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映画 『サイボーグ009 VS デビルマン』(☆☆)

出版社が版権を一手に握るアメリカのコミック業界
(それはそれで問題があるみたいだが…)と違い、
個々の作家(が作ったプロダクション)が版権を管理する日本において、
作家の垣根を越えた作品と言えるのは、
ゲームにおける『スーパーロボット大戦』シリーズや、
『名探偵コナンvsルパン三世』の例があるが、
前者は多くのSDキャラクターの版権をバンプレストが管理してるからできるわけだし、
後者もアニメ版の版権はトムス・エンタテインメントが
管理しているからできることである。
今作に関しても、間を取り持っているのはアニメの版権を持ってる東映動画であろう。
しかし、徒弟的な結びつきや、もともと狭いマンガ業界なわけだから、
個々人間の結びつき(と言っても、石ノ森章太郎氏は既に死んでいるが)で、
こういった企画が実現する可能性は、今後も充分にあるだろう。

確かに、かたやブラックゴーストという悪魔的組織からの裏切り者、
かたや本当の悪魔一族からの裏切り者と、両者の親和性は意外と高い。
だからといって面白い作品に仕上がるかといえば、
今作に関して言えば少々物足りないわけで…。
まず、なぜ30分アニメのフォーマットをそのまま3話繋げただけ、
みたいな構成にしちゃったかねぇ。
途中のエンディング&オープニングがマジでムダ。
そんなもん流す時間があったら、もっと内容のある話してくれよ。
あと、テーマがあるのはいいが、お互いの交わり合いが、
全て敵ありきで進んでるのもなぁ…。
それこそ、一般生活の中で関わり合いがあっても良かったように思われるんだが…。

アメリカ勢は『アベンジャーズ』だけでは物足りず、
『ジャスティス・リーグ』にまでつながりそうな、
『バットマンvsスーパーマン』の公開が発表されている。
また、少し古いが『エイリアンvsプレデター』のようなバーサスものがいくつもある。
一方で版権の問題が残されているわけだが、
日本にとって強力なコンテンツであるはずのマンガやアニメが、
あまり活用されていないと言わざるを得ない。
まぁ、「クール・ジャパン」がいろいろと勘違いされてるのが大きな原因なんだろうが、
最近起こってる春画論争ともども、
日本人が一番日本の文化を理解してないという現状を打破しないと、
「クール・ジャパン」も一過性のもので終わってしまうように、
ワシには思われるわけで、
業界の活性化の一つの答えといえなくもない作品ではある。

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