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映画 『王の涙 -イ・サンの決断-』(☆☆☆)

李氏朝鮮第22代の正祖(イ・サン:ヒョンビン)が
就任早々に見舞われた暗殺未遂事件を、
虚実織り交ぜて語る今作。
確かに正祖が主役なのではあるが、
その主役を食うぐらいの勢いで語られるのが、
正祖に仕える宦官であるカプス(チョン・ジェヒョン)と、
カプスの義兄弟であり正祖襲撃部隊のエースであるウルスの物語。
そもそも、カプス自身、
もともと正祖暗殺のために送り込まれた刺客だったりもするのだが…。

暗殺事件当日のみにほぼ焦点を絞って映画は進行するのだが、
逆にそのせいで正祖の人となりなどの部分があまり描かれず、
カプスが結局なぜ自らの任務を放棄してまで
正祖に仕えていたのかが少々分かりにくくなっている。
確かに、クライマックスのアクションシーンの出来は悪くないが、
結果的にそのためだけの作品になってしまっているのが、
ザンネンなポイント。
それで2時間半近い上映時間なのだから、
そういう意味ではやや冗長な映画とも言えるし、
全体的に薄っぺらい印象もしないではない。
この内容なら、もう少しコンパクトにするべきところだろう。

とはいえ、こういう時代劇の見せ方自体は、
エンタテインメント的には充分アリだろう。
日本なら、本能寺の変だけに絞ったり、
足利義輝最期の日なんかもこういう感じに描くと、
アクション的には面白そうではある。
そういうチャレンジがないというところが、
邦画の閉塞感に繋がってるように思われるのだが…。

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