映画 『マッド・ガンズ』(☆)
邦題も原題(YOUNG ONES)も分かりにくい。
もっとわかりやすい題名をつけるとするならば『ビッグドッグは見た』
(ビッグドッグ=米軍が開発した四足歩行ロボット)とするべき。
コンセプト的には、荒廃した近未来で西部劇やってみよう、といったところか。
確かに、アーネスト(マイケル・シャノン)一家のような善人では、
この荒廃した時代を生きていくには難しいだろう。
しかし、フレム(ニコラス・ホルト)のように、
手段を選ばずなんでも手に入れようとしても、因果応報なのである
(因果応報は、この手の復讐劇にはつきものだが…)。
今作の、致命的にダメな点は、その中途半端な世界観である。
ビッグドッグみたいな電動家畜がいるのに、
水不足のご時世に家畜養うのは非効率だと思うんだよね。
いっそ、太陽光発電パネルとか風車ずらっと並べて
「電気はムダにいっぱいあるけど水不足」みたいな世界観の方が、
今作には合っているように思われたんだが…。
やろうとしてることはわからんではないんだが、
こういうのはやっぱりアイデア勝負だと思うので、
そういう意味ではあまり観る価値のない作品と言わざるを得ない。
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