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映画 『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』(☆☆☆☆)

名優ロビン・ウィリアムズの遺作としても話題の作品。
もちろん、『1』も『2』も観てるワシとしては、
きっちりケリをつけるための最終作。
正常にスケールアップを続けてきた今作が用意した最後の舞台は「大英博物館」。
確かに、「スミソニアン」以上のスケールというわけにはいかないが、
博物館の文物を国外に持ち出すことの難しさと、
主人公ラリー(ベン・スティーラー)の立場(相変わらず表面上は警備員)
を考えれば、海外でコトを起こすことの難しさが理解できよう。

石板の秘密は以外とあっさりしたもので、
「月の光の力を補充しないと力がなくなる」という、
ぶっちゃけ「要充電」な石板だということを、
わざわざイギリスまで聞きに行くだけの話なわけだが、
当然石板を持って行ったら大英博物館の文物も動き出すわけで、
今回で言えばランスロット(ダン・スティーヴンス)が悪役というかトリックスター。
で、これだけの大仕掛けで何を語るかといえば、
「博物館とは何であるか」と「親離れ子離れ」の2点。
このところ、美術館映画ずいていて、
『ヴァチカン美術館』と『国立アムステルダム博物館』のドキュメンタリーに続き、
今作の後には『イギリスナショナルギャラリー』
(今作にもチラッと登場するが)も観ているわけだが、
「博物館とは何か」という問いに、
今作ではロビン・ウィリアムズ演じるセオドア・ルーズベルトが
「知識の集積所」であると明快に答えている。
その認識が彼らにあるからこそ、
今作冒頭の「ナイトプログラム」にも彼らはしっかり協力するのである
(石板の力が弱まることで結果的にぶちこわしになるわけだが)。
もう少し枠を広げて言えば、「価値の集積所」であり、
「ナイトプログラム」は言ってみれば「価値の創造」と言えるだろう。
もう一つの「親離れ子離れ」は、まぁアメリカ映画の得意技なので、
ココで多くは語らないが、
父は父で偉大であることを示す一方で、
子どもをどこかで認めてやらなければいけないし、
子は子で認めてもらえるような何かを示さなければならないわけである
(今作では、後者がいまいちはっきりしないわけだが…)。

なんやかんやと言ってますが、
コメディ映画として及第点以上の出来ですし、
なんと言っても上記した博物館ドキュメンタリーとは一線を画する
「面白い博物館ムービー」なわけですので、
まぁぜひご家族でご覧になってください。

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