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映画 『寄生獣』(☆☆)

マーケティングや技術的には「今でしょ」なんだろうが、
原作をリアルタイムで知っている(と言っても、友人がハマってただけ)世代にとっては、
「今さら」な映画化。
しかも、続編アリ(まぁ、原作を知ってれば、1回で無理なのはわかってたけど…)。
監督の絵コンテがきっかけって言うけど、
アニメ化する機会はこの20年の間にいくらでもあったと思うのに、
今さらのようにスポンサーが集まったり、
テレビ局が乗り出してくるっていうところがねぇ…。
『神さまの言うとおり』の時も書いたが、
「クール・ジャパン」とかなんとか言っても、
日本人は漫画やアニメのことバカにしてるとしか、正直思えないんだよね。
どうせ「マンガやアニメは子どもが見るもの」と思ってるんでしょう。
そういう、つまらん固定観念を捨てて、
「今や、マンガやアニメは大人向けのコンテンツ」だということを、
むしろ発信するのが「クール・ジャパン」てもんじゃないのかねぇ。

内容は、多分わりと忠実。
だからこそ、なおさら「今さら」感が漂うのだ。
『孫子』の有名な言葉に「兵は拙速を尊ぶ」がある。
少々方法が拙くても、こうと思ったら早期に行動に移すべきである、
という意味であるが、この言葉は
「いまだ巧の久しきを見ざるなり」という続きの言葉がある。
あれこれテクニックを弄して長期戦をして良かった試しがない、という意味である。
今作は、まさに「巧の久しき」であり、
いくらVFXでミギーや寄生獣たちを巧みに再現してみせても、
中で語られている話は@この20年の間に他の作品でも
盛大に語られた話であり、しかも特段ヒヤリともしない
(『ザ・レイド GOKUDO』を観た後だからかも知れないが)。
今さらこんなコアな作品をしたり顔で引っ張り出してきても、
当時のような評価はもう受けられないのである。

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