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「新・中央競馬予想戦記」 2015-10-31

東京09R 国立特別(3上1000万下 芝短 ①点)
  ◎ ⑫ブリクスト
  ○ ①ライブリシュネル
  ▲ ④タカラジェニファ

東京10R 赤富士S(3上1600万下 D中 2点)
  ◎ ⑤キープインタッチ
  ○ ④ショウナンアポロン
  ▲ ②ファイヤーロック

東京11R アルテミスS(2歳GⅢ 芝短)
  ◎ ⑮メジャーエンブレム
  ○ ⑪エスティタート
  ▲ ②クナウ

京都08R 萩S(2歳OP 芝中)
  ◎ ①プロフェット
  ○ ④ブラックスピネル
  ▲ ②スマートオーディン
  △ ③ノーブルマーズ

京都10R 八坂S(3上1600万下 芝中 2点)
  ◎ ⑤ダノンムーン
  ○ ⑩ケツァルテナンゴ
  ▲ ③タイセイアプローズ

京都11R スワンS(3上GⅡ 芝短)
  ◎ ⑪アルビアーノ
  ○ ⑮ティーハーフ
  ▲ ⑭フィエロ
 本命は、秋初戦7着ながら勝馬との差がコンマ1秒差と僅差だった⑪。
 NHKマイルC2着という実績もあり、実力上位と見る。
 今回はひと叩きした上積みにも期待したい。
 対抗には、京都競馬場と相性の良い⑮。
 前走は案外な内容だったが、もともと急坂を苦にするタイプなので、
 今回は相性も良いので逆転も充分と見る。
 3番手には、去年このレースで3着だった⑭。
 相手なりに走れそうな感じだし、安定感もあり、しかも鞍上がしっかりしている。
 いきなりでも充分勝負になると見るが…。

福島10R 磐梯山特別(3上500万下 芝長 1点)
  ◎ ⑨マイネルヴェルス
  ○ ⑥クインズストーム
  ▲ ⑩ゴージャスガール

福島11R 河北新報杯(3上1000万下 芝短 2点)
  ◎ ③エクシードリミッツ
  ○ ⑯ヤマニンマルキーザ
  ▲ ⑬セトノフラッパー

福島12R 二本松特別(3上500万下 芝中 ①点)
  ◎ ⑦ナイアガラモンロー
  ○ ⑯ムーンマジェスティ
  ▲ ⑩ヴァンデミエール
  △ ⑤ブレーヴリー

映画 『アース・トゥ・エコー』(☆☆☆☆)

やってること自体は『E.T.』的であるが、内容が実に清々しくて良い。
最近観た中では『トラッシュ この街が輝く日まで』に近い、
巻き込まれ系で子どもが主人公な作品にも近いが、
今作はSF作品なので軽くて明るい。
しかも若干後味が悪く、そこらへんの描写もやや軽い扱いなのもマイナスポイント
(あくまでも今年最初の5つ星作品との相対評価としてのマイナスポイント)である。
しかし、低予算(と思われる)でありながら、
普遍的なテーマをいろいろと扱っていて、しかも面白く仕上げている。
日本じゃ、こういう話はだいたいアニメで済ましちゃうんだろうけど、
それはもしかすると本当の意味での「子役俳優」がいないからなのかも知れない。
そういう意味では、邦画やドラマの世界では、
実は子役の需要があまり多くないのかも知れない。
ヘンに『E.T.』の続編なんか作るよりは、
今作のような新しいアプローチで作られた作品の方がよほど正しい行き方だと思うし、
今作はけっこう成功してる作品だと思うんだけどなぁ…。

映画 『トランスポーター イグニション』(☆☆)

今や、リュック・ベッソン率いる「ヨーロッパコープ」の
屋台骨(良くも悪くも)になってしまった、このシリーズ。
ジェイソン・ステイサムと折り合いがつかなくなっても、
シリーズを続けざるをえない事情があるのだろう。
で、『007』方式で新しい俳優を迎えて続行することになったんだが、
もはやシリーズものとして成立してないんじゃないか、と思われる部分が散見される。
まず、今回の広告でもバッチリ使ってる「3つのルール」だが、
今回は運ぶ相手が人間なので冒頭からほとんどルール無視な状況の連発。
しかも、たぶん今回初登場のお父さんである。
何ですか、もうフランク・マーティンだけじゃあもう2時間もたないとでも?
だったら、シリーズ続けなきゃいいじゃん。
しかも、後半はぶっちゃけクルマの方もどうでもよくなっちゃうし、
要するにオリジナルで立ち上げても興行的に厳しそうだから、
『トランスポーター』シリーズの名前を借りて、
姑息的に興行的成功を手に入れようとしたとしか思えないんだけど、
おかげでせっかくの屋台骨に大きなキズをつけてしまっただけなんじゃないだろうか。
この前の『TRUSH』のところでも書いたけど、
取り込むからにはその取り込んだ層を納得させる作品を作らなければ、
むしろ悪評に繋がってしまうということを、
リュック・ベッソンは理解してるんだろうか。
ワシも、今作が『トランスポーター』を名乗ってなかったら、
もう少し評価の仕方も違ったと思うんだけど、
最近高評価作に恵まれてない(と少なくともワシは思ってるが)んだろうか。

「新・中央競馬予想戦記」2015年第10開催を振り返って

①10/24、10/25の結果
 (1)10/24の結果
  4勝(アイビーS、秋嶺S、古都S、萬代橋特別) 1分(妙高特別) 4敗
   回収率 54.1%

 (2)10/25の結果
  3勝(大山崎特別、浦佐特別、寺泊特別) 8敗
   回収率 32.9%
   年間回収率 77.0%
   通算回収率 72.9%

②開催を振り返って
 (1)重賞は、GⅡだけまあまあで、あとは全然ダメ
  (全体:8戦39.7% GⅢ:2戦0.0% GⅡ:4戦90.7% :2戦0.0%)
 (2)芝戦は、長距離だけそこそこで、あとは平凡
  (全体:40戦62.0% 短:18戦47.1% 中:17戦66.4% 長:6戦90.0%)
 (3)2週しかなかったが、新潟はなかなか良かった
  (12戦通算 90.7%)
 (4)あいかわらず、オープン戦の数字が伸びてこない
  (8戦通算 30.6%)
 (5)ダート戦が今回は特に悪かった
  (全体:16戦27.2% 短中:12戦28.6% 長:4戦23.0%)

③開催全体の総括
 開催回収率は54.0%と、これでは年間回収率が伸びるわけもない。
 今開催は、ローカルの開催上の都合で3週で総括してるが、
 新潟は2週しか無い上に、買い目の増えるオープン戦が1戦しかなかった。
 しかも、そうでなくても不得意な京都が、
 2週連続GⅠ開催でレース数そのものが増えてることもあり、
 相対的に新潟のシェアが低かったために、
 回収率に与える影響が小さくなったのも痛い。
 来週からは、これもあまり得意ではない福島に開催が変わるので、
 さらにブレーキがかかりそうな予感がある。
 まぁ、難しい重賞が続くので、一発大きいのをつかめば逆転もあるだろうが、
 いろんな意味で望み薄かなぁ。狙って取れるんならこんな苦労してないわけだし…。

④10/31、11/1の買い方
  東京:条件戦=複勝 OP以上=ワイド
  京都:条件戦=複勝 OP以上=ワイド
  福島:条件戦=複勝 OP以上=馬連

映画 『TRASH/トラッシュ』(☆☆)

キャスティングといい、内容といい、Vシネそのもの。
これでもスクリーンに打って出られるのは、
Vシネ級の低人件費(≒ギャラ)と、固定ファンの存在ゆえだろう。
今日なんかメンズデイなのに、ワシの観た回は男子ワシだけ。
あの内容で、女性はついてきてるんだろうか
(まぁ、制作側も固定ファンの方も内容なんかたいして要求してないんだろうけど…)。
内容としては、田舎のめんどくさいルールが嫌になって出てきた田舎の不良が、
東京で苦労して、フラッと田舎に帰ったら、
親がどんなこと吹き込んでるのか「故郷に錦」みたいになって、
そのうち元カノが借金に困ってるのが黙って見てられなくなり、
東京に戻って一肌脱ぐって話なんだけど、
まぁ喧嘩番長のやることなんてたかが知れてるわけで…。
まぁ、ダメじゃないっていうか、いかにもって話ではあるんだけど、
ワシの感想は実は内容にはないわけで…。
巷間、「○○って映画のxxの演技がクソ」とかいう評判が目につくわけである。
しかし製作側は「利用できるものは何でも利用する」わけで、
「原作は○○万部発刊」とか「人気俳優の○○起用」とか、
「ヒット作○○のxx監督がメガホン」とかいう惹句が広告を賑わす。
だが、それぞれの惹句に惹かれるファンは、
同じ作品に対する期待の置き所が違うのである。
例えば原作のファンにしてみれば、
人気だけで演技力がアレな俳優なりタレントを使われれば、
「そのキャラはこんなんじゃない」ということに当然なってくるわけで、
「○○の演技がクソ」と言いたくなるのも当たり前であろう。
また、俳優にもイメージというものがあるわけで、
日本にはコレの管理ができてないのが多すぎる。
しかし、それも事務所が「何でもやります」的なスタンスで仕事を受けるからであり、
露出が増えれば増えるほどイメージの管理は難しくなる。
確かに、アドリブが効かなすぎるのは俳優として問題ではあるが、
イメージ戦略を踏み外したら踏み外したで、
「期待を裏切る(良くも悪くも」とか「イメージと違和感がある」とか
書かれてしまい、キャリアとしてのキズ(最悪「黒歴史」扱い)になってしまうのである。

表現の手段として演技を選ぶこと自体に文句は言わない。
しかし、カネを取る以上はそれなりの水準を要求されるということを、
製作者側全体がちゃんと考えた方がいいと思うんだけどねぇ。

映画 『コングレス未来学会議』(☆☆)

虚実の関係に若干の違いこそあれ、
その関係性は『マトリックス』に近いものがある。
現実世界を実写、幻想世界をアニメーションで描いてる今作であるが、
アニメーションがあまりにもケバケバしい世界観で、
ジャンキーな世界になってしまってるのが実に興醒めで、
しかもそれが主人公が望んでる世界なわけだから
(そういう意味では、『マトリックス』のように、
共通の世界を構成員全員が共有してるわけではないはずなのだが…)、
その中で主人公が懊悩してるというのは少々奇妙なわけで、
つまり世界観設定に矛盾があるように思われるのだ。
この違いは、『マトリックス』がさながらMMORPGのように、
運営者(この場合コンピュータ)に接続している構成員の脳に直接送り込んでいる点と、
今作が幻覚誘発剤によって現実世界を自分の都合のいいように見えるようにしている、
という虚構世界へのアクセスの仕方の違いに起因している。
つまり、その気になれば見たいものだけを見、
感じたいものだけを感じることだってできるはずなのである。
しかし、実際にはそうではないわけで、
この辺に今作の世界観設定の矛盾につながっている。
しかも、言いたいことは結局それかい、と言いたくなる程度の、
お陳腐な話で、ラストも超あっさり味。
原作を活かしきれてない(原作未見だが…)印象が拭えない。
むしろ、今の映画界を反映して、
売り渡した自分の若い時のイメージとのギャップに懊悩するとか、
あるいはその若い時のイメージと共演するとか、
そういうテクノロジーの使い方を提示してくれた方が良かったかな。

「新・中央競馬予想戦記」 2015-10-25

東京09R くるみ賞(2歳500万下 芝短 1点)
  ◎ ⑫ニシノジャーニー
  ○ ⑦ショウナンライズ
  ▲ ②プリンシパルスター

東京10R 甲斐路S(3上1600万下 芝中 1点)
  ◎ ②ネオリアリズム
  ○ ⑨カナロア
  ▲ ⑧ラングレー

東京11R ブラジルC(3上OP D中)
  ◎ ①ロワジャルダン  連勝の勢いで
  ○ ④ナリタポセイドン 持ち時計優秀
  ▲ ⑤ベルゲンクライ  相手なりに走る

京都08R 北野特別(3上1000万下 芝中 1点)
  ◎ ⑤ムーンクレスト
  ○ ④テスタメント
  ▲ ①アングライフェン
  △ ⑧ファシーノ

京都09R なでしこ賞(2歳500万下 D短 2点)
  ◎ ④ソーヴィヴァイン
  ○ ②セレッソプリマベラ
  ▲ ⑦デピュティプライム

京都10R 桂川S(3上1600万下 芝短 2点)
  ◎ ⑤アドマイヤナイト
  ○ ①サンプルエミューズ
  ▲ ⑫エイシンブルズアイ

京都11R 菊花賞(3歳GⅠ 芝長)
  ◎ ⑰リアファル
  ○ ②サトノラーゼン
  ▲ ⑦スティーグリッツ
 本命は、春はダートで戦っていたはずの⑰。
 前走、トライアルで春の主力勢力を撫で切りにしてこの場に挑む。
 鞍上も頼りになる外人騎手ということで、この距離もうまく立ち回ってくると見る。
 対抗には、ダービー2着馬の②。
 京都コース2戦2勝と相性も良さそうだし、
 ⑰と直接対決が無く勝負付けが済んでいないため、
 春の主力最後の砦とも言えるだろう。
 3番手には、上がり馬ということで⑦も捨てがたい。
 このルートでの勝ち馬も1例ある(報道もされてるので有名だが、デルタブルース)ので、
 今回もそれに近い成績を叩き出してくる可能性も無くはない。

京都12R 大山崎特別(3上1000万下 D短 1点)
  ◎ ⑪テーオーヘリオス
  ○ ⑯ガンジー
  ▲ ⑫トータルヒート

新潟10R 浦佐特別(3上500万下 芝中 1点)
  ◎ ④リーサルウェポン
  ○ ①アルパーシャン
  ▲ ⑥リノリオ

新潟11R 北陸S(3上1600万下 D短 ①点)
  ◎ ⑫ペイシャモンシェリ
  ○ ④ブルドッグボス
  ▲ ⑤サンライズネガノ

新潟12R 寺泊特別(3上500万下 芝短 1点)
  ◎ ⑯エスユーハリケーン
  ○ ⑰シャンデリアハウス
  ▲ ⑩コスモエルデスト

「新・中央競馬予想戦記」 2015-10-24

10/17の結果
 5勝(神奈川新聞杯、府中牝馬S、清水S、瓢湖特別、松浜特別) 4敗
  回収率 93.6%

10/18の結果
 2勝(もみじS、鳥屋野特別) 9敗
  回収率 27.4%
  年間回収率 78.0%
  通算回収率 73.0%

先週に関しては、買い方がまずかったねぇ…。
日曜日だけ見れば、東京をワイド、京都は枠連で買っていれば…、
って感じなんだけど、結局それって予想の精度が低いってことなわけで…。
今週も難しいGⅠを控えており、買い方含めて非常に難しいわけでありますが…。
10/24、10/25の買い方は以下の通り。
 東京:条件戦=複勝 OP以上=ワイド
 京都:条件戦=複勝 OP以上=ワイド
 新潟:条件戦=複勝 OP以上=枠連

東京09R アイビーS(2歳OP 芝中)
  ◎ ⑨マイネルラフレシア
  ○ ③アドマイヤビスタ
  ▲ ⑧レプランシュ
  △ ⑦ヒプノティスト

東京10R 秋嶺S(3上1600万下 D短 ①点)
  ◎ ⑨モーニン
  ○ ⑦アルタイル
  ▲ ⑭ヒルノデイバロー

東京11R 富士S(3上GⅢ 芝短)
  ◎ ⑯フルーキー
  ○ ⑪サトノアラジン
  ▲ ⑮グランシルク
 本命は、前走を快勝した⑯。
 相手なりに走れるし、連軸と考えても充分信頼に応えてくれると見る。
 対抗には、エプソムCで⑯に先着(⑪2着、⑯4着)した⑪。
 東京競馬場でも実績がある馬だし、地の利を活かせば再度の逆転も充分。
 3番手には、3歳馬から重賞では惜しい競馬の続く⑮。
 キャリアが浅いので連対率に信用が置けるわけではないが、
 斤量的には優位にあるのでその辺りが活きてくれば勝機もあると見る。

京都09R 壬生特別(3上1000万下 芝短 1点)
  ◎ ①トウカイセンス
  ○ ⑮アスペンサミット
  ▲ ⑥モズハツコイ

京都10R 古都S(3上1600万下 芝中 1点)
  ◎ ④ペンタトニック
  ○ ③ベリーフィールズ
  ▲ ⑥ダノンマックイン

京都11R 室町S(3上OP D短)
  ◎ ⑤サウンドガガ     京都相性良好
  ○ ⑦メイショウノーベル この斤量なら
  ▲ ⑨ナンチンノン     距離実績買って
  △ ⑬ゴーイングパワー 持ち時計は速い

新潟10R 萬代橋特別(3上500万下 芝長 ①点)
  ◎ ⑤プレストウィック
  ○ ⑫チャパラ
  ▲ ②サトノダイレンサ

新潟11R 妙高特別(3上1000万下 D短 2点)
  ◎ ①キタサンサジン
  ○ ⑦ロトラトゥール
  ▲ ⑫サンレイクウッド

新潟12R 稲光特別(3上500万下 芝短 1点)
  ◎ ⑮リターンストローク
  ○ ①リュウツバメ
  ▲ ②メランコリア

映画 『ダイバージェントNEO』(☆☆☆)

前作『ダイバージェント』を観た後の感想と違う感じの作品。
とにかく、いろんな方面から主人公が追い込まれます
(まぁ、突破しちゃうのは織り込み済みなわけだが…)。
そして、まだ全然続きそうな気配なんですが、
その辺が『ハンガー・ゲーム』との大きな違い。
『ハンガーゲーム』って、今までの歴史上の多くの革命と同じで、
権力者を倒した後の画を想定してないもんだから、
既得権者が取って代わるだけで何も変わらない、
っていうパターンしか見えないんだけど
(『ハンガー・ゲーム』はそこもやらないっぽいけど…)、
今作は次作のテーマがその辺になってきそう
(若い異端者に民衆は全てを委ねることができるのか否か、みたいな…)。
そういう意味では、次が楽しみになった作品ではある。

しかしねぇ…、この辺りの小説って、
日本で言うと、いわゆる「ラノベ」を読む辺りの層の子たちが読むわけでしょう。
若くして、これだけ覚悟を養うもんなんだねぇ、欧米って…。
だからこそ、軍隊にだって志願するし、
(日本に比べて)若くして大統領とか経営者になったりもするし、
できるんだろうねぇ。
日本は、ある意味決断をどんどん先送りしていくシステムっていうか、
(ほぼ)単一の価値感の中で優劣を競わせて、
決断の必要が無いレールにどんどん乗せようとするからねぇ…。
確かにこれじゃあ、世界と戦えないわなぁ…。

映画 『ボリショイ・バビロン 華麗なるバレエの舞台裏』(☆☆)

良くも悪くも、ドキュメンタリーらしい作品。
特段盛り上がりもないまま、淡々と事実関係だけを羅列していく。
バレエ団内部の派閥争いに、
最終的には国家が介入して
(世界を代表するバレエ団だからいたしかたないのかもしれないが…)、
総裁と芸術監督が対決するのだが、
国家がバックについている総裁の方が勝つのはある意味当然。
そこもいただけないと言えばいただけないのだが、
肝心の事件の真相に全くと言っていいぐらい踏み込んでないこと。
確かに芸術監督は被害者なわけだけど、
バレエ団自体ブラックボックスみたいであり
(今作は、それがロシアという国の縮図だ、みたいに語ってるわけだが…)、
そこをえぐって行けばそれなりにセンセーショナルな内容になったろうに…。

バレエに興味のない人間(ワシもそうだが…)にとっては、
ただただつまらない作品。

映画 『探検隊の栄光』(☆☆☆☆)

今作のモデルになった『川口浩探検隊』
(最近は藤岡弘でリメイクされているが…)が全盛期だった頃、
ワシは本当の「クソガキ」だった。
1980年代は、実におおらかな時代で、
それがテレビ番組爛熟期を招来したとも言えるだろう
(裏を返せば、今のテレビ界は当時の余禄で生きてるわけだが…)。
純粋だった当時は実に面白がって観ており、
それを父にアレコレ裏をバラされたりしてたわけですが、
その父がバラしてた裏以上のモノを映し出しているのが今作というわけである。
もちろん、原作は小説なのでさらなる誇張が施されていると思うが、
台本が無いと何もできない(それじゃあ2流だと思うんだが…)俳優の悲哀や、
番組制作につきもののさまざまなトラブル(今作の場合行き当たりばったりだが)、
80年代のテレビ番組のユルさと、
それを許さない現在のさまざまな状況を、
見事に活写している快作(怪作?)と言えるだろう。
『川口浩探検隊』が好きだった人には、間違いなくオススメである。

主役を演じる藤原竜也のクソ熱い演技と、
胡散臭さ大爆発のユースケ・サンタマリアが、ある意味今作のキモ。

映画 『ジョン・ウィック』(☆☆☆)

「寝た子を起こす」が今作のテーマ。
しかし、起きた結果がどうだったかというと、やや不完全燃焼の印象。
ガンアクションに「殺陣」のようなながらを持ち込んだ
「ガン・フー(ガン(銃)とカンフーの合成語)」は、
意図としては充分伝わってくるし、面白い試みではあるが、
しょせん「お手軽な道具」(byマッドドッグ(『ザ・レイド』))である
銃を振り回してるだけで特段こだわりが無い。
装弾数的には確かにマガジン式の方が良いのだろうが、
どうしてもリロードでもたつくし、だいたいカッコ良くない。
次元大介にしろ、冴刃䝤にしろ、様式美としてのリボルバー使いである
(スピードローダーもあんまり使わないし)。
その辺の流れも含めて、「ガン・フー」はまだ改良の余地がありそうである。
だいいち、キアヌ・リーヴス自身あまり体術がお上手でないことも問題だし、
まずは自分と手の合う「キアヌ組」を作ることが急務だろう。

内容はフツーの復讐もの。へんな掟がある以外に特筆すべきことはない。
ただ、世界観は一癖あって良いと思う。
路線自体は悪くないので、さらなる洗練を期待する。

映画 『サイボーグ009 VS デビルマン』(☆☆)

出版社が版権を一手に握るアメリカのコミック業界
(それはそれで問題があるみたいだが…)と違い、
個々の作家(が作ったプロダクション)が版権を管理する日本において、
作家の垣根を越えた作品と言えるのは、
ゲームにおける『スーパーロボット大戦』シリーズや、
『名探偵コナンvsルパン三世』の例があるが、
前者は多くのSDキャラクターの版権をバンプレストが管理してるからできるわけだし、
後者もアニメ版の版権はトムス・エンタテインメントが
管理しているからできることである。
今作に関しても、間を取り持っているのはアニメの版権を持ってる東映動画であろう。
しかし、徒弟的な結びつきや、もともと狭いマンガ業界なわけだから、
個々人間の結びつき(と言っても、石ノ森章太郎氏は既に死んでいるが)で、
こういった企画が実現する可能性は、今後も充分にあるだろう。

確かに、かたやブラックゴーストという悪魔的組織からの裏切り者、
かたや本当の悪魔一族からの裏切り者と、両者の親和性は意外と高い。
だからといって面白い作品に仕上がるかといえば、
今作に関して言えば少々物足りないわけで…。
まず、なぜ30分アニメのフォーマットをそのまま3話繋げただけ、
みたいな構成にしちゃったかねぇ。
途中のエンディング&オープニングがマジでムダ。
そんなもん流す時間があったら、もっと内容のある話してくれよ。
あと、テーマがあるのはいいが、お互いの交わり合いが、
全て敵ありきで進んでるのもなぁ…。
それこそ、一般生活の中で関わり合いがあっても良かったように思われるんだが…。

アメリカ勢は『アベンジャーズ』だけでは物足りず、
『ジャスティス・リーグ』にまでつながりそうな、
『バットマンvsスーパーマン』の公開が発表されている。
また、少し古いが『エイリアンvsプレデター』のようなバーサスものがいくつもある。
一方で版権の問題が残されているわけだが、
日本にとって強力なコンテンツであるはずのマンガやアニメが、
あまり活用されていないと言わざるを得ない。
まぁ、「クール・ジャパン」がいろいろと勘違いされてるのが大きな原因なんだろうが、
最近起こってる春画論争ともども、
日本人が一番日本の文化を理解してないという現状を打破しないと、
「クール・ジャパン」も一過性のもので終わってしまうように、
ワシには思われるわけで、
業界の活性化の一つの答えといえなくもない作品ではある。

映画 『サバイバー』(☆☆)

ミラ・ジョヴォビッチxピアース・プロズナンの構図以外特に見るべきところのない、
ハリウッド製カネ目的テロリストもの。
アクションシーンよりも追っかけっこメインで、
しかもエリート外交官のはずなのに、やたら荒事に通じてるし、
そりゃロンドンの当局から「CIAか?」と疑われるのも仕方ない
(続編でもできようものなら、それこそ「実はCIAエージェントでした」
みたいな展開になりそうだが…)。
外交官ならではの荒事もあるにはあるが、
彼女ぐらい荒事が使えるんなら別に外交官じゃなくてもこのぐらいやってのけそうだし、
そういう意味ではスーパーウーマン過ぎてつまらないとも言える。
その上、お約束の主人公特権「弾丸が当たらない」も健在だし、
もう少し制約があっても良かったんじゃないかなぁ。
まぁ、ヒマつぶしムービー以上でも以下でもない、って感じかな。

「新・中央競馬予想戦記」 2015-10-18

東京09R 東京ハイジャンプ(3上JGⅡ 障害)
  ◎ ⑦エーシンホワイティ
  ○ ②スマートリバティ
  ▲ ①オースミムーン
 本命は、地脚の高い⑦で決まり。
 持ち時計が、まさに地脚の高さを証明してるし、障害戦でも実績がある。
 それでいて斤量が標準なのは、相当恵まれていると言えるだろう。
 対抗には、相手なりに走れる②。
 この馬も、地脚はけっこうあるし、少なくともOP勝ちまではあるので、
 今回も無様な競馬はしないと見る。
 3番手には、近5走だけで重賞3勝と内容充実の①。
 その分斤量も増やされてるが、東京実績もあるし、実績上位なので逆転も充分だろう。

東京10R 昇仙峡特別(3上1000万下 D中 ①点)
  ◎ ⑪プリンスダム
  ○ ①ティーポイズン
  ▲ ⑩セイカアヴァンサ

東京11R アイルランドトロフィー(3上OP 芝中)
  ◎ ③メドウラーク     安定感買って
  ○ ⑥ファントムライト   前走評価して
  ▲ ⑨スーパームーン  東京実績買って
  △ ⑧ライズトゥフェイム 左回りこなせば

東京12R 白秋S(3上1600万下 芝短 1点)
  ◎ ①ダノンシーザー
  ○ ③ラッフォルツァート
  ▲ ⑥アンジェリック

京都09R もみじS(2歳OP 芝短)
  ◎ ⑤レッドカーペット
  ○ ④ウインムート
  ▲ ⑧アンシエルワープ

京都10R 鳴滝特別(3上1000万下 芝中 1点)
  ◎ ⑪シホウ
  ○ ⑥レントラー
  ▲ ①ヤマニンボワラクテ

京都11R 秋華賞(3歳GⅠ 芝中)
  ◎ ⑱ミッキークイーン
  ○ ⑪タッチングスピーチ
  ▲ ⑩レッツゴードンキ
  △ ⑤シングウィズジョイ
 本命は、オークス馬の⑱。
 不安点は、大外枠な点だろうが、距離も充分こなせているし、まぁ問題ないでしょう。
 対抗には、その⑱を前走破っている⑪。
 鞍上も頼りになるし、メンバー中唯一芝2000mで2勝してるので、
 勢いで今回も逆転する可能性は充分にある。
 3番手には、正直出たとこ勝負だが、実績は充分の⑩。
 オークスみたいな優等生の競馬をするか、
 桜花賞のようなスローペースの逃げに持ち込むかがカギとなるので、
 捨てるに捨てられない馬ではある。
 あとは、フローラS勝ち馬の⑤もこのレースで実績のある距離での成績を重視して、
 勝負強さに賭けてみたい。

京都12R 藤森S(3上1600万下 D短 ①点)
  ◎ ⑫ワディ
  ○ ②アースゼウス
  ▲ ⑦エイシンローリン
  △ ⑭パーティードレス

新潟10R 粟島特別(3上500万下 芝中 ①点)
  ◎ ⑪コスモメリー
  ○ ⑭プレシャスメイト
  ▲ ④ワーキングプライド
  △ ②インプレショニスト

新潟11R 信越S(3上OP 芝短)
  ◎ ⑰サフィロス     新潟実績買って
  ○ ②シンボリディスコ 近走実績充実
  ▲ ④ゼウス       距離実績高い

新潟12R 鳥屋野特別(3上500万下 芝短 1点)
  ◎ ⑰コスモドーム
  ○ ⑩ベルリネッタ
  ▲ ⑮サダムリスペクト

「新・中央競馬予想戦記」 2015-10-17

10/10の結果
 2勝(山中湖特別、本栖湖特別) 1分(平城京S) 3敗
  回収率 31.7%

10/11の結果
 1勝(清滝特別) 1分(六社特別) 4敗
  回収率 37.3%

10/12の結果
 5勝(西湖特別、オクトーバーS、円山特別、オルフェーヴルメモリアル、京都大賞典)
 1敗
  回収率 108.0%
  年間回収率 78.9%
  通算回収率 73.0%

10/12の収支が、ワシの買い方の問題をある意味如実に表している。
6戦5勝して、当日回収率ギリギリぐらいにしかならないわけだから、
通算的中率36%の現状では当然プラス収支などおぼつかないわけで、
的中率重視(=当てに行く)するのか、回収率重視(でっかく狙う)するのかで、
今後の方向性も大きく変わってくるわけであるが…。
10/17、10/18の買い方は、以下の通り。
 東京:条件戦=複勝 OP以上=枠連
 京都:条件戦=複勝 OP以上=ワイド
 新潟:条件戦=複勝 OP以上=馬連

東京09R プラタナス賞(2歳500万下 D短 2点)
  ◎ ⑫クインズサターン
  ○ ①クレマンダルザス
  ▲ ⑥エネスク
  △ ⑬レディエントブルー

東京10R 神奈川新聞杯(3上1000万下 芝短 2点)
  ◎ ⑤マリオーロ
  ○ ⑮エルゴレア
  ▲ ④コリーヌ

東京11R 府中牝馬S(3上GⅡ 芝中)
  ◎ ④スマートレイアー
  ○ ⑰カフェブリリアント
  ▲ ②シャトーブランシェ
 本来は4歳馬が強いこのレースなのだが、
 まず4歳馬が③1頭のみの上に、左回りと相性が悪そうなので、今回はバッサリ。
 というわけで本命は、距離相性も良い去年の2着馬④。鞍上にも期待できる。
 対抗には、前走初の対牡馬重賞を無難にこなした⑰。
 初めての距離というのが気になるところではあるが、
 血統的にはもっと距離があっても良さそうなので、
 牝馬相手の今回は鞍上の力も借りて乗り切ってくれるのではないかと見ている。
 3番手には、前走格上挑戦を制して重賞ウィナーとなった②。
 相手なりに走れることはもちろん、持ち時計も優秀なので、
 前走の勝負強さを見せてくれれば戦えるのでは、と見るがどうか。

京都09R 紫菊賞(2歳500万下 芝中 1点)
  ◎ ⑤ラハトケレブ
  ○ ⑦ジョルジュサンク
  ▲ ②シルバーステート
  △ ③パールフューチャー

京都10R 堀川特別(3上1000万下 芝中 2点)
  ◎ ⑥ブリュネット
  ○ ⑩カラフルブラッサム
  ▲ ⑫ナムラアン

京都11R 清水S(3上1600万下 芝短 1点)
  ◎ ⑧ドラゴンストリート
  ○ ⑦カバーストーリー
  ▲ ⑨ロードフェリーチェ
  △ ⑤フォーチュンスター

新潟10R 瓢湖特別(3上500万下 芝中 ①点)
  ◎ ③トレジャーマップ
  ○ ④キッスアフィニティ
  ▲ ⑪ストリートオベロン

新潟11R 飛翼特別(3上1000万下 芝短 ①点)
  ◎ ⑫アースエンジェル
  ○ ③クリノコマチ
  ▲ ⑮バトルムーングロウ
  △ ⑪ピクニックソング

新潟12R 松浜特別(3上500万下 芝短 ①点)
  ◎ ③フェルメッツァ
  ○ ⑥キャノンプレート
  ▲ ⑬ケントオー

映画 『マイ・インターン』(☆☆☆☆)

・口が固い
・気がきく
・忠誠心が高い
ワシが偉い人だったら、こんなベン(ロバート・デ・ニーロ)みたいな
有能な秘書がぜひ欲しいです。その上、
・経験値が高い
となれば、もう「軍師」と呼びたいね。
実際、彼を雇った(つもりはないみたいだけど)
ジュールズ(アン・ハサウェイ)は仕事も家庭もいっぱいいっぱいで、
問題があるのに気付いていても何一つ片付けられない。
1年半で急成長した会社の方は、もう隅々まで目が行き届いてない状況だし
(そのくせ、全部自分で決済しようとしてるし)、
家庭は家庭で仕事に忙殺されてすっかりお留守。
家庭のことはともかく、会社に関して言えば、
劉備が死んだ後の諸葛孔明状態。もういつパンクしてもおかしくないし、
家族の方は既にパンク寸前。
そんなところに、経験豊富なベンみたいな人が現れたら…、
まぁ簡単には行かないわけです。
特に自分が未熟だと、こういう目端の利き過ぎる人間というのは、
なんか自分の全てが見透かされてるような気持ちになって、
そばに置いておくのが怖くなっちゃうんだろうね
(その辺、劉備にしろ、祖先の高祖劉邦も、自分の未熟さをよく理解して、
諸葛亮なり張良なりに全部任せちゃえるんだから、すごい度量の広さだと思うけどね)。

広告の売り文句からだいぶかけ離れたレビューになっているが、
ワシはオッサンなので、なぜかこういう目線になってしまう。
タイトルがタイトルなので、ベンが主役だとわしは思っているのだが
(広告は、『プラダを着た悪魔』つながりでジュールズ推ししてるわけだが)、
70歳であれだけのハードル(今作冒頭で課される課題)を超えて、
新しい職場に飛び込むというのは相当なことだし、
若い社員に囲まれてもすぐに溶け込めるというのは最早一種の才能とも言える。
そういう意味では「出来杉君」なのだが、
そこは経験を積んでいるだけに処世に長けていて控えめ。
で、やる時は手段を選ばず「風の如く」行動に移る。
こういう人材を見逃すテは無いね。
ワシ的には、こういう作品から「人生はいつからだって始められる」
っていうメッセージを送って欲しいと思うわけである。
会社で行き詰まってる人が観るべき作品
(ワシはまだ行き詰まってないけどね)。

映画 『さよなら、人類』(☆☆)

シュールなコントバラエティ的な作品。
細かいエピソードが全39シーンあるが、
後半に行くにつれてだんだんついて行けなくなった。
前半はけっこうクスリと来るのあったのになぁ…。

しかし、ちょいちょいセクハラネタがあったのがなぁ…。
日本でこういう映画作ったら、
まず「コンプライアンス」とか言われて、
もっとマイルドで面白くないのになるんだろうなぁ。
日本も、せめて映画界ぐらいは「自主規制」とか「コンプライアンス」とか、
もっと緩めて欲しいよなぁ、年齢規制とかできるメディアなわけだし…。

「新・中央競馬予想戦記」 2015-10-12

東京09R 西湖特別(3上1000万下 D短 1点)
  ◎ ⑤ソルティコメント
  ○ ⑨スマートラファエル
  ▲ ③ラテラス

東京10R オクトーバーS(3上1600万下 芝長 1点)
  ◎ ①トゥインクル
  ○ ⑫ミエノワンダー
  ▲ ④ショウナンバッハ

東京11R グリーンチャンネルC(3上OP D短)
  ◎ ③ニシケンモノノフ  距離相性買って
  ○ ⑪タイセイファントム 鞍上にも期待
  ▲ ①レッドアルヴィス  爆発力はある

京都09R 円山特別(3上1000万下 D短 ①点)
  ◎ ④スーサンジョイ
  ○ ⑦スペシャルギフト
  ▲ ⑬ダイリュウキセキ

京都10R オルフェーヴルメモリアル(3上1600万下 芝中 3点)
  ◎ ②ケツァルテナンゴ
  ○ ④カノン
  ▲ ⑦カムフィー

京都11R 京都大賞典(3上GⅡ 芝長)
  ◎ ⑧ラキシス
  ○ ①ラヴリーデイ
  ▲ ⑥フーラブライド
  △ ⑩サウンドオブアース
 過去のデータから,GⅠ勝馬優位と出ているこの一戦。
 本命、対抗は今年重賞を勝っているGⅠ馬2頭で決まりだろう。
 連対率から⑧が連軸向きのため本命視したが、
 勢いの上では①の方が優位。ともに休み明けなので状態次第ともいえる。
 3番手には,長い距離も苦にしない⑥。
 母父の影響が強そうだし,日経新春杯2着を見てもこの舞台は向くだろう。
 あとは,去年の菊花賞2着馬⑩も,今年の日経賞ぐらい走れば、
 このメンバーなら充分戦えると見るが、どうか。

映画 『ナイトクローラー』(☆☆☆☆)

日本のテレビ番組でも「衝撃映像特集」みたいのが、
改変期を中心に放送されることがあるが、
今作を観て改めて思うことは、まずそういった「衝撃映像」を、
眉一つ動かさず黙々と撮っているカメラマンが存在するということ。
今作ラストでも主人公が言ってるように
「人々の破滅の瞬間に、我々は現れる」、彼らはそういう存在なのである
(彼ほど堂々と言い切ってしまえるのはさすがに希有だろうが…)。

開始当初、コソ泥だった主人公のゆがんだ立志伝と捉えることもできるが、
彼の言ってること自体はそれほど間違ってない、というか、
新人育成にすぐ使えそうな話もいくつかあるぐらいまともなことを言っている。
「欲望だけが世界を転がしていく」のだとすれば、
まさに主人公は欲望に正直なのであるが、
最後まで「コソ泥根性」だけは治らなかったねぇ…。
他人の受け売りを堂々と語ったりするし、
不法侵入や他人の足を引っ張るなんてお手の物。
しかし、欲望に週時期であるがゆえに、他人の欲望のありようにも敏感であり、
その辺をうまく「アメとムチ」のように使い分けるテクニックもある。
テレビ局のプロデューサーじゃないけど、
「絶対に敵に回したくないタイプ」の人間であることは確かだろう。

なんといっても、これだけの悪人でありながら、
危ない橋を渡りながら「立志伝」と先述したように、
ちゃんと成功しちゃうというところがすごい。
『デスノート』で言うと、「L」が死んだところで終わっちゃうぐらいの黒エンディング。
ある意味、俗な正義論をぶっ飛ばしちゃうところが
アメリカ映画の魅力の一つと言えるだろう。
主人公を演じるジェイク・ギレンホールの切れっぷりも当然注目の一作である。

映画 『ベルファスト71』(☆☆☆)

細かい設定はフィクションだが、
IRAがテロリスト
(彼らとしては全島統一を目標とする独立戦争を仕掛けていたんだろうが)として
イギリスに抵抗をしていたことは事実なわけで、
そういう意味で言えば現在のテロリストが跋扈する状況を、
イギリスは先取りしていたと言えなくもない
(まぁ自業自得と言えばそれまでなんだが…)。
しかも、特に激しかった1970年代の話となれば、
いろいろと面白い要素をもぶっこみやすかろう。
というわけで今作である。

新兵を「治安出動」と称して北アイルランドに出動したら、
IRAのはねっ返りが暴発して市民が暴徒化。
混乱の中、新兵のひとりが最前線に取り残されてしまう。
最前線と言っても、そこはタイトルy通り「ベルファスト」という街のど真ん中。
敵も敵で、先ほどのIRAのはねっ返りだけでなく、
IRA本体とも言える穏健派、
さらに内側からIRA壊滅を図るイギリス軍の秘密工作員など、
複雑に入り組んでいる。
誰もまともに信用できない中、新兵は生き残ることができるのか…。

軍隊とは理不尽な組織であるわけだが、それはある意味当然なわけで、
そもそも殺人という非人間的な行為を強制して行わせる機関
(だからこそ「暴力機関」と言われもするわけだが…)であり、
作中でも「数合わせ」と言われるように特に陸軍兵などは、
昔は徴兵でそれこそ数合わせ同然で集められていたわけで
(今は訓練に堪えられないやつは必要ないから志願兵が多いけど)、
それこそ某人気映画のタイトルじゃないが「消耗品」扱いなわけである。
作中では他に、「いっそ死んでくれれば、助けに行く必要もないのに…」
とか、命を軽視するセリフが散見するし、
クライマックスはクライマックスで新兵vs新兵というなんとも切ないマッチアップ。
そしてその後の顛末が、さらに切なさを醸し出すわけだが、
誰もみな人の子、人の親なのである、という現実をまざまざと見せつけられる作品。
内容的には少々地味だが、テロリストとの戦いの難しさを
思い知らされる作品である。

「新・中央競馬予想戦記」 2015-10-11

東京09R 六社特別(3上1000万下 芝短 2点)
  ◎ ⑤エイシンエルヴィン
  ○ ①ロジチャリス
  ▲ ③ストーンウェア

東京10R テレビ静岡賞(3上1600万下 D短 1点)
  ◎ ②アンズチャン
  ○ ⑥アジアンテースト
  ▲ ①レッドファルクス

東京11R 毎日王冠(3上GⅡ 芝中)
  ◎ ④ディサイファ
  ○ ⑤ヴァンセンヌ
  ▲ ⑪ステファノス
 休み明けの馬が多くを占め、しかも上位勢が拮抗する難解な一戦。
 本命は、唯一休み明けでない④.とする。
 ついに本格化したかのような近走の充実ぶりと、もともとの距離相性の良さ。
 なんといっても、使われている強みがあるので、ココは連勝機と見る。
 対抗には、乗り替わりこそ心配だがこちらも距離相性が良い⑤。
 実績や血統面では④を上回るものがあるが、
 休み明けでどれぐらいの状態なのか未知数なところがこの評価の理由。
 もちろん、万全なら次の⑪ともども逆転充分。
 その⑪の推しは、なんといっても年齢。
 このレースで一番勝ててる4歳馬であることはもちろん、
 実績のある戸崎騎手に鞍上が戻るのもポイント。⑤ともども安定感もある。

京都09R りんどう賞(2歳500万下 芝短 1点)
  ◎ ⑥ブンブンブラウ
  ○ ⑬オウケンダイヤ
  ▲ ②ドナルテア
  △ ④スノードリーム

京都10R 清滝特別(3上1000万下 芝中 2点)
  ◎ ⑧ラディウス
  ○ ⑦タイセイアプローズ
  ▲ ⑥メラグラーナ

京都11R オパールS(3上OP 芝短)
  ◎ ④ビッグアーサー 距離相性絶好
  ○ ⑧バーバラ     前走評価して
  ▲ ⑫ネロ        勢い感じる

「新・中央競馬予想戦記」 2015-10-10

東京09R 山中湖特別(3上1000万下 芝中 1点)
  ◎ ④ラインハーディー
  ○ ⑦ダイワミランダ
  ▲ ⑧スマイルミーティア

東京10R 本栖湖特別(3上1000万下 芝長 1点)
  ◎ ⑥エイシンアロンジー
  ○ ⑤ポトマックリバー
  ▲ ④テスタメント

東京11R サウジアラビアロイヤルC(2歳重賞 芝短)
  ◎ ⑧コスモプロテア
  ○ ②アポロジョージア
  ▲ ①トウショウドラフタ
  △ ⑪アストラエンブレム

京都09R 愛宕特別(3上1000万下 D中 1点)
  ◎ ⑥ダイナミックウオー
  ○ ③スワーヴカイザー
  ▲ ⑯トップディーヴォ

京都10R 久多特別(3上1000万下 芝短 ①点)
  ◎ ④エイシンペペラッツ
  ○ ③ブリクスト
  ▲ ⑩アサクサティアラ
  △ ⑭セトノフラッパー

京都11R 平城京S(3上1600万下 D中 2点)
  ◎ ⑩マノワール
  ○ ⑧イースターパレード
  ▲ ⑤エクストラゴールド

「新・中央競馬予想戦記」2015年第9開催を振り返って

①10/3,10/4の結果
 (1)10/3の結果
  2勝(カンナS,習志野特別) 4敗
   回収率 84.6%
 (2)10/4の結果
  3勝(兵庫特別,道頓堀S,ポートアイランドS) 4敗
   回収率 120.7%
   年間回収率 79.3%
   通算回収率 73.1%

②開催を振り返って
 (1)OP戦が珍しく良かった
  (12戦通算 135.6%)
 (2)芝戦も長距離(レース数少ないけど)中心になかなか良かった
  (全体:39戦82.3% 短:20戦74.1% 中:16戦90.7% 長:3戦108.0%)
 (3)中山コースもまあまあ良かった
  (29戦通算 94.0%)
 (4)重賞がとにかく悪かった
  (全体:9戦19.0% :3戦15.8% :2戦25.3% :1戦0.0%)
 (5)ダート戦は,短距離を中心に悪かった
  (全体:16戦57.5% 短:7戦26.9% 中長:9戦84.0%)

③開催全体の総括
 開催回収率は79.3%と年間水準ギリギリ。
 これでは前進とは言えないが,投資をセーブしてるおかげで、
 幸い開催自体の軍資金に与えたダメージはけっこう抑えられている。
 良かったカテゴリーの要因の多くは、紫苑Sにあると言っていいだろう。
 予想自体は相変わらずひどいもので
 (ポートアイランドSにしても対抗のマウントシャスタ(最下位!)と同枠の
  マイネルホウオーが入ってなければ外れてたわけで…),
 正直枠連には相当救われてる部分がある。
 ここから卒業しない限り,大きな回収率増は到底見込めないだろう。
 そこで次開催に目を移すと、今年も絶不調の京都開催(しかも8週18日)がスタート。
 幸い,次開催はローカルがわりと数字を残してる新潟(2週しかないが)があるので、
 ソコと東京でなんとか数字を作っていければ…。

④10/10,10/11,10/12の買い方
  東京:条件戦=複勝 OP以上=枠連
  京都:条件戦=複勝 OP以上=枠連

映画 『ドローン・オブ・ウォー』(☆☆☆)

軍人さんの日常を描く今作には、コレと言ったクライマックスはない
(そういう意味では、『ハート・ロッカー』に近い作りである)。
しかし、問題は今作の中で繰り返される「日常」というヤツである。
妻子ある身で、自宅から職場である基地に通う。
基地に行ったらコンテナに入り、操縦桿を握り、画面とにらめっこ。
スピーカー越しに指令が下りてきたら、
安全装置を外し、狙いをつけ、ミサイル発射。
10秒ほど間を置いて、画面いっぱいに広がる砂ぼこり。
それが引いた後に残されるのは、ガレキと肉片のみ。
時間が来たらおうちに帰って家族サービスである。
これじゃあ、通いでゲームセンター行ってるのとそう変わらない。
しかし、これがアメリカの兵隊を家族に持つ人たちの望みを形にした、
新しい戦争の形の一つなのである。
自分たちに害をなす(かもしれない)人々を、一方的に殺戮する。
そりゃ、兵隊を派遣すれば死のリスクは当然負わなければならない。
しかし、敵(になるかもしれない人々)を野放しにしていたら、枕を高くして寝られない。
少し前なら大陸間弾道弾で無差別大量殺人、というところだろうが
(北朝鮮などはまだこの段階なわけだが)、
ソレは人道的に問題があるから…、
というのでこの方法に行き着いたというわけである。

アメリカでは、今や「Fuck you」(中指立てるあのポーズ)の
映像にすらモザイクがかかる有様である。
そうやって一般社会では徹底的に残酷描写から人々を遠ざけてる一方、
軍隊に入れば画面越しに人殺しを見させられるわけである。
しかも、手を下してるのは自分自身なわけで、
むしろ日常で遠ざけられてる分免疫が無く、PTSD的な症状になる人だっているだろう
(今作の主人公は、どっちかというと『アメリカン・スナイパー』の主人公と同じく、
非戦闘員を殺してるという罪悪感に苛まれているようだが)。
戦争をやる以上、軍人は死から逃れられないのである。
殺さなければ殺されるのである
(今作では、9・11を例に上層部がそれを過剰に煽ってるわけだが)。
それに、なまじ自宅通いゆえに、煩わされなくてもいいものに煩わされてもいる
(家族サービスや日常の軽い犯罪)。
その上で、国民から非難されるわけである。
軍人さんからすると、いろんな意味でやってられない気持ちにもなるわなぁ…。

翻って、日本である。
これから、ヘタすりゃ戦場に兵隊を送らなければいけなくなるような法律を
作ったわけである。
しかも、いまだに70年前の事を引きずるようなセンチメンタルでナイーヴな民族である。
戦場に行ったら、PTSDぐらいで済むんだろうか。
帰って来たとたんに自殺者続出とか、そんなことにならないだろうか。
そうならないように、この国はキチンと世話を見られるんだろうか。
幼児や老人の世話も満足に見られないようなこの国で。
そういうことも考えた上で、あの法律を作ったんだろうか。
何だったら、アメリカから軍事用ドローン大量輸入とか、
国産軍事用ドローン大量生産とか考えた方が良いかもね。
それなら、引き籠ってる人材がぞろぞろいるし、
そうなれば「全員活躍社会」が本当に訪れるかもね。

映画 『GONIN サーガ』(☆☆)

この前テレビでやってた前作『GONIN』を観た上での感想となります
(前作の感想込みのものとなります)。
前作はアヤ付けなど含めて全てが雑な作り
(とにかく序盤は「ひょんなこと」の連発)で、
監督さんはもしかすると力不足を実感したのではないだろうか。
で、19年を経て前作をアヤ付けに利用しつつ、
前作でできなかったことを改めて実現させようとして作ったのが今作であるように、
ワシには見えた。
しかし、何せ19年経ってるため、前作を観てない人も少なくないだろうから、
ということで前作の映像も折々に混ぜて作られている、
なかなかの親切設計(その分、多少長くなっているが)。
しかし、肝心の作品としてはどうかというと、
雑さは消えているが前作を観てしまうと既視感のあるシーンが散見され
(もちろん、前作の映像以外の部分で、である)、
しかも大越大輔役の桐谷健太が、どうしても「浦ちゃん」に見えてしまうし、
もっと致命的なのは、せっかく根津甚八まで引っ張り出してきて
前作と同じ役やらせてるのに、
前作にも出てた竹中直人を別人役で登場させるという矛盾をやらかすというね…。
「前作なんか、見ないほうが良かったなんて、そんな映画ありますぅ?」
(ロバート山本風)。
確か竹中さん、頑張って「変身」してたけどさぁ…。
もっと別の人用意できなかったのかなぁ(例えば窪塚洋介とか…)。
やっぱり、日本の俳優さんは、少しは仕事選んでくれたほうがいいと思うんだよねぇ、
何でどういうイメージがついちゃうかわからないんだからさぁ。
事務所も事務所で、もう少し「戦略」ってものがあっても良いと思うんだが…。

映画 『ふたつの名前を持つ少年』(☆☆☆☆)

同じ「文部科学省選定」の作品でも、
『ソ満国境 15歳の夏』に比べて相当過酷でありながら暖かくもある。
『ソ満国境~』の中にある
「人は時として残酷だが、逆に例えようもなく暖かい」というのを、
今作の方がより強く感じられた。

とはいえ、今作ではその優しさの源泉である「宗教」の光と闇を
鮮烈に描き出してもいる。
まず、キリスト教である。
主人公が行き倒れた先のお母さんは、敬虔なキリスト教徒で、
主人公の身の上には一切触れず(まぁ、状況で察しはついてるようだが)、
彼を匿い、逃げるときにも十字架を渡し、
逃走する上でのあれこれを丁寧に手ほどきした上に、
「どうしても行く場所がなくなったらまた戻っておいで」とまで言うのだ
(後に彼が戻ったことにより、大変なことになるのだが、
その時の応対も実に素晴らしい)。
こういう人ばっかりだったら、きっと世界は平和なんだろうに…。
作中では、キリスト教に対し相当好意的に描かれており、
正直ラストで主人公は改宗するのか、とまで思いましたが…。

そこで、主人公がもともと属する「ユダヤ」というものである。
基本、ヨーロッパでは良く見られていない。
当時露骨に差別していたドイツだけでなく、
主な舞台となるポーランドの人々にしたところで、
宗教的対立があるためか主人公の優しさに対し懐疑的な対応をする。
それは、キリスト教成立に関するあれやこれやが大きく影響してるのだろうが、
クライマックスで主人公も「ユダヤ人だから腕を失った」と言っているように、
少なくとも当時のヨーロッパにおいてユダヤ人であることは
決して得なことではなかった。
それでも、父から「父母のことは忘れてもユダヤ人であることを忘れるな」
と教えられるほど彼らユダヤ人はユダヤ人であることを誇りに思っているのだ
(その辺りは、ユダヤ人の持つ選民思想の影響もあるのだろうが)。
そう、道徳とはそもそも父母から教わるものなのである。
ただ、その誇りが彼らユダヤ人をヨーロッパで孤立させる
一つの原因であるとも言えるし、
キリスト教にしてもユダヤ人に対していまだに複雑な感情を抱いてる人々は少なくない。
宗教は博愛の象徴であり、同時に争いの種でもあるわけで、
宗教にあまり頓着しない我々日本人は、むしろその辺を理解した上で、
両者の橋渡し役を果たしうるわけで、
そういう意味ではアメリカ追従を鮮明にしてる現状は
もしかするとあまり良い立ち位置ではないのかもしれない。

そして、両者に共通する道徳として「生きろ」というメッセージは非常に力強い。
父は未来を担う子どもを逃がすために自ら犠牲になる一方、
「ユダヤ人としての名前を捨て、父母のことを忘れても生き残るために逃げろ」
と別れ際に強く言うのである。
『大脱走』などにしても、欧米は兵隊だけでなく子供に至るまで、
「生き延びる」ことに大きな価値を置いている。
国をして「死ね」と教えてきたこの国は、
まだそこから抜け出しきれてないように思われるのだ。
簡単に「死ぬ気で」なんて言葉を使ってる人が周りにいないだろうか。
軽々しく生き死にを語って欲しくないものである
(今作を観ても、そんなヤカラは「死ぬ気で生きるんだ」とか言うんだろうなぁ)。

最後に、当の本人が子や孫とともに登場する。
この光景こそが「生きてこそ得ることのできる栄光」そのものだろう
(これを言った主は、暗に「まだ死ぬのは早い」ぐらいの意味で言ってるのだが)。
生きとし生けるものならば、血を紡ぐことこそ大きな勤めと言えるだろう
(結婚もしてないワシがよく言うよ、なわけだが…)。

映画 『天使が消えた街』(☆☆☆)

実際に起こった事件がベースになっている映画だが、
実際にはそれを映画化しようとした今作の監督本人の製作日記みたいな作り。
監督には監督のこだわりがあるのは十分わかるが、
それが市場のニーズに合ってるかどうか判断する興行側や、
実際の事件だけあってそれを追っている警察や記者も入り交じり、
しかも製作に行き詰まる監督の心象風景もありと、虚実ない交ぜな出来。
ただ、それがうまくいってるかというと、正直ねぇ…。
結局事件自体が迷宮入りしてるみたいだし
(8年も裁判して無罪になったら、もうそう簡単に新しい犯人も挙げられないだろうし)、
そうなると映画そのものもオチのつけようがない
(はじめっからガッチガチの法廷劇にするテもあるだろうが、
そうなると差別化も難しいしねぇ…)。
結果、その間で懊悩する自分を描くことで作品化されたのが今作、
とワシには見えたのだが…。
その懊悩ぶりは、親権争いで身辺そのものが慌ただしい上に、
ややこしい事件の映画化という難事を抱え、
しかもロクなアイデアも浮かばない(監督自身のこだわりはあっさり却下されるし)。
取材先の女の子と仲良くなって現実逃避したり、
果てはドラッグにまで手を出すわ、怪しい男の家から盗みを働くわで、
相当追い込まれている。
ラストで実質お蔵入りを宣言されて、
少なくとも作中の主人公はホッとしたことだろう。

正直、実際の事件のことはどうでもよくなってる作品です。
そういうのを期待して観に行くとガッカリすること請け合いである。

映画 『罪の余白』(☆☆☆)

女って、やっぱ恐いわぁ。
ワシみたいな「永遠のクソガキ」には到底かないません。
ただ、今作のその「恐い女性」木場咲(吉本実憂)は、
一見するとサイコパスなのでかなわない以前に、
できればお近づきになりたくないレベルの悪女ですから、
まぁなんとか回避できるかなぁ、と思いますが…。

こういう狡猾な敵を相手にする時のアプローチは、だいたい2つしかありません。
•法を無視して私刑を下す((例)『ハングマン』シリーズ)
•決定的な証拠をつかんで無理やり法の網にかける
今作は、大別すると後者の部類に入るだろう。
しかし、そこに至るまでそれなりに戦略を立てないと、
こういう狡猾な女狐はなかなか罠にはかかってくれないからねぇ。
そりゃ、仕掛ける方も命がけってわけです。

とはいえ、結末がこの2つのアプローチに早々に絞られた時点で、
結末は正直どうでもよくなってしまいました。
そして、新たな楽しみ方を見つけました。
それは、「木場咲」の人間性を掘り下げていくというものです。
先ほど、彼女は「一見」サイコパスに見えると書きました。
サイコパスの特徴の一つに、「平然と嘘をつく」というのがあります。
しかし彼女、作中で一箇所だけ本音で話すシーンがあります。
本命の芸能プロダクションにスカウトされるシーンです。
それこそ、彼女ほどの「役者」なら、
いくらでも相手にとって印象の良い受け答えができそうなものですが、
あえてなのかどうなのか、そういう受け答えはしません。
そして、プロダクションのエライ人にケチョンケチョンにされ、
挙げ句の果てに「私とは仕事したくないみたいですね」と言うのである。
彼女に関していろんな解釈ができるシーンではありますが、
ワシは「彼女はウソはいつかバレる」と思ってるのではないか、と感じたわけです。
そうなると、本当の意味ではサイコパスではないわけで、
そういう意味でワシは「一見サイコパス」と書いたわけですが、
最後まで罪悪感の発露が無かったところを見ると、
ワシは彼女を買い被っていたように思います
(しかし、このプロダクションのお偉いさんの言葉、なかなかしみますねぇ)。

ズバリ、「木場咲」が主役の映画と言って良いでしょう。
ただし、『悪の教典』もそうだが、彼らサイコパスの深層には、
どうしても踏み込めないというか、あるいは闇が深すぎるのか…。
イジメ問題とかの切り口でも語れなくはないが、
それにしては重々しくないし、だいいち今作の本質ではない。

「新・中央競馬予想戦記」 2015-10-04

中山09R サフラン賞(2歳500万下 芝短 1点)
  ◎ ⑪ワンダフルラッシュ
  ○ ⑦クナウ
  ▲ ①デアリングエッジ
  △ ④リリカルホワイト

中山10R 勝浦特別(3上1000万下 芝短 1点)
  ◎ ⑧ハナフブキ
  ○ ②ダノンマッキンレー
  ▲ ⑮タカラジェニファ

中山11R スプリンターズS(3上GⅠ 芝短)
  ◎ ⑫ウリウリ
  ○ ②ストレイトガール
  ▲ ⑯ティーハーフ
 どの馬にも一長一短があり混戦模様で難解な一戦。
 印を打った3頭はポイント的には甲乙つけがたいのだが、
 ⑫と②に関しては、ほぼ単純に前哨戦のセントウルSの成績順。
 だから、前走休み明けだった②は状態次第では当然逆転候補。
 一方で⑯は、脚質的なものもあり中山との相性が悪いため3番手評価。
 しかし、今回は大外枠を引いたので、
 仕掛けのタイミングさえ間違えなければ一気のごぼう抜きの可能性もあると見る。

中山12R 内房S(3上1600万下 D中 1点)
  ◎ ⑪キープインタッチ
  ○ ⑭ショウナンアポロン
  ▲ ①フォローハート
  △ ④アルタイル

阪神09R 兵庫特別(3上1000万下 芝長 1点)
  ◎ ②アングライフェン
  ○ ⑥アドマイヤカーリン
  ▲ ③ペンタトニック

阪神10R 道頓堀S(3上1600万下 芝短 ①点)
  ◎ ⑧アットウィル
  ○ ②プレイズエターナル
  ▲ ①ゴールドペガサス

阪神11R ポートアイランドS(3上OP 芝短)
  ◎ ③フルーキー      近走実績充実
  ○ ⑥マウントシャスタ   前走評価して
  ▲ ⑩プレイズアトレイル 相手なりに走る
  △ ⑧ケイティープライド  距離実績高い

「新・中央競馬予想戦記」 2015-10-03

9/26の結果
 1勝(清秋ジャンプS) 6敗
  回収率 47.1%

9/27の結果
 2勝(ムーンライトハンデキャップ、神戸新聞杯) 1分(外房特別) 2敗
  回収率 64.6%
  年間回収率 78.8%
  通算回収率 73.0%

当たったレースに関しても、予想自体は外れてることも多く
(だから枠連で買うケースが増えてるんだろうけど…)、
予想自体に問題があることは以前からわかってはいるんだが、
どうしてもそこに手を入れる余裕もないわけで…。
まぁ、そこまで入れ込んでない、と言ってしまえばそれまでなんですが…。
10/3、10/4の買い方は以下の通り。
 中山:条件戦=単勝 OP以上=枠連
 阪神:条件戦=複勝 OP以上=枠連

中山09R カンナS(2歳OP 芝短)
  ◎ ⑫メイショウマイカゼ
  ○ ⑨コスモアルコン
  ▲ ④ボーダレス
  △ ⑦ヒルダ

中山10R 習志野特別(3上1000万下 芝中 1点)
  ◎ ①ダイワレジェンド
  ○ ③キングカラカウア
  ▲ ②ハツガツオ
  △ ⑬ゴールデンハープ

中山11R 秋風S(3上1600万下 芝短 ①点)
  ◎ ⑨アンブリッジ
  ○ ②マイネルメリエンダ
  ▲ ⑩ウインフェニックス
  △ ⑧シベリアンスパーブ

阪神09R ヤマボウシ賞(2歳500万下 D短 1点)
  ◎ ⑫ゼンノサーベイヤー
  ○ ③プレスティージオ
  ▲ ①タガノファサネイト

阪神10R 芦屋川特別(3上1000万下 芝短 1点)
  ◎ ⑤サンシカゴ
  ○ ⑫フィドゥーシア
  ▲ ①フェアラフィネ

阪神11R シリウスS(3上GⅢ D中)
  ◎ ⑧ダノンリバティ
  ○ ⑨マルカプレジオ
  ▲ ⑫キクノソル
 いつものポイント的には、⑨を本命視すべきなのだが、
 年齢的に勝ちが無いので対抗に降格。
 代わって本命には、3歳馬の⑧。
 とはいえ、阪神実績や距離実績は無視できない。
 前走ダート戦初勝利(しかもオープン戦)で本格的に路線変更を果たし、
 大目標に向けてココで弾みをつけたいところだろう。
 3番手には、なかなか勝ち切れない⑫。
 今回は外人騎手騎乗ということで勝負強さに期待したい。

映画 『ソ満国境 15歳の夏』(☆☆☆)

「文部科学省選定」な映画の時点でそれほど期待してなかったわけだが
(じゃあ観に行かなきゃいいのに、という話はワシの中には無い)、
それほど悪い作品ではなかった
(もちろん、あの「いい話」仕上げな空気感は好きにはなれないが…)。
考証学的にもツッコミを入れたい部分がいくつかあるし
(終戦4日後に国民学校の教官が「国家を正すのも国民の役目」とは、
正直言わないと思うし、もしそういう思想の持ち主なら、
もっと早い時点でまず特高に目をつけられていたように思われるが…)、
反戦色の濃い作品でもある。
とはいえ、関東軍がそそくさと前線を放棄し(おそらく転進命令が出たんだろうが)、
その引き換えに勤労奉仕(屯田兵的なニュアンスが濃いが)として
15歳の少年を最前線送り
(そういう認識が皆無だったとしたら、関東軍も外務省も度し難いものがあるわけだが)
にしたという史実が元になっている話であり、
その少年たちに「無敵の関東軍」と語らせながら、
現代福島の仮設住まいの15歳の子どもたちにダブらせてるのは、
「安全神話」にどっぷりと浸ってしまうという、
日本人の進歩の無さを皮肉的に描いているのがなかなかに手厳しい。
若者を犠牲にして既得権者たる老人が生き延びようとする構図は、
現代においても見られる光景であり、
考えようによってはよくも文部科学省がお墨付きを与えたもんだな、
とも思える作品ではある。

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