映画 『群盗』(☆☆☆☆)
韓国の時代ものと思って観に行ったら、
中身は『水滸伝』チックな無頼漢の集まりだし、
それでいてガトリング砲とか出てきて西部劇っぽくもあるし、
とってもエンタメエンタメしてて面白い作品。
かといって、そこまで西部劇を意識してないのか、
ガトリング砲以外の銃器が活躍する機会が無いのが、むしろ好印象
(『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』は、逆にあまりにも西部劇意識しすぎて、
源平合戦に銃器を持ち込むというムチャクチャをしてる点がアレなんだが…)。
出来が良過ぎて、「どうせ章立てにするんだったら、連続ドラマで観たい」ぐらい。
そうでないと、あのキャラの立ちまくったラスボスに、
主人公ら群盗がまずキャラ的に太刀打ちできないのだ。
とにかくこのラスボスが憎たらしいほどに強い。
それでいて、キッチリ悲哀を漂わせるっていう、愛すべき悪役に仕上がっているのだ。
いっそ、時間の制約がある映画にするんだったら、
このラスボス視点で作った方が面白かったんじゃないかなぁ。
男臭い作品であり、オスを刺激する、一見の価値ある作品である。
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