映画 『シン・シティ 復讐の女神』(☆☆)
『300』でもおなじみ、フランク・ミラーのコミックシリーズの映画化。
原作者自らが映画化にも深く関与しており、
その表現手法の特異さには、確かに見るべきものがある。
しかし中身はというと、タイトルが示す通り陳腐な復讐モノであり、
しかも人間の闇の部分をえぐるというよりは、
キャラ立ち重視(この辺は悪い意味でマンガ的ではあるのだが)の、
どぎついだけの登場人物の羅列であり、
悪く言えばシュミの悪いスリラーアニメを観せられてるようなもの。
手法としては面白いが、
材料が悪ければ美味い料理にはならないということかもしれない。
しかし、「食えないものを食えるようにする」のが料理の本分とするならば、
まだまだ料理人の技量が不足しているということかもしれない。
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