『47RONIN』の出来がいいという意味ではないよ)。
脚本不足は、結局各国の映画界なりテレビ界なりが、
自力で解決するしかないということである。

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