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映画 『テッド2』(☆☆☆☆)

見てくれは「おバカ映画」でお下品な映画ではあるが、
社会風刺だったり、友情だったり愛情だったりといった普遍的なテーマも扱っている。
つまり、基本はしっかり押さえてる映画。

日本では、社会風刺はあまりカネにならない。
そもそも大口のクライアントやスポンサーが、
政治的なメッセージを発信することを忌避してるからである。
だから映画も、当たり障りのない映画だったり、
「いい話」を単に「いい話」として映画にしてしてしまうのである
(タブーは比較的少ない方のはずなんだがねぇ…)。
一方欧米は、批判が文化としてきちんと根付いていることもあり、
このテの社会風刺作品でも、タブーにさえ触れなければ
ちゃんとスポンサーがつくし、今作のようにカネにもなる。

さらに言えば、ショウビズ界の人間の度量の広さである。
今作には、まだもめてるアメフト界のスーパースターである
トム・ブレイディも出演している。
しかも、けっこうアレな扱いで、である。
もめてるからカネが欲しいのかどうかはわからないが
(『オースティン・パワーズ』シリーズの例もあるので、
ノーギャラ友情出演のケースも考えられる)、
ああいう役割でもちゃんと出演しているのである。
翻って日本では、ちょっとモノマネタレントに茶化されたぐらいで
「二度とやるな」とか言う不心得者さえいる始末である。
自分のイメージを大事にしたい気持ちもわからなくはないが、
モノマネのイメージが先行するのは自身の露出が低いせいか、
さもなくばモノマネのイメージで上書きされる程度のインパクトしか、
ショウビズ界で残せていないからなんじゃないだろうか。

「ザ・アメリカ」な作品とも言えるだろう。
やはり、アイデア勝負なら裾野の広いアメリカにはかなわない(今回は続編だけど)。

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