映画 『フューリー』(☆☆☆☆)
「戦争映画史が塗り替わる」ほどの映画ではないが、
やっぱり洗戦車戦が陸戦の華であることを、
改めて実感させてくれる作品。
ただ、主役はどっちかというと新兵のノーマン(ローガン・ラーマン)
として観た方がしっくりくるというか、その方が面白い内容に見えた。
シャーマンvsティーガーは、過去のWWⅡモノでも扱っているし、
ぶっちゃけそれ以上でもそれ以下でもないのだが、
戦車部隊と歩兵部隊による混成行軍とか、
占領地でのありがちな風景、そしてそこで起こる悲哀など、
戦争の暗い部分もしっかり描いてはいるのだが、
ノーマンと占領地で出会った女性との顛末は、
『機動戦士ガンダムⅡ 哀・戦士編』のカイ・シデンのエピソードと重なるので、
ちょっと複雑な気持ちになったりもしたんだが…。
全体としては、緊張感のある良い映画なのだが、
むしろ改めていわゆる『ファーストガンダム』の価値を再認識した、そんな映画。
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