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映画 『ザ・レジェンド』(☆☆☆)

中国マーケット向けに作った作品なのかと思いきや、
製作にもきっちり絡んできている。
まぁ、その方が中国国内でロケもしやすいだろうし、
そもそもマーケティング上でも資金面でも有利だろうからねぇ…。
でも、製作費を前面に出してないところを見ると、
少なくとも「超大作」級の製作費ではないということだろう。
それでも、世界的にそれなり以上の名の知れた俳優を使えてるわけだから、
世界市場にもきっちり訴求できる作品を作ってきたということだろう。

ただし、内容はいたってフツーのアクション映画、
ガンアクションが無いという意味ではワシ好みではあるが、
長回しがそんなに無いので特段すごいことやってる感は無い。

日本という小さいマーケットで満足しきっている日本の大多数の映画人も、
たまにはこのぐらいの大きいことを考え、
実行するぐらいの器を備えてもらいたいものである。

映画 『野火』(☆☆☆☆)

ワシも、今作の原作と出会ったのは高校の頃(しかも教科書)でした。
エゲツない描写が印象的でしたが、
アレが前線の真実だったことは、
水木しげるのマンガからもよく知られていることである。
冒頭の部隊と病院の行ったり来たりは、一見実に滑稽である。
しかし、前線は肺病なんて撒き散らされたら困るから当然病院に回すし、
病院はというと「名誉の負傷」者を治療(と言っていいか甚だ怪しいが)に大忙しで、
外見上問題の無い肺病患者を置いておく場所など無いのである。
そのうち、病院は機銃掃射で壊滅し、主人公の田村(塚本晋也)は、
食料を求めて前線を彷徨う羽目になるのである。

旧日本軍は、異常な軍隊である。
兵士に死ねと教育する。
平気で飢えさせた上に、精神論で解決しようとする。
ゆえに兵站をシャレにならないほど軽視する。
前線の状況を無視した作戦を立て、
成功しなかったら前線の責任にする。
もう、体質が完全にブラックである。
しかも、いまだにその体質が改まっていないのである。
「戦争やりたがってる」とか、「生き証人がもういなくなってしまう」とか、
そういうことではなく、
ワシはそういう視点から実に今日的というか、
なまじその「軍隊式」で高度成長期を駆け抜けてしまったがゆえに、
より一層「軍隊式」が定着してしまった現代企業社会を
痛烈に風刺しているとも言えるのである。
最近の話で言えば、東芝が粉飾決算に手を染めた理由に
「少子高齢化」を挙げていたことであろう。
では、その少子化が進行していた頃、東芝は家庭のよき夫である男性社員を、
よき妻とセックスさせるために家に帰していたんだろうか
(ずいぶんと直截に書いてしまったが…)。
つまり、少子化の片棒を自ら担いでおいて、
それがゆえに企業実績が下がったと彼らは言い立てているのである。

閑話休題。
今作の描写は実にグロい。
とはいえ、原作も充分グロいし、そこが本質ではないと思うのだ。
人肉食を扱った映画は過去にも観ているし、
生きるためには食わなければならない以上、
故あらば食ってしまうわけである。
田村が前線ですれ違う兵士はいろいろである。
しかし、その多くは人殺しなど経験していない人々なのである。
目の前で敵とはいえ人を殺し、味方が死に行く姿を見、
自らの死の恐怖と向き合いながら日々を過ごすのである。
精神を病む者もいるし、痛みに苦しむ者もいる。
また、前述の通り彼らは日々飢えているのである。
略奪や、仲間内での食料の奪い合いも常態化してるであろう。
そんな極限の状態に追い込んでいる軍のお偉方は、
東京でのうのうと暮らし、「まだ戦争は継続可能だ」と日々吠えているのである。
もちろん、そうやって俯瞰で見て前線のむごたらしさに思いを致すのも良いし、
もっとミクロな視点で、
生きるとはどういうことなのかということに思いを致すのも良いだろう。
アメリカでは、こういった前線での経験を持って大統領になる人もいる
(その上で「世界の警察」をやっていたわけではあるが…)。
「戦争をしないために」と言っている現代のお偉方は、
戦場の現実がわかっていて言ってるのだろうか…。

映画 『ラスト・リベンジ』(☆☆☆)

古典的なベテランと若手のバディ・ムービーではあるが、
古典的であるがゆえにひねりを加えてある。
ベテランの方が認知症なのである。
コレはなかなかに今日的な命題であり、
昨今アメリカでも「生涯現役」なお年寄りが増えてるんだとか。
しかし、今作の舞台はCIAである。
情報とは記録であり記憶なのであるから、
そうそう簡単に認知症の老人には任せられまい。
とはいえ、因縁のつけ方や敵にたどり着くまでのアプローチも、
年をとったがゆえであるわけだから、決してとってつけたような設定とも言えない。
しかし、その設定が充分に機能してるかというと、ややビミョー。
わりと軽度であるとエクスキューズしてあるせいか、
正直ど忘れとそう変わらないレベルなのだ
(とはいえ、そのど忘れで話がひと転がりするわけだが)。
あとは、あのラストである。
原題に関わることなので詳しくは言えないのだが、
あそこまで盛り上げておいて、アレはちょっと無いような気が…。
「竜頭蛇尾」な作品。

映画 『人生スイッチ』(☆☆☆)

ふとしたきっかけで人生が転落するという短編のオムニバス構成。
とはいえ最初の「おかえし」は、
ドイツで実際にあった飛行機ついらくじこをほうふつとさせる内容で
(今作が2014年公開なので、今作に罪はないのだが)、
正直笑えなかった。
2本目の「おもてなし」は、ウェイトレスの仇だったはずの男を、
気がつけば全然関係ないはずの女店主の方が積極的に殺そうとする。
女店主には、何か鬱屈したものでもあったんだろうか。
もちろん短編なので、そういった深い描写はないのだが、
そういう意味では想像をかき立てられる作品ではある。
3本目の「エンスト」は、冒頭の流れだけ見ればどっちもどっちなのだが、
怒りがあそこまで発展し、そしてあの結末。皮肉たっぷりである。
4本目の「ヒーローになるために」も、怒りがきっかけ。
でも、駐禁取り締まり業者が私企業としてあのように暴走
(かどうか本当のところは不明なのだが)するんだとすると、
このテの取り締まりを安易に民間に委託するべきではないように思われる
(今作の主人公は、完全にやりすぎではあるが…)。
5本目の「愚息」は、悪いこと(轢き逃げ)したのはタイトルの通り愚息なのだが、
他の大人たちが揃いも揃ってカネの亡者。
弁護士は弁護報酬欲しい。
検事はこの機にワイロで私服こやしたい。
愚息の身代わりになった老庭師にだって家族がある。
父親は報酬ケチりたい。
母親はなんとか息子救いたい。
ウソをつき通すのも大変なのである。
最後の「ハッピーウェディング」が、格段にエゲツない。
幸せな結婚式のはずが、
新郎の元カノがその結婚式に参加してて、
しかも新郎はあろうことか会場でまた元カノと良い感じ出してる。
しかも婚前交渉があったと聞いた新婦は、式場から飛び出し屋上へ。
死んでやろうかと思ったその時、背後に喫煙中のシェフが…。
新婦を追って屋上に来た新郎の前で新婦は…。
あとはもう、ご想像にお任せします。
まぁ、日本と違って性が奔放なアルゼンチンの映画ですから、察してやってください。
日本と少々笑いのツボが違うので、素直に勧められる映画ではないが、
いろんなお笑いを見られるという意味では、なかなかに興味深い作品と言えるだろう。

「新・中央競馬予想戦記」 2015-07-26

福島09R 栗子特別(3上500万下 芝中 ①点)
  ◎ ⑥ロジダーリング
  ○ ⑪ナイアガラモンロー
  ▲ ⑤マイネルスパーブ
  △ ⑫ディアデルレイ

福島10R 横手特別(3上1000万下 D中 2点)
  ◎ ⑧ロジテール
  ○ ⑫リアルエンブレム
  ▲ ③ダイナミックウオー

福島11R 福島テレビOP(3上OP 芝中)
  ◎ ⑥ミナレット        惜しい競馬続く
  ○ ⑪ドリームバスケット   持ち時計は充分
  ▲ ③インパルスヒーロー   実績は上位
  △ ④ヒストリカル       鞍上にも期待

中京09R 渥美特別(3上500万下 芝中 1点)
  ◎ ⑫ビップレボルシオン
  ○ ⑪スティーグリッツ
  ▲ ⑦エイシンアロンジー

中京10R 香嵐渓特別(3上1000万下 D短 ①点)
  ◎ ⑩ボクノナオミ
  ○ ⑬サウススターマン
  ▲ ⑧サンレーン
  △ ⑭スペシャルギフト

中京11R 中京記念(3上GⅢ 芝短)
  ◎ ⑥スマートオリオン
  ○ ⑦ゴールドベル
  ▲ ④オリービン
  △ ①アルマディヴァン
 本命は、前走OP戦を勝った⑥。
 芝1600mは初めてだが、安定感もあるし鞍上も頼もしい。今回は連勝機と見る。
 対抗には、中京コース3勝と得意にしている⑦。
 昇級初戦ということもあり、斤量に恵まれているのもポイント。
 3番手には、休み明けを無難にこなした④。
 左回りに良績が無いのが不安ではあるが、
 この馬を良く知る鞍上がなんとかしてくれるものと期待したい。
 あとは、中京実績組から距離実績の高い①を押さえておく。

函館10R 松前特別(3上1000万下 芝中 1点)
  ◎ ⑧インナーアージ
  ○ ⑥レイヌドネージュ
  ▲ ④メイクアップ

函館11R 函館2歳S(2歳GⅢ 芝短)
  ◎ ⑪メジャータイフーン
  ○ ⑥ヒルダ
  ▲ ⑨ブランボヌール

函館12R 潮騒特別(3上1000万下 芝短 2点)
  ◎ ①オオタニジムチョウ
  ○ ③マイネルエスパス
  ▲ ⑦アンブリカル
  △ ⑫フリーアズバード

「新・中央競馬予想戦記」 2015-07-25

7/18の結果
 5勝(郡山特別、安達太良S、タイランドC、インディアトロフィー、臥牛山特別) 4敗
  回収率 80.9%

7/19の結果
 2勝(南相馬特別、北海ハンデキャップ) 1分(フィリピントロフィー) 8敗
  回収率 25.2%
  年間回収率 63.3%
  通算回収率 72.0%

予想自体は全くダメ、ということではないんだが、
まず上位3頭の印の打ち方が悪いのか、
本命1点買いでは数字がどうしても伸びてこない。
でも、この選定が難しいわけで、最後はやっぱり感性勝負になるんでしょうかねぇ…。
7/25、7/26の買い方は以下の通り。
 福島:条件戦=単勝 OP以上=枠連
 中京:条件戦=複勝 OP以上=馬連
 函館:条件戦=複勝 OP以上=馬連

福島09R 三陸特別(3上500万下 D中 ①点)
  ◎ ⑦レレマーマ
  ○ ①ラテラス
  ▲ ⑧ギンガメテオール

福島10R いわき特別(3上1000万下 芝中 ①点)
  ◎ ⑧マイネオーラム
  ○ ⑪フェイマスエンド
  ▲ ④フジマサエンペラー
  △ ⑨タブレットピーシー

福島11R 白河特別(3上1000万下 芝短 1点)
  ◎ ⑥マンハッタンヘンジ
  ○ ⑤ゴールドペガサス
  ▲ ③ファンデルワールス

中京09R 中京2歳S(2歳OP 芝短)
  ◎ ④ウインクルサルーテ
  ○ ⑨シュウジ
  ▲ ②タガノミルキー

中京10R 知多特別(3上1000万下 芝短 1点)
  ◎ ⑯ラッフォルツァート
  ○ ⑮トウショウピスト
  ▲ ⑤ブリクスト

中京11R 桶狭間S(3上1600万下 D短 ①点)
  ◎ ⑮フミノファルコン
  ○ ⑤ドニカナルボーイ
  ▲ ⑬サウンドアドバイス

函館10R 横津岳特別(3上500万下 芝長 ①点)
  ◎ ⑨ペンタトニック
  ○ ⑧ザトゥルーエアー
  ▲ ①アグネスマクシム

函館11R 函館日刊スポーツ杯(3上1600万下 芝短 ①点)
  ◎ ⑪エポワス
  ○ ④スリーカーニバル
  ▲ ⑨ユキノアイオロス
  △ ②オメガヴァンデッタ

函館12R 駒場特別(3上1000万下 D中 ①点)
  ◎ ①キャンバス
  ○ ⑬ミキノハルモニー
  ▲ ②ブレーヴマン

映画 『パージ』(☆☆☆)

「鳴かぬなら 捨ててしまおう ホトトギス」が『姥捨て山』とするならば、
今作は「鳴かぬなら 殺してしまう ホトトギス」と言っていいだろう。

「万民を救う法など存在しない」というのがワシの考え方です。
だとすれば、為政者から見てより多くの者の利益を守ろうとする。
だからこそ、少数者である若者だって、
選挙に行ったり、デモやったりして声を上げないと、
人数も、資金力もある年寄りにかないっこないのである。
若者は、自らの価値をもっと切実にアピールする必要があるのである。
さもなければ、「生産力のない貧乏人は、殺してもいい」的な、
今作のような世界が本当に現出したっておかしくないのである
(当然、今作の考え方は相当飛躍しているが…)。
だいたい、今作の世界観は実際日本でも決して笑えないわけである。
隣人トラブル、気に入らない上司、福祉問題、1%vs99%…。
卑近なところから世界全体を覆わんばかりの格差問題まで、
ある意味いっぺんに解決できるわけである
(もちろん、全体の生産力は減り続けるだろうが…)。
ただし、それ一辺倒では、
今作は単なるFPSみたいな殺し合いしかなくなってしまうので、
ある家(しかも、実はこの法律のおかげで儲かっている家)が、
のうのうとやり過ごそうと思ったら、
その中の一人が仏心出したばっかりに、
このとんでもない無法地帯に投げ出されてしまうという、
えげつない話に仕上げているのだ。
あとは、アメリカ映画お得意の「家族の物語」に仕立てて、
B級アクション映画みたいなエンディングを用意するだけのお手軽な仕事で、
クライマックスもひと捻りあるもののまぁ読めてしまう部類のもの。
後日談のえげつなさもなかなかのもので、
「汝の隣人を愛せよ」っていう言葉がむなしく聞こえるほど。

とはいえ、いろんな意味で非常にアメリカらしい映画で、
「力なき正義」というものについて改めて考えさせられる作品であり、
現実に直面した時の小市民の立ち回り方を改めて思い知らされる作品。
今作を観て身につまされるものがあるあなたは、
現状にうっ屈してるってことかも…。

「新・中央競馬予想戦記」 2015-07-19

福島09R 南相馬特別(3上500万下 芝中 1点)
  ◎ ②パリカラノテガミ
  ○ ④ウインインスパイア
  ▲ ⑫スパーブデイ

福島10R 鶴ヶ城特別(3上1000万下 D短 1点)
  ◎ ⑯タッチシタイ
  ○ ⑬ゼンノヒストリエ
  ▲ ⑤ラピダメンテ

福島11R バーデンバーデンC(3上OP 芝短)
  ◎ ⑤カハラビスティ- 距離実績高い
  ○ ⑪コウヨウアレス   安定感買って
  ▲ ⑧ニンジャ       OPに戻って
  △ ⑦メイショウツガル  持ち時計は優秀

中京09R マカオジョッキークラブトロフィー(3上500万下 芝短 ①点)
  ◎ ⑯シゲルチャグチャグ
  ○ ⑬トウカイセンス
  ▲ ⑧メイショウキリサメ

中京10R シンガポールターフクラブ賞(3上1000万下 芝中 ①点)
  ◎ ⑥キングストーン
  ○ ②ラディウス
  ▲ ⑩トーセンデューク

中京11R ジュライS(3上OP D中)
  ◎ ⑥ベルゲンクライ  中京実績も買い
  ○ ②トゥザレジェンド  連勝の勢いで
  ▲ ⑩サウンドトゥルー 左回りは向く

中京12R フィリピントロフィー(3上1000万下 芝短 2点)
  ◎ ⑫ラブローレル
  ○ ⑭ケイアイユニコーン
  ▲ ⑥タガノザイオン

函館09R 下北半島特別(3上500万下 芝短 2点)
  ◎ ⑤イキオイ
  ○ ⑬アミーキティア
  ▲ ⑫ステイブレイズ

函館10R 渡島特別(3上1000万下 D中 ①点)
  ◎ ③ミキノハルモニー
  ○ ①カンデラ
  ▲ ⑫ライオンズバイツ

函館11R 函館記念(3上GⅢ 芝中)
  ◎ ⑪エアソミュール
  ○ ⑯マイネルミラノ
  ▲ ⑬レッドレイヴン
  △ ⑤ダービーフィズ
 いちおう、良馬場予想です。
 本命は、トップハンデでも近走内容の良い⑪。
 函館実績もあるし、なんといっても鞍上が頼もしい。
 対抗は、前哨戦を勝って勢いに乗る⑯。
 斤量は、若干見込まれた感じもあるが、勢いでカバーできるのではと見ている。
 3番手には、もどかしい内容が続く⑬。
 前走の結果だけ見ると、⑯以上に斤量的には見込まれている感はあるが、
 前走より1㎏減で出られると見ることもできるので、今回は要見直しとする。
 あとは、ココまで外枠の馬ばかりなので、バランスを取るという意味でも、
 頼れる岩田騎手&恵量54kgで出走できる⑤を押さえておく。

函館12R 北海ハンデキャップ(3上1000万下 芝長 1点)
  ◎ ⑩ヤマイチパートナー
  ○ ⑨サトノメサイア
  ▲ ⑪シークレットパス

映画 『群盗』(☆☆☆☆)

韓国の時代ものと思って観に行ったら、
中身は『水滸伝』チックな無頼漢の集まりだし、
それでいてガトリング砲とか出てきて西部劇っぽくもあるし、
とってもエンタメエンタメしてて面白い作品。
かといって、そこまで西部劇を意識してないのか、
ガトリング砲以外の銃器が活躍する機会が無いのが、むしろ好印象
(『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』は、逆にあまりにも西部劇意識しすぎて、
源平合戦に銃器を持ち込むというムチャクチャをしてる点がアレなんだが…)。
出来が良過ぎて、「どうせ章立てにするんだったら、連続ドラマで観たい」ぐらい。
そうでないと、あのキャラの立ちまくったラスボスに、
主人公ら群盗がまずキャラ的に太刀打ちできないのだ。
とにかくこのラスボスが憎たらしいほどに強い。
それでいて、キッチリ悲哀を漂わせるっていう、愛すべき悪役に仕上がっているのだ。
いっそ、時間の制約がある映画にするんだったら、
このラスボス視点で作った方が面白かったんじゃないかなぁ。
男臭い作品であり、オスを刺激する、一見の価値ある作品である。

映画 『キャノンレース』(☆☆)

純粋にカーアクションだけ見れば及第点以上の出来ではあるが
(86に乗るTTが無駄にドリフトしまくるのには辟易するが…)、
ストーリーラインがブレブレで、感動させたいのか笑わせたいのか、
最後まで迷走してる感がある。
カーアクションに振るんなら、往年の『キャノンボール』みたいに、
徹底的にお笑い方向に振っても良かったし(それだとかち合ってしまうんだが…)、
感動させるんなら最後のシーンはホントに蛇足だし、
だいいちキャラの作り込みが浅過ぎ。
『ニード・フォー・スピード』みたいなブルジョアな作品にはない、
旧車ならではの手がかかる部分とかもそれなりに表現してて、
味わいのある作品ではあるんだが、ストーリーがそれを邪魔してるのが、
どうにもいただけない作品。もったいない。

「新・中央競馬予想戦記」 2015-07-18

7/11の結果
 5勝(松島特別、茶臼山高原特別、尾頭山特別、立待岬特別、五稜郭S)
 1分(噴火湾特別) 3敗
  回収率 89.0%

7/12の結果
 1勝(かもめ島特別) 2分(八雲特別、マリーンS) 7敗
  回収率 32.9%
  年間回収率 64.1%
  通算回収率 72.0%

やはりと言うべきか、「妙光院効果」は1週限り。
神頼みとかするな、ということでしょうね
(別のところで効果を見せてる、というのもあるが…)。
とはいえ、ひとまず建て直しの手段がないので、
今まで通り地道にがんばっていくしかないようですね、とほほ…。
7/18、7/19の買い方は以下の通りです。
 福島:条件戦=複勝 OP以上=枠連
 中京:条件戦=複勝 OP以上=枠連
 函館:条件戦=複勝 OP以上=枠連

福島09R 郡山特別(3上500万下 芝短 1点)
  ◎ ⑫エリーティアラ
  ○ ④カカリア
  ▲ ⑪グレンデール

福島10R 信夫山特別(3上1000万下 芝長 ①点)
  ◎ ⑦レイズアスピリット
  ○ ⑧マイネルテンクウ
  ▲ ⑨ナンヨーケンゴー

福島11R 安達太良S(3上1600万下 D中 ①点)
  ◎ ⑧ロワジャルダン
  ○ ⑮トミケンユークアイ
  ▲ ⑨ブラインドサイド

中京09R タイランドC(3上500万下 芝短 1点)
  ◎ ⑬リーサルウェポン
  ○ ⑨ダークブルー
  ▲ ⑮ネオヴィクトリア

中京10R インディアトロフィー(3上1000万下 D中 1点)
  ◎ ⑮プリンスダム
  ○ ⑧フリークエンシー
  ▲ ⑫トゥヴァビエン

中京11R マレーシアC(3上1600万下 芝中 2点)
  ◎ ⑨エーシンハクリュー
  ○ ⑰ライズトゥフェイム
  ▲ ⑦アズマシャトル
  △ ③マローブルー

函館10R 臥牛山特別(3上500万下 芝中 2点)
  ◎ ⑤ツクバアズマオー
  ○ ②レッドルモンド
  ▲ ①ギブアンドテイク

函館11R STV杯(3上1000万下 芝短 1点)
  ◎ ⑨ブラヴィッシモ
  ○ ④トロピカルガーデン
  ▲ ⑧マジックシャトル

函館12R 湯浜特別(3上500万下 芝中 1点)
  ◎ ⑭ツクバアスナロ
  ○ ⑬サブトゥエンティ
  ▲ ②エアルシアン

映画 『アリのままでいたい』(☆☆☆)

ナレーションが邪魔なのはある程度仕方ないとして、
「地獄のミサワ」のアニメがかなり邪魔。
上映スケジュールなどを考えても(レイトショー設定なし)、
基本的には子ども寄りの作品なのだろう。

しかし、やはり昆虫の造形の美しさと、
世界中で日本人しか愛でないとさえ言われる「虫の音」の美しさには、
やはり感服させられる。
あの美しさを、彼らは進化の過程で手に入れたのだから、
生命の神秘を感じずにはいられない。

とはいえ、やはりBBC系のネイチャードキュメンタリーのように、
大人の鑑賞にも堪える作品にしてもらいたかった。

映画 『シグナル』(☆)

このテの特殊能力系って(近作では『ストレイヤーズ・クロニクル』もそうだが)
その特殊能力の使いどころがひとつの見せ場だと思うんです。
ところが今作ときたら、特殊能力獲得の経緯から、
その使いどころ、そして彼らが選ばれた理由に至るまで、ほぼ全部不明。
クライマックスで、男二人の能力は明かされるが、
残る女性に至っては、その能力すら明かされることなし。
不親切を通り越して、完全に投げっぱなし。
最後までモヤモヤさせられっぱなしの上に、展開自体はわりと単調で正直眠いし、
いいとこなしの作品。タダ券で観て正解だった作品。

「新・中央競馬予想戦記」 2015-07-12

福島09R 織姫賞(3上500万下 芝中 3点)
  ◎ ②ファインドヌーヴ
  ○ ⑮ゴールデンハーブ
  ▲ ⑯キネオダンサー

福島10R 天の川賞(3上1000万下 D中 1点)
  ◎ ⑥リッカルド
  ○ ③エビスグレイト
  ▲ ⑩シュミット

福島11R 七夕賞(3上GⅢ 芝中)
  ◎ ⑥レコンダイト
  ○ ⑪グランデッツァ
  ▲ ②アルフレード
 このレースに関しては、もっと「波乱含み」な予想をしても良いんだろうけど、
 やり慣れないことやっても、あまりいいことが無いので、ワシはフツーの予想で。
 本命は、近走内容充実の⑥。
 持ち時計の遅さは気になるが、芝2000m(3-0-1-2)と相性自体は悪くなさそうだし、
 なんと言っても鞍上が良い。
 対抗は、相手なりには走る⑪。
 裏を返せば相手なりにしか走れないのだが、
 今回は前に行けるのがプラスになるので、勝ち負けになると見ている。
 3番手には、複調気配の②。
 いちおうGⅠ馬でもあるので、勝負強さは買えると見るが…。

福島12R 彦星賞(3上500万下 芝短 ①点)
  ◎ ⑦ゴールドシャンティ
  ○ ⑧アルマクレヨン
  ▲ ⑩マンハッタンヘンジ

中京09R 清州特別(3上500万下 芝短 1点)
  ◎ ⑤オメガタックスマン
  ○ ⑯ノボリレジェンド
  ▲ ③トウシンムサシ

中京10R 有松特別(3上1000万下 芝短 ①点)
  ◎ ⑯ムーンクレスト
  ○ ③ドラゴンストリート
  ▲ ⑥メラグラーナ

中京11R プロキオンS(3上GⅢ D短)
  ◎ ⑫エアハリファ
  ○ ⑥コーリンベリー
  ▲ ⑤レッドアルヴィス
  △ ④タガノトネール
 本命は、久しぶりでも連対率の高い⑫から。
 中央競馬での実績は上位だし、左回り(3-2-0-0)と相性も良いのがウリである。
 対抗には、連勝中と勢いに乗る⑥。
 これも安定感があるし、D1400m(4-1-0-1)と相性がいい距離なのもポイント。
 3番手には、休み明けの前走を勝ってココに挑む⑤。
 鞍上もダート向きだし、重賞実績もあるので逆転の目は充分にある。
 あとは、持ち時計が優秀な④あたりが見逃せない。

函館10R 八雲特別(3上500万下 芝中 ①点)
  ◎ ⑦ブレストウィック
  ○ ③オールステイ
  ▲ ⑤ドリームチェイサー
  △ ⑥ストリートオベロン

函館11R マリーンS(3上OP D中)
  ◎ ③ジェベルムーサ  連勝機
  ○ ⑨ヒラボクプリンス  函館実績買って
  ▲ ⑪オールブラックス 斤量恵まれた
  △ ⑥ソーミラキュラス  勢い侮れず

函館12R かもめ島特別(3上1000万下 芝中 ①点)
  ◎ ⑥アカネイロ
  ○ ①ハツガツオ
  ▲ ②ミラクルラヴィ

「新・中央競馬予想戦記」 2015-07-11

7/4の結果
 2勝(猪苗代特別、テレビユー福島賞) 1分(雄国沼特別) 6敗
  回収率 30.0%

7/5の結果
 4勝(種市特別、さくらんぼ特別、ラジオNIKKEI賞CBC賞) 5敗
  回収率 102.4%
  年間回収率 64.6%
  通算回収率 72.1%

さっそく、妙光院効果がちょっとだけ出たのか、
両重賞をゲットできました。
コレで打ち止め…、とはいかないで欲しいわけでありますが、
そう簡単にはいかないでしょうねぇ…。
7/11、7/12の買い方は以下の通り。
 福島:条件戦=単勝 OP以上=枠連
 中京:条件戦=複勝 OP以上=枠連
 函館:条件戦=複勝 OP以上=ワイド

福島09R 開成山特別(3上500万下 芝長 1点)
  ◎ ⑪スペキュロス
  ○ ⑩ゴールドメイン
  ▲ ⑤アグネスドリーム

福島10R 松島特別(3上1000万下 芝中 ①点)
  ◎ ①ダイワリベラル
  ○ ⑧マイネクレヴィル
  ▲ ④アドマイヤカーリン
  △ ⑨イタリアンネオ

福島11R 阿武隈S(3上1600万下 芝中 1点)
  ◎ ③オコレマルーナ
  ○ ④パシャドーラ
  ▲ ⑪ケイティープライド

中京09R 茶臼山高原特別(3上500万下 芝中 ①点)
  ◎ ②スティーグリッツ
  ○ ⑦トーセンビクトリー
  ▲ ⑨トウキョウタフガイ
  △ ⑤タイセイアプローズ

中京10R 尾頭橋特別(3上1000万下 D短 ①点)
  ◎ ⑨ブルドッグボス
  ○ ⑩パイメイメイ
  ▲ ⑭カネトシビバーチェ

中京11R 豊明S(3上1600万下 芝短 1点)
  ◎ ⑤フロアクラフト
  ○ ⑱ゴールドベル
  ▲ ④サトノキングリー
  △ ⑥アイライン

函館10R 立待岬特別(3上500万下 芝短 1点)
  ◎ ⑪ヴァイサーリッター
  ○ ⑨エクシードリミッツ
  ▲ ⑤ダイワプロパー

函館11R 五稜郭S(3上1600万下 芝中 1点)
  ◎ ④レッドルーファス
  ○ ⑫マテンロウボス
  ▲ ⑤パンズーム

函館12R 噴火湾特別(3上1000万下 D短 2点)
  ◎ ②ジョリーアップ
  ○ ④トウショウデュエル
  ▲ ①オルフィーク

映画 『ターミネーター:新起動/ジェニシス』(☆☆☆)

出来のいい映画だとは思うんだけど、
正直あまりいい点数を付けたくない。
理由は単純で、「やっぱり続編作るんだ…」だから
(まぁ、こんなドル箱そうそう簡単に手放さないだろうけど)。
しかし、今作で見られるような「並行する未来」
(『ドラゴンボール』でも「セル編」で使ってたけど)という手法は、
今までの流れをあっさり断ち切って結局のところなんでもアリにしてしまうという点で、
良くも悪くも実に都合のいい手法であると言える
(だからこその『新起動』なんだろうけど…)。

今作の話の流れは、単純に言えば『ターミネーター2』の焼き直しであり、
この流れ(歴史の分岐点で未来から送られてきたターミネーターと人間が戦う)を
おそらく今後も続けるだけにしか見えないという意味では、
どんでん返しでもなんでもないというか、
単に危機を演出してその都度止めるだけ。
サラ・コナーが「おじさん」と呼ぶT-800(アーノルド・シュワルツェネッガー)を
送った張本人が誰かという謎は残るものの、
1973年(サラ・コナー9歳)にT-800を送ったことで歴史のレールが変わったと考えれば、
悪い言い方をすればもう永久ループの完成である。
だからこそ、今作で決着つけて欲しかったんだけど、
クライマックスのあの流れとかを見ると、
『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』と同じく、
2017年(今作の主な舞台)から始まる「シンギュラリティ」で
新シリーズが構成されるだけにしか見えないわけである。
ただ、昨年の『トランセンデンス』以降、
ハリウッドは「シンギュラリティ」を意識した作品を、
このようにいくつも送り出していることから見ても、
アメリカのSF界では「シンギュラリティ」に対して危機感でもないが、
一つの潮流になりつつあるのを改めて感じた。
そういう意味では、同時期公開ということもあるが
『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』と観比べるのも悪くないか
(ワシはやらんけどね)。

「新・中央競馬予想戦記」2015年第6開催&上半期を振り返って

1週食い込んでしまいましたが、
前開催の振り返りと、上半期の振り返りをやって行こうと思います。

①6/27、6/28の結果
 (1)6/27の結果
  4勝(八ヶ岳特別、出石特別、湯川特別、大沼S) 1分(夏至S) 5敗
   回収率 93.3%
 (2)6/28の結果
  1勝(リボン賞) 10敗
   回収率 14.2%
   年間回収率 65.6%
   通算回収率 72.1%

②第6開催を振り返って
 (1)ダートは明暗クッキリ
  (全体:21戦51.9% 短:14戦19.3% 中長:7戦150.0%)
 (2)500万下が珍しく良かった(馬券買ってないけど…)
  (16戦通算 104.4%)
 (3)相変わらずOP戦がよろしくないねぇ…
  (5戦通算 26.7%)
 (4)今開催も阪神コースが乗って来ない…
  (26戦通算 52.4%)
 (5)開催回収率は、63.2%と今年の水準としてはいちおう平均的でした。

③上半期を振り返って(データ編)
 (1)年齢別
  ○3歳限定戦:93戦通算 60.6%
  ○3歳以上戦:63戦通算 66.9%
  ○4歳以上戦:298戦通算 70.0%
 (2)条件別
  ○500万下:99戦通算 68.0%
  ○1000万下:130戦通算 79.7%
  ○1600万下:92戦通算 77.1%
  ○オープン戦:65戦通算 59.0%
  ○重賞全体:68戦通算 62.4%
   ・:35戦通算 46.0%
   ・:21戦通算 105.6%
   ・:12戦通算 42.7%
 (3)馬場別
  ○芝全体:323戦通算 71.7%
   ・短距離:146戦通算 49.4%
   ・中距離:133戦通算 83.0%
   ・長距離:44戦通算 79.0%
  ○ダート全体:122戦通算 74.9%
   ・短距離:65戦通算 72.3%
   ・中長距離:57戦通算 78.7%
 (4)競馬場別
  ○中山競馬場:80戦通算 67.7%
  ○東京競馬場:94戦通算 78.0%
  ○京都競馬場:93戦通算 56.7%
  ○阪神競馬場:78戦通算 43.2%
  ○福島競馬場:18戦通算 25.5%
  ○新潟競馬場:24戦通算 81.3%
  ○中京競馬場:31戦通算 62.7%
  ○小倉競馬場:24戦通算 51.9%
  ○函館競馬場:12戦通算 81.1%

④上半期を振り返って(総括編)
  上半期68.4%と史上最悪だった去年の上半期を下回る
  65.6%で折り返す2015年。
  とはいえ、今年は早々にOP以上しか実馬券は買ってないので、
  財布のダメージ的には去年より若干軽くなってる(はず…)。
  しかし、何が悪言って、阪神競馬場が悪い。
  わざわざ出向いてみたら、GⅠ開催日のせいか、
  あの「見るも無残なスタート」すらまともに見られないありさま。
  そのかわり、競馬界のパワースポット「神戸妙光院」にお参りに行ったから、
  下半期は少しは好転する(といいなぁ…)。
  あとは、数字的には福島競馬場と小倉競馬場かな。
  夏競馬を占う上で、この辺りは重要なので、なんとかなってくれるといいなぁ…。

2015 ユウマ的上半期(1週遅れたが)映画評価総覧

7月に1週間ほど食い込みましたが、
2015年上半期の復習という意味も含めて、☆分布などをざっくりとチェック。
(☆=1作品 ★=5作品 7月8日現在)

星5つ
 ・トラッシュ!-この街が輝く日まで-
 ・KANO~1931海の向こうの甲子園~
 ・みんなの学校

星4つ
 ★★★★★☆☆☆☆

星3つ
 ★★★★★★★★★★★★☆

星2つ
 ★★★☆

星1つ
 ・アマゾン大冒険~世界最大のジャングルを探検しよう!~
 ・エイプリルフールズ
 ・ブライド・ウエポン
 ・明烏 あけがらす
 ・マッド・ガンズ

去年より上半期の振り返りが実質2週間遅くなったが、
鑑賞数は記念の振り返り時の108本から114本と,
同水準かやや減といったところ。
1館減と選別が多少進んだ結果といえるだろうか。
とはいえ、「星5つ」は去年上半期の4本からさらに減って3本。
しかも、1本はドキュメンタリー(これが上半期最高作と言っていいんだが)の
『みんなの学校』。
こういう取り組みは、もっと広まった方がいいと、ワシは思うので、
電波の意味も込めてプッシュしたいと思うわけであります。
「星5つ」の残り2作品も、若者が主人公の作品であり、
「若者が元気な国は活力があっていい、と思える作品が上位を占める格好となった。

一方の「星1つ」も、去年上半期の9本から減って5本。
そういう意味では選別が進んだといえるだろうが、
現状の最低賞候補が邦画の『エイプリルフールズ」というのが情けない。
キャストは豪華だが、脚本がタイトル通りの「ウソ」だらけで、
端々に考証の甘さが露呈するつくりの甘さが致命的で、
しかも物語を盛り上げるための「ウソ」も作りこみが甘いと来ている。
新年度開始早々ひどいものを見せられた、としか言いようがない作品でした。

7月11日週鑑賞予定(札幌地区)の作品は以下の4作。
・ターミネーター新起動
 一見、シュワちゃん使いたくて今までの流れぶっ壊したようにも見えるが、
 それで終わるようではこの企画は通らないだろう。
 キャメロンが言うような「どんでん返し」に期待したい。
・アリのままでいたい
 このテの作品は動物系が多かったが、今作は昆虫のみをフィーチャーした作品。
 国産なのがやや不安ではあるが、
 それだけ身近な昆虫だともいえるので、期待したい。
・シグナル
 特殊能力系は『ストレイヤーズ・クロニクル」でしくじってるだけに、
 話の展開のさせ方に注目したい。
・群盗
 韓国の武侠モノといった感じの作品。
 アクションには定評のある韓国映画だけに、注目である。

映画 『オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分』(☆☆☆☆)

便利な時代になったもので、
今やハンズフリー通話などは特別な道具がなくても、
車に備え付けのオーディオ(もちろん全てではないが)と
スマホさえあれば簡単にできてしまう。
そして、電話でいろんなものを得たり失ったりするのも現代である
(卑近な例で言えば、株取引だろうが)。
今作は、全編一人の男(トム・ハーディ)と
電話の向こうの人物との会話によって進行する。
建築現場の監督であるその男は、
その日の仕事を終えると自家用車に乗って車をロンドンに走らせる。
出発地は明示されていないが、ロンドンまで高速道路で90分ほどの都市
(途中通過する街の名前からノーザンプトンあたりと推測される)から、
彼はある重要な用事のために車を走らせたのだ。
それは、自らの職務と家庭をなげうつほど、彼には大切な用事だったのだ。
彼の電話の相手は、職場の上司や同僚、
ロンドンにいる女性と、彼女がいる病院の医師や看護婦、
そして彼の家族。
彼は、一夜の過ちから女性を妊娠させ、
しかもその夜急遽出産することになったのだ
(2ヶ月早く破水したというから、相当な早産である)。
しかも、胎児の首にはへその緒が巻きついており、胎児は危険な状態である。
病院にいる彼女は、不安で不安でたまらないから
彼に何度も電話をかけてくる。
そのために彼は、翌朝の大事なコンクリート流し込みに立ち会えなくなってしまった
(50階建ビルの基礎工事なのだから、そりゃ大事だろう)。
彼は同僚に全てを託すべくあれこれ指図するが、
このことを聞きつけた上司に「無責任」ということで解雇を命じられる
(そりゃ、いくら同僚ったって一作業員の手に終える内容じゃなさそうだしね)。
しかもその日、彼は家族とサッカーの試合を一緒に家で見る約束もしていた。
奥さんまでユニフォームを着てるぐらいだから、
家族の大イベントになるに違いなかった。
そんなところに、ダンナから「オレ、浮気して妊娠させた」とか言われたら、
そりゃ奥さんショックだわなぁ
(そしてそこから1時間そこそこで「別れましょう。もう帰ってこないで」
まで行っちゃうのも欧米らしいわけだが…)。
しかし、彼にはここまで思い切った行動に出る理由があったのである。
彼と、彼の父(どうやら故人)との確執である。
家庭を顧みることのなかった彼の父。
そんな父親に対する反抗のつもりだったのだろう。
「自分の犯した過ちは、自分でケリをつける」とばかりに、である。

今作は、「高速道路」という一方通行の道が舞台であるとも言える
(最近の日本じゃ、必ずしも一方通行とは言えないようだが)。
彼は、高速道路に乗った時点である程度覚悟していたのではないだろうか。
もう、あの幸せな日々には戻れない。
でも、それは自らが犯した過ちゆえである。
道中、家庭に関してはやや楽観的な見通しを立てていたようであるが、
前述のように奥さんにあっさりハシゴを外されたので、
まだ望みは皆無ではないが(ラストの息子からの電話が切ない)、
よりを戻すことはまず無いだろう。
しかし、彼は全てを失ったわけではない。
ある意味では、新たなる旅立ちへの道とも言える。

実に挑戦的な内容で、よくもこれだけの話を
ワンシチュエーションにまとめたものであると、感心させられる。
正直、制作費もそんなにかからなさそうだし、
今後こういう映画が流行るかもしれない、と思わせるいいフォーマットである。
邦画の制作費のレベルは、少なくともアメリカ映画などから見れば、
ほぼ全作「低予算映画」と括られかねないレベルである。
だからこそ、こういう工夫を凝らした映画の登場こそ、
邦画復興の起爆剤になりそうなものなのだが、
今やテレビの世界ですら新しい脚本家が現れない「保守的」な時代である。
第一次安倍内閣で盛んに「再チャレンジ」と叫んでいた時代が懐かしい。
今や「チャレンジ」すら許されないのが、この国なのであるから。

映画 『きみはいい子』(☆☆☆☆)

これから、40代独身、カノジョ無しが、偉そうなこと書きます。

今作で描かれているのは、日本の教育の現場における、
まごうことなきリアルである。
卒業したての教師に、いきなり小学4年の担任をさせる
(まぁ、どの学年でも担任の時点でキツイだろうけど)。
モンスターペアレントに学級崩壊。
さらに今作では、主役級世帯がことごとく片親みたいな状況。
近隣社会が成立していない、上っ面だけのコミュニティ。
DVや認知症、老人による犯罪…。
ワシがこの中で特にフィーチャーしたいのは、
子育ての主体にやはり男親がいないことであろう。
ワシは、究極的にはジェンダーは越えられないと思っているので、
母親が母性だけでなく父性も担保している今の子育ての現場は、
やはり歪んでいると思うわけです。
そうしているのは、多様な働き方を認めず、
残業をよしとする、あるいは残業しないと生活が成立しない、
現代日本社会に問題があると考えられる。
『アベンジャーズ エイジオブウルトロン』(ワシは観に行く予定はないが)の
予告編でも、ホークアイの奥さんが旦那であるホークアイに
「子どもたちには父親が必要なの」と言っているように、
欧米ではそういう教育が一般的なのである。
日本は敗戦からこっち、異常なペースで復興と成長の階段を駆け上がってきた。
その結果、田舎のコミュニティは活力を失い、
都会の寄せ集めコミュニティは今やその脆弱さをあらわにし、
「しつけ」と呼ぶにはあまりにも苛烈な状況が、
世代を通じて再生産されている(この話は、作中にも登場する)。
愛を教えられずに大人になる人がたくさんいるのである。
もちろん、作中ではそれなりにバランスをとってはいるのだが…。

ただし、ワシとしてはあのラストシーンは少々いただけない。
良い面も悪い面もきちんと描いているのに、
肝心のラストで混ぜっ返すようにしてしまったのは、正直どうなんだろうか。
ラストシーンなので、あまり詳しく書けないのだが、
ああいう形で中途半端に希望を残してしまうから、
結局何も前に進まないのではないだろうか。
もちろん、原作のある話なので、原作でもああいう風に描いているのかもしれないが、
なかなか厳しいフリを入れ続けているだけに、
ああいう中途半端な終わり方はやはりどうかと思うのである。

基本的にはよく出来た作品なので、一見の価値はある。

映画 『チャイルド44 森に消えた子供たち』(☆☆☆☆)

少々出来過ぎな内容ではあるが、いちおうフィクションなので許す。
「いちおう」というのは、フィクションとはいえ元になる事件が
当時のソ連で実際にあったからであり、
政府側の対応もまさに今作で描かれている通りだったから。
そういう意味で言えば、主人公のレオ(トム・ハーディ)は、
権力の側にいながら権力の闇を覗いてしまったがゆえに、
紆余曲折を経るわけであるが、
冒頭で妻を売ってしまったらそれこそお話にならないわけで
(その辺の話が最後までこの話のキーになっていくわけだが)、
単純なミステリー作品ではなく、夫婦愛をしっかり描いているという意味でも、
なかなか出来のいい作品と言えるだろう。
ただし、そういう要素が絡んでしまったがゆえに、
ある程度先の読める作品になってしまったことも確かで、
その辺は賛否の分かれるところだろう。

「楽園に殺人は存在しない」という言葉から始まる今作だが、
コレは一種の「安全神話」であり、
日本でも例えば震災前の原発などにそのまま当てはまる言葉と言えるだろう
(再稼動賛成派の頭の中には今でも「安全神話」が生きてるのだろうが)。
それこそ、あの震災前後からの列島の活発な地殻運動などを見るにつけ、
「この国に安全な場所など無い」という思いがいよいよ強くなる。
しかし、再稼動賛成派は「世界最高水準の安全を確保している」と言いつつ、
あの震災以降もその「世界最高の安全水準」以上のエネルギーを持つ
地震などが数例発生しているという事実を秘匿している。
一方の「即時全廃炉」派などの言い分を素直に信じれば、
1基あたり年に1万人、それを40年続けると言われている廃炉作業を、
50基あるすべての原子炉で即時行えと言っているわけである。
つまり、毎年廃炉作業だけで50万人もの雇用(=放射能汚染者)が必要であり、
しかも彼らでさえ燃料棒の捨て場を用意していないのである。
廃炉しようがするまいが、捨て場が必要なのである。
しかし、国からの求めにどこも手を上げないし、
だいいちこの国に安定した地層など、前述の通りまず無いと思っていいわけだから、
国内に捨てる場所など無いのである。

閑話休題。
今作は、国家のルールを逆用してミステリーを仕掛けている。
こういう手法は、日本では時代ものでよく用いられるが、
今作ほどのダイナミズムはさすがに持ち得ないわなぁ。
しかも実在した事件からヒントを得ているだけあって
(しかもロシアで発禁処分になるほどのリアリティ)、
描写の端々に生々しいものを感じさせる。
全体主義国家の恐ろしさを改めて思い知らせてくれる作品である。

「新・中央競馬予想戦記」 2015-07-05

福島09R 種市特別(3上500万下 芝中 ①点)
  ◎ ⑤ウェルブレッド
  ○ ③バルビエール
  ▲ ②マクベスバローズ
  △ ④マインルスパーブ

福島10R さくらんぼ特別(3上1000万下 芝短 1点)
  ◎ ③ダイトウキョウ
  ○ ⑩ゴールドペガサス
  ▲ ⑬アルマエルナト
  △ ⑪ワイルドジョイ

福島11R ラジオNIKKEI賞(3歳GⅢ 芝中)
  ◎ ⑯ロジチャリス
  ○ ③アンビシャス
  ▲ ⑫ミュゼゴースト
 本命は、前走休み明けの自己条件を勝ち上がった⑯。
 4着以下が無い堅実さもさることながら、福島実績があるのもプラスポイント。
 とはいえ、大外枠というのが引っ掛かる。
 対抗には、実力上位の③。
 とはいえ、このレースあんまり実績のない馬が勝つ印象が強いレースで、
 その傾向はハンデ戦になってむしろ強くなった感がある。
 枠順の利があれば逆転の目はあるが、斤量増は間違いなくマイナスポイントだ。
 3番手には、前走惜しい内容だった⑫。
 距離的にはもう少しあった方が良さそうではあるが、
 この馬も相手なりに走れそうな馬なので今回も着を拾ってくるのでは、と見ている。

中京09R 美濃特別(3上500万下 芝中 1点)
  ◎ ①ビップレボルシオン
  ○ ⑩オカホンコー
  ▲ ⑤ゲットアテープ

中京10R 濃尾特別(3上1000万下  D中 ①点)
  ◎ ⑨キングズガード
  ○ ③エクストラゴールド
  ▲ ⑤エアカミュゼ

中京11R CBC賞(3上GⅢ 芝短)
  ◎ ⑨ベステゲシェンク
  ○ ⑥ウリウリ
  ▲ ⑦ダンスディレクター
 本命は、休み明けだが休み前のオーシャンSで惜しい内容だった⑨。
 まだ戦えるところを見せているだけでなく、
 中京コース2戦2勝と相性が良さげなのもプラスポイント。
 対抗には、斤量増で評価落ちの⑥。
 とはいえ、この馬も中京実績があり、しかも前走勝っている。
 近走成績も良く、斤量増はむしろ致し方ないところ。勢いでは負けていない。
 3番手には、安定感のある⑦。
 まだOP実績こそないが、中京コースも悪くないし、鞍上との相性も良い。
 前走モ、着順ほど負けてないので、斤量の減った今回はチャンスありと見る。

函館10R 檜山特別(3上1000万下 D中 1点)
  ◎ ⑩ダテノハクトラ
  ○ ⑫メイショウホウトウ
  ▲ ⑨ヒルノデイバロー

函館11R 巴賞(3上OP 芝中)
  ◎ ⑧レッドレイヴン  実力上位のはず
  ○ ④オツウ       函館実績買って
  ▲ ③エックスマーク  持ち時計は優秀

函館12R 道新スポーツ杯(3上1000万下 芝短 3点)
  ◎ ⑧アンブリカル
  ○ ⑮ダノンマッキンレー
  ▲ ⑩ポルボローネ

映画 『千年の一滴 だし しょうゆ』(☆☆☆)

思ってたようなドキュメンタリーと違って、すごく科学的な内容。
「だし」はアミノ酸の塊だから、健康に良いのはある意味当たり前で、
あとは相乗効果の話も聞き知っていたのであまり新しい発見はなかった。
むしろ、「しょうゆ」の麹菌の話の方が興味深かった
(と言っても、もしかしたら『もやしもん』あたりで語りつくしてる話かも…)。
しかも、ああいう話を昔の人は顕微鏡も遺伝子研究もなしに、
選別とカンを頼りにやってきたわけで、
今作で主にフィーチャーしてるのはしょうゆだが、
日本酒や焼酎を作る上でも重要な要素になっているわけだから、
麹菌が日本の食文化を支える一要因と言えるわけである。
もともとNHKBSでも放送されていた内容なのだから、
わざわざカネ払って観るのもどうかという話もなくはないが、
日本では酒類を敬遠する動きもあるし、
一方で世界で日本の酒が評価されてもいるわけだから、
それらを支える麹菌に目を向けるという意味では充分価値のある作品だと思う。

「新・中央競馬予想戦記」 2015-07-04

今週は今開催の、いや上半期の総括をしなければならないのですが、
とりあえずそれは後回しにします。
7/4、7/5の買い方は以下の通り。
 福島:条件戦=複勝 OP以上=枠連
 中京:条件戦=単勝 OP以上=ワイド
 函館:条件戦=単勝 OP以上=枠連

福島09R 雄国沼特別(3上500万下 芝中 2点)
  ◎ ⑤エンクエントロス
  ○ ⑪エニグマバリエート
  ▲ ⑩ロジダーリング

福島10R 猪苗代特別(3上1000万下 D中 ①点)
  ◎ ⑩ロワジャルダン
  ○ ⑪ペルセヴェランテ
  ▲ ⑮ロードフォワード
  △ ⑤ハコダテナイト

福島11R テレビユー福島賞(3上1600万下 芝短 ①点)
  ◎ ⑪ネロ
  ○ ②マイネルエテルネル
  ▲ ③ユキノアイオロス
  △ ⑦シンボリディスコ

中京09R 御在所特別(3上500万下 芝短 2点)
  ◎ ⑨グリーンラヴ
  ○ ⑦ミッキーカーニバル
  ▲ ⑩ストーンウェア
  △ ⑬セイントバローズ

中京10R 木曽川特別(3上1000万下 芝中 ①点)
  ◎ ⑪カラフルブラッサム
  ○ ②ウェーブゴールド
  ▲ ⑦スズカヴァンガード
  △ ③クリビツテンギョ

中京11R 白川郷S(3上1600万下 D中 ①点)
  ◎ ⑧エルマンボ
  ○ ⑬キネオイーグル
  ▲ ⑦ハギノタイクーン

函館10R 恵山特別(3上500万下 芝中 2点)
  ◎ ⑤セプティエーム
  ○ ②ツクバアズマオー
  ▲ ⑭キングイマデショウ

函館11R TVh杯(3上1600万下 芝短 ①点)
  ◎ ⑨エポワス
  ○ ①ブルーストーン
  ▲ ②ワードイズボンド

函館12R 洞爺湖特別(3上1000万下 芝中 ①点)
  ◎ ⑧ヤマイチパートナー
  ○ ⑫インナーアージ
  ▲ ⑦ゴールドアクター

映画 『レフト・ビハインド』(☆☆☆)

聖書にある終末論が元になっている今作。
突然、たくさんの人間(子供全員と敬虔なキリスト教徒と思われる)が、
地上から衣服や身につけていたものを残して消え去り、
地上はパニックになるというものであり、
映画としてはアメリカの得意技「家族の物語」に仕立てているわけだが、
そこは主役がニコラス・ケイジだけあって、
冒頭は一筋縄ではいかない。
奥さんが宗教にのめり込んで(まぁ消えてしまう方になるわけだが)、
夫(ニコラス・ケイジ)はそれに辟易してCAとわりない仲になる。
そのために、家族全員が揃うはずの夫の誕生日にまさかの主役不在。
夫はというと、仕事にかこつけて件のCAと同じ飛行機に乗り込み、
ロンドンでデート、と思っていたところに事件発生である。
たくさんの人間が突然消えるんだから、当然機内も地上も大パニック
(とはいえ、パニックのしかたが少々飛躍しすぎな気もしたが…)。
機内も副操縦士を失い、子供を失った母親らを中心に不穏な空気に包まれる。
しかし、そこは機長である夫が威厳をもって対して事無きを得る。
しかし、人間が大量に消えてるとなると、
機長も副操縦士も消えてる飛行機だってあったりするわけで、
それとの衝突を避けられず夫の乗る飛行機は再びピンチに…。

ぶっちゃけパニックムービーな訳で、ただ原因が不明というだけ。
確かに、その「原因不明」っていうところに人々は不安な気持ちになるのだろうが、
来ると思ってないものが突然来るという意味では、
いわゆるディザスタームービーとかとそう変わらないわけで、
神とやらのせいにしたところで、結局災害と同じく、
やり場のない怒りや悲しみが増幅するだけなのも同じ。
そういう意味では、特段目新しさはない。

むしろ、神とやらを信じる人間が、これを「神の救済」と断じている点に、
神とやらに懐疑的なワシは引っかかってしまう。
もし、天国とかいうところが救済措置として使われる場所なのだとしたら、
神にとってこの地上世界とはなんなのか。
それにしたって、神とやらが「創造」したことになってるわけだし、
神とやらの「創造」力も救済措置が必要な程度のものなのかと、
むしろ疑問を呈したくなってくるわけである。
しかも、神ときたらゆえあらばこの世界をリセットしようとさえ企んでるわけだから
(例:ノアの箱舟)、彼らの言う「救済」とやらもはなはだ眉唾モノなのである。
正直、作者は今作を神を信じる者向けに作ったのか、
それとも信じない者向けに作ったのか。
真意を測りかねる作品である。

映画 『ストレイヤーズ・クロニクル』(☆☆)

「作られしものの悲哀」ですか。
使い古されたとは言わないが、今作を観てまず思ったのは、
いわゆる『平成ライダー』シリーズって実は出来の良いドラマなのね、
っていうことです
(逆に、『昭和ライダー』があまりにも子供向けに振りすぎてるわけだが、
当時は同じ石ノ森章太郎作品の『キカイダー』シリーズがそっち担当だったので、
住み分けとしてはアリだったし、
結局今も『仮面ライダー』の方が続いているのは、
『昭和ライダー』の路線自体が間違ってなかったということなのだろう)。
1タイトルあたりで多くの時間を使えるという、
映画ではあり得ない利点を最大限に活かし、
エンタテインメントしながら「作られしものの悲哀」を
じっくりと描き上げているわけだから
(そこまでしっかり観てるのは一部のマニアだけかもしれないし、
ワシ自身正直そう語れるほど『平成ライダー』を観てるわけでもないのだが)、
日曜の朝早くに子供だけに独占させる手はないと、
今作を観て改めて思ったわけである。

さっそく脱線したわけだが、要するに命題的には特段目新しくないわけで、
じゃあ見せ方としてどうなのか、という話にしかならないわけである。
正直なところ、実に中途半端。
まずターゲットが見えない。
もっと能力戦に特化してエンタメエンタメするか、
情感たっぷりに「作られしものの悲哀」描き出して、
それこそ『平成ライダー』卒業世代から上を狙っていくかした方が、
作品のテーマも明確になってきたように思えるのだが…。
かといって、盛り過ぎて重苦しいというわけでもなく、
正直無駄に長いシーンが少なくない
(と思って監督さんの過去作見たら、同様にワシが「無駄が多い」と評した
『アントキノイノチ』があったし、
けっこう期待してる『64(ロクヨン)』もあった。嫌な予感しかしない…)。
だったら、やっぱりもっと情感が欲しかったかなぁ…。

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