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映画 『ギリシャに消えた嘘』(☆☆☆)

原作は1964年発表というから、作品世界と同時期。
と言うよりも、なぜこの作品を50年も経った今になって映画化しようと考えたのか。
まぁ、面白ければ問題ないわけだが…。

冒頭、物語のきっかけとなる殺人事件が起こるわけですが、
国産2時間ドラマでも散見される「この程度で人って死ぬの?」
レベルのもみ合いで、詐欺師(ヴィゴ・モーテンセン)と
その妻(キルスティン・ダンスト)、さらには目撃者の男(オスカー・アイザック)は、
ギリシャから果てはトルコまでの逃避行を繰り広げることになるわけですが…。
この「目撃者の男」というのもなかなかのくせ者で、
観光客を相手に中間マージンを抜いたり、
なぜか偽造パスポートを作れる人間とのツテがあったりと、
なかなかその方面にも通じてるフシがあるのだが、
結局細かいところまで彼の正体には触れずじまい。
その代わり、どうも奥さんに気があるらしく、
また奥さんの方も後ろ暗い旦那から目撃者の方に心移りしてるようで、
旦那は嫉妬に狂うわけです。
つまり、逃避行云々よりも男女の痴情のもつれの方を、
今作ではメインにしてるようで、
肝心の逃避行は多少危ないシーンはあってもおおむねさらっとクリアしてしまうのだ。
とはいえ、嘘に嘘を重ねての逃避行と、痴情のもつれから、
心身ともに3人してストレス溜まりまくり。
で、やがて重大な破局を迎えるわけである。
そこからの戦いがクライマックスなわけだが、
物語自体三角関係をメインに進めてきてるので、
最後の最後に逃避行の結末を持ってこられても、
正直あまり盛り上がらないわけである。
もっと言えば、それこそ2時間ドラマの「東尋坊タイム」
みたいな付け足しに近く(特に旦那の善人面)、余韻もアッサリ味。
それでも、2時間ドラマよりは見応えがある
(カネ取って見せてるんだからある意味当たり前)。

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