映画 『GONIN サーガ』(☆☆)
この前テレビでやってた前作『GONIN』を観た上での感想となります
(前作の感想込みのものとなります)。
前作はアヤ付けなど含めて全てが雑な作り
(とにかく序盤は「ひょんなこと」の連発)で、
監督さんはもしかすると力不足を実感したのではないだろうか。
で、19年を経て前作をアヤ付けに利用しつつ、
前作でできなかったことを改めて実現させようとして作ったのが今作であるように、
ワシには見えた。
しかし、何せ19年経ってるため、前作を観てない人も少なくないだろうから、
ということで前作の映像も折々に混ぜて作られている、
なかなかの親切設計(その分、多少長くなっているが)。
しかし、肝心の作品としてはどうかというと、
雑さは消えているが前作を観てしまうと既視感のあるシーンが散見され
(もちろん、前作の映像以外の部分で、である)、
しかも大越大輔役の桐谷健太が、どうしても「浦ちゃん」に見えてしまうし、
もっと致命的なのは、せっかく根津甚八まで引っ張り出してきて
前作と同じ役やらせてるのに、
前作にも出てた竹中直人を別人役で登場させるという矛盾をやらかすというね…。
「前作なんか、見ないほうが良かったなんて、そんな映画ありますぅ?」
(ロバート山本風)。
確か竹中さん、頑張って「変身」してたけどさぁ…。
もっと別の人用意できなかったのかなぁ(例えば窪塚洋介とか…)。
やっぱり、日本の俳優さんは、少しは仕事選んでくれたほうがいいと思うんだよねぇ、
何でどういうイメージがついちゃうかわからないんだからさぁ。
事務所も事務所で、もう少し「戦略」ってものがあっても良いと思うんだが…。
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