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映画 『メビウス』(☆☆)

『嘆きのピエタ』(2013年パルムドールにして、我が「勝手に映画賞」同年最低作)
そうだったが、
キム・ギドク監督の歪みっぷりが尋常ではない。
全編セリフなし(さすがに「あぁ」とか「うぅ」とか言うけど)はともかく、
登場人物ののあまりの歪み方に、ワシ若干ヒいてしまった。
不倫中の父親(しかも相手が近所の商店主)。
それに嫉妬の炎を燃やす妻。
そして、その嫉妬の炎が飛び火して、
本編早々に母親にアレを切り取られてしまう息子。
まぁ、これが原因なら息子が歪むのは仕方ないとして
(にしたって、父親の不倫相手とああいう仲になるのはどうかと思うが)、
おそらく当初ダンナのアレを切り取ろうとしていたわけだから、
動機は浮気をやめさせるためだったと思うんだ
(それにしたって、狂気の沙汰としか言いようがないのだが)。
その刃を息子に向けるというのは、
まだろくに女も知らない息子に対するとてつもない虐待だと思うのだが
(愛情表現として考えても相当歪んでるしねぇ)、
それをまともに咎められないダンナもちょっどうかと思うし
(さすがに負い目を感じていたようだが)、
それを原因に息子はいじめられるのだから、
トラウマにもなるし、コンプレックスにもなるわなぁ。
その事件をきっかけに、母親は一度家から出て行き、
しばらくは父娘の物語となる。
しかし、強姦罪で息子がしょっ引かれた時に、
父親は潔白の証として息子の股間を警官に見せようとするのだ。
いや、確かにその方法は手っ取り早いだろうけど、
息子の傷口をむざむざ広げるようなマネしなくてもねぇ…。
案の定、息子にボコられる父親。そして息子は留置場送り。
一人になった父親がその間にしてたことは、
アレの回復方法探し(コレはまとも)と、
アレを使わずにオーガズムに達する方法探し(おいおい)。
しかもその後者が、石で足の甲などを擦り続けるという、
マゾいというか、完全な自傷行為。
しかも、息子も実際やっちゃうし…。

この後もいろいろあるんだが、
まぁグロいというか、鬱な展開続きで、あのオチ。
徹頭徹尾救いの無い話で、観終わった後ドッとくること請け合い。
自殺者数で日本と張り合う韓国の病みっぷりを
たっぷりと見せつけてくれる作品である。

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