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映画 『博士と彼女のセオリー』(☆☆☆☆)

宇宙物理学の画期を築いた、「車イスの天才物理学者」
スティーヴン・ホーキング(エディ・レッドメイン)と、
その妻(現在は離婚)ジェーン(フェリシティ・ジョーンズ)の、
出会いからを描く今作。
『イミテーション・ゲーム』とは違う、
やや日本的な「糟糠の妻」的なジェーンと、
ALS(筋萎縮性側索硬化症)という難病に苦しみながら、
ジェーンに対し愛情を注ぐスティーヴン。
とはいえ、二人は男と女。
体の不自由なスティーヴンのために他人を入れれば、
あれやこれやなってしまうのは致し方ないところだろう。
男が入れば、ジェーンが心を寄せ、周囲からも噂が絶えなくなるし、
女が入ればそれこそスティーヴンがベッタリになってしまうし、
何せいろいろなところに呼ばれる機会の多いスティーヴンである。
飛行機が苦手なジェーンでは何かと物足りなくなる場面も少なくないだろう。
しかも、ジェーンだって言語学で一名を成したくてケンブリッジに入学した身である。
自分の研究だってしたいわけである。
結果的に離婚してしまうわけだが、
もともとスティーヴンも彼の家族も、
「結婚しないほうがいい」と言っていたわけだし、
それをおして結婚したのはジェーンの方なのである。
しかも、生き永らえ、夫婦の営みをしたならば、
家族の構成員が増えるのも自明の理だろう。
それでも、紆余曲折ありながらも尽くし続けてきたわけだから、
スティーヴンとしてもどこかでジェーンを解放しなければ、
という思いは当然あっただろうし、
彼女がいなければ死んでいたケースだってあるのである。
幸いにして、両者の関係は今も良好だそうなので、
お互い納得ずくの離婚だったということだろう。
その辺も含めて、パートナーとしては理想的だったと言えるだろう。
そういう男女関係で言えば、『イミテーション・ゲーム』と同様とも言える。
両作とも「縁は異なもの味なもの」と言うにふさわしい作品と言えるだろう。

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