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映画 『薄氷の殺人』(☆☆)

ラストシーン見るまでは、「日本の2時間ドラマの凝った作りの方」
ぐらいの出来だったのだが、
ラストシーンで一気にモヤモヤ感が噴出。
なんであんな中途半端な終わり方にしちゃうかなぁ。
ぶっちゃけ、あのシーンいらないでしょう。
しかし、そこに至るまでの経緯は、それなりにひねりが効いているし、
男と女の情愛もそれなりに描かれている。
あの蛇足さえなければ、まぁそれなりに楽しめる作品には仕上がってると思われる。

テレビドラマと遜色ないレベルといえば、
『紙の月』(映画版未見)や『八日目の蝉』(こっちは観た)など、
テレビドラマで評判の良かった作品を映画化するのって、
やぱりどうなんだろうねぇ。
確実に興行収入を見込めるからそういう風にしてるのかもしれないが、
特に上記の作品は連続ドラマからの映画化であり、
おそらく両方見比べれば映画版の端折り方(時間の制約があるから仕方ないのだが)
を見てガッカリされる諸兄もおられることだろう
(ワシはあまりそういう見方をしてないわけだが…)。
もっと言えば、松本清張作品など映画化もドラマ化も
幾度となくされている作品もあるし、
以前から言っているように映画業界とテレビ業界の食い合いは、
以前にも増してひどいことになっているように思われる。
「邦画衰退の原因はテレビにある」とは、
以前から言われていることではあるが、
今やすっかり主客転倒し、
映画業界がテレビ業界にもたれかかるようなありさまである
(テレビ局が興行元になってるケースが少なくないし、
それこそ連続ドラマの映画化も今や珍しくない)。
しかし、それは世界的な傾向であり、
例えばイギリスのBBCが興行元の映画が日本でも年に数作上映されている
(アメリカはむしろ逆だが…)。
そのテレビでさえ、今やネット業界にその領域を侵されつつあるわけで、
アメリカのあり方が必ずしも正しいわけではないが、
アメリカの映画業界のたくましさには、
やはり見習うべきところがあると言えるだろう。

このレビューも、蛇足がハンパないなぁ…。

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