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映画 『ギヴァー 記憶を注ぐ者』(☆☆☆☆)

なかなかの豪華キャストで送る、哲学的な映画。
「感情」や「差異」を排して新しく人間たちがコミュニティを構築した、
という未来が舞台。
投薬により、特殊な人間以外からはその視覚から色彩も奪われている中
(もしかしたら、他の五感にも制限を受けているかも?)、
その特殊な人間のひとりジョナス(ブレントン・スウェイツ)は成人の儀式で
人類の記憶をひとりで引き受ける「レシーバー」という仕事を与えられる。
単純に言えば、老いた前任者(ジェフ・ブリッジス)から人類の記憶を引き継ぎ、
その記憶を社会のために役立てるのが仕事なのだが、
人類の記憶とはこの社会が遮断しているものとは切っても切れないものであり、
ジョナスは記憶に触れていくうちに、
「感情」を取り戻し(前任者に勧められて投薬をやめたせいでもあるんだが)、
この社会の歪みに気づき、最後にはある行動を起こすのだが…。

「感情」には正も負もある。
また、表裏一体のものとも言える。
多くの場合、欲望と絡み合うことによって負の面が顔を出すのだが、
だからと言って全部を否定してしまっては、
それこそ今作のような「無彩色」の世界になってしまう。
(その辺の映像での表現の仕方がなかなか秀逸なのではあるが)。
少々難解な作品ではあるが、考えさせられる作品。
感情は抑えつけるものではなく、あくまでも訓練してコントロールするものである、
ということと、「愛は感情である」ということを思い知らせてくれる作品である。

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