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映画 『真夜中のゆりかご』(☆☆☆☆)

前日の『ミッシング・デイ』に続いて、子供が犯罪に巻き込まれる話。
しかし今作は、実に重苦しい。
2組の家族が登場する。
一組は、刑事とその妻とその一粒種。
もう一組は、その刑事と因縁がある麻薬常習者と、その妻と一粒種。
刑事がある時、麻薬常習者の家に踏み込むと、
ウンチだだ漏れのオムツを取り替えてもらえず、
若干クソまみれになった子供を見つける。
「厚生局に通報する」と刑事が言うと、「子供と引き離さないで」と、妻は言う
(まぁ当然だわなぁ)。
それから少しして、刑事の家の一粒種が突然死んでしまう。
奥さんは「何とかして」という一方で「救急車は呼ばないで」と言い、
刑事が「いや、死んでるから…」と言うと奥さんはあろうことか
「子供と引き離すなら、アタシ死ぬから」とか言ってしまう。
とんだメンヘラ発言ではあるが、奥さんまで失いたくない刑事は、
ひとまず奥さんを眠らせると、死んだ一粒種を連れて、
くだんの麻薬常習者の家に不法侵入、
そこの子供と自分の子供をすり替えて帰ってきてしまうのだ。
刑事は、妻を失いたくないという思いと、罪悪感の間で葛藤するのだが…。

まぁ、一番悪いのはどう考えても麻薬常習者なんだが
(奥さんにはDVしたり、クスリ無理矢理打って快楽のためのセックスする、そんな男)、
実は刑事の奥さんの方にも相当問題があったっていうのが、
今作の大どんでん返しとして用意されている。
あのシーンは、正直どっと来るねぇ。
刑事が、道を踏み外してまでやったことが完全に崩れ去るという、
見事な悲劇の出来上がりである。
話の筋としては、ボタンの掛け違いの連続で、
負のスパイラルにどんどん入っていく、という感じのお話なのだが、
日本でもありそうな話だけに、観終わってやっぱりどっと来る作品。
こういう、重みのある作品が、日本でも正当に評価されればいいのにねぇ…。

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