映画 『ザ・ヴァンパイア~残酷な牙を持つ少女~』(☆)
タイトルがそのまんまなわけだが、
ホラーとして考えるとあんまし怖くないし、
かといって『トワイライト』のような甘い恋愛モノというわけでもない
(どっちかといえば恋愛モノだが、ラストがかなり複雑)。
しかも全編白黒で、ストーリー展開も含めて、
「お芸術」な映画作りを志向してると思われる。
しかし、あまりにもシュールでしかも難解。
なんで主役をヴァンパイアにしちゃったかなってぐらい。
その上、ヴァンパイア最大の特徴の一つである
「噛まれたら、噛まれた方もヴァンパイアになる」
という部分が削ぎ落とされてるため、これじゃあただの殺人鬼扱い。
だからといって中東独自の味つけ(舞台がイランのどこかということになってる)
をしてるわけでもないので、
要するにあらゆる舞台装置が無意味に羅列してるだけなのだ。
組み合わせ自体は化ける可能性もあるだろうに、実にもったいない。
と同時に、思いつきだけで話を進めてもろくなことがない、
という良い例と言えるだろう。
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