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映画 『滝を見にいく』(☆☆☆)

『南極料理人』の監督さんの作品だし、
オーディションでシロートさん集めて作ったという経緯から考えても、
ゆるい映画なんだろうな、とは思ってましたが、
まぁ想像通りのゆるさ。
しかし、まぁそこが味であり、ヘンに味付けしてない、
天然のゆるさが今作の良さではあるよね。

しかし、ワシはこういう団体旅行はキライだし、
実際ああいうオバちゃんだらけ(ウチのオカンが時々行ってることから見ても)
のところに入っていく度胸もないわけなので、
基本気ままに一人旅なわけですが…。
あと、最近のツアコンはあてにならない、という話も、
テレビで予習済みなので、
今作に出てくるツアコンのザンネンぶりもそう驚かなかったです。
それに、こういうザンネンな存在無しには、
映画はある意味成り立たないですからねぇ。
そのハプニングに拍車をかけるのが、女性の女性らしさなわけです。
空間認知能力が低い(あの地図じゃあ確かに頼りにならないが)がために、
森の奥深くに立ち入ってわけわかんなくなる。
ストレスも溜まってきて、ヒステリックになるから、仲違いも起こす。
でも、やっぱり女性は強いわけです。
いい意味で危機感が無いし、
なんといっても「じゅんじゅん」がたくましいというかワイルド。
「じゅんじゅん」なら、山の中でひとりぼっちになっても、
何とかやっていけそうだし、
それでいてガキ大将的というかいたずらっ子。
共感しちゃうわ、ワシ。

中途半端にカネかけて原作をこねくり回してる邦画なんかより、
素材の良さが生きていて、しかも楽しめる。
いろんな意味で「これでいいのだ」な作品である。

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