映画 『ラスト・リベンジ』(☆☆☆)
古典的なベテランと若手のバディ・ムービーではあるが、
古典的であるがゆえにひねりを加えてある。
ベテランの方が認知症なのである。
コレはなかなかに今日的な命題であり、
昨今アメリカでも「生涯現役」なお年寄りが増えてるんだとか。
しかし、今作の舞台はCIAである。
情報とは記録であり記憶なのであるから、
そうそう簡単に認知症の老人には任せられまい。
とはいえ、因縁のつけ方や敵にたどり着くまでのアプローチも、
年をとったがゆえであるわけだから、決してとってつけたような設定とも言えない。
しかし、その設定が充分に機能してるかというと、ややビミョー。
わりと軽度であるとエクスキューズしてあるせいか、
正直ど忘れとそう変わらないレベルなのだ
(とはいえ、そのど忘れで話がひと転がりするわけだが)。
あとは、あのラストである。
原題に関わることなので詳しくは言えないのだが、
あそこまで盛り上げておいて、アレはちょっと無いような気が…。
「竜頭蛇尾」な作品。
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