映画 『千年の一滴 だし しょうゆ』(☆☆☆)
思ってたようなドキュメンタリーと違って、すごく科学的な内容。
「だし」はアミノ酸の塊だから、健康に良いのはある意味当たり前で、
あとは相乗効果の話も聞き知っていたのであまり新しい発見はなかった。
むしろ、「しょうゆ」の麹菌の話の方が興味深かった
(と言っても、もしかしたら『もやしもん』あたりで語りつくしてる話かも…)。
しかも、ああいう話を昔の人は顕微鏡も遺伝子研究もなしに、
選別とカンを頼りにやってきたわけで、
今作で主にフィーチャーしてるのはしょうゆだが、
日本酒や焼酎を作る上でも重要な要素になっているわけだから、
麹菌が日本の食文化を支える一要因と言えるわけである。
もともとNHKBSでも放送されていた内容なのだから、
わざわざカネ払って観るのもどうかという話もなくはないが、
日本では酒類を敬遠する動きもあるし、
一方で世界で日本の酒が評価されてもいるわけだから、
それらを支える麹菌に目を向けるという意味では充分価値のある作品だと思う。
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