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2015 勝手に映画賞

映画館1減の影響もあり、218本と2013年(213本)並みの鑑賞数となった2015年の映画。
まずは、星の数別の総チェックから。

☆5つ=6本(2014年:5本)
 ○トラッシュ!-この街が輝く日まで-
 ○KANO~1931海の向こうの甲子園~
 ○みんなの学校
 ○エール!
 ○杉原千畝 スギハラチウネ
 ○ボーダレス ぼくの船の国境線

☆4つ=57本(2014年:74本)

☆3つ=107本(2014年:111本)

☆2つ=36本(2014年:46本)

☆1つ=12本(2014年:15本)
 ●アマゾン大冒険~世界最大のジャングルを探検しよう!~
 ●エイプリルフールズ
 ●ブライド・ウエポン
 ●明烏 あけがらす
 ●マッド・ガンズ
 ●シグナル
 ●虎影
 ●約束の地
 ●黒衣の刺客
 ●ザ・ヴァンパイア~残酷な牙を持つ少女~
 ●グラスホッパー
 ●全力スマッシュ

ちょっと(1本だけど)増えた☆5つ。
『杉原千畝 スギハラチウネ』以外は青少年が主役のお話ばっかり。
今年は、子どもが主役の映画できらりと光る作品がいくつかあった。
一方の☆1つ作品は、振り返ってタイトルを見ても
内容がイマイチ思い出せないぐらいピンとこない作品ぞろい。
これら全部見なければ、だいたい1万円ぐらい節約できたのになぁ…。

今年もベスト5&ワースト5形式で紹介。
まずはベスト5から。
 5位:ボーダレス ぼくの船の国境線
 4位:杉原千畝 スギハラチウネ
 3位:KANO~1931海の向こうの甲子園~
 2位:エール!
 1位:トラッシュ!-この街が輝く日まで-
5位は、今年最後の映画になったイランの映画。
戦後70年の掉尾を飾るにふさわしい現代の寓話。
4位は、邦画最高評価作品。単純な「いい人仕上げ」じゃないところがナイス。
3位は、ベタだが激アツな甲子園モノ。さわやかな感動作でもある。
2位と1位は多少迷ったものの、5位作のレビューでも引用したように、
今年1年この作品の余韻に浸りきったという意味で、
『トラッシュ!-この街が輝く日まで-』を1位に認定。
とはいえ、2位作も設定が神で、ストーリー運びもうまいという上出来な作品である。
続けてワースト5.
 5位:全力スマッシュ
 4位:黒衣の刺客
 3位:虎影
 2位:エイプリルフールズ
 1位:グラスホッパー
先に書いた通り、どれもピンとこない作品ばかりなのだが、
最近見た作品の5位作は、バドミントン愛ゼロという駄作。
4位作は、「寡黙な主人公の作品はダメ」ということを
久しぶりに思い知らせてくれた作品。
狂言回しに徹するにしても、やはりしゃべって個性を出してくれないことには、
感情移入もなかなかできない(たんにワシが未熟なだけかも知れないが…)。
3~1位は全部邦画(半分わざと)。
3位作は、VFXがちゃっち過ぎて正直見てられないレベル。
2位作は、日本人にとっていかに拳銃という道具が遠くにあるかというのを、
演技の下手さによって見事に表現しきった作品。
そして1位は、主人公があまりにも空気だったという作品。
こうやって見ると、4位と1位に主人公の存在感の薄い作品が並んだ。
やぱり、主人公という芯がきちんと立ってない作品は、
出来もザンネンになるということだろう。

総括としては、やはり全世界的に「戦後70年」ということで、
戦争絡みの映画が多かった印象
(札幌地区に遅れてやってくる作品もまだいくつかあるし)。
その中でベスト5の方に2作品入るなど、なかなかの力作ぞろいだった。
「戦争を忘れない」ために、今後もこういった戦争絡みの力作に期待である。
あと、邦画に関しては今年のワースト3が全部邦画という惨憺たるありさま。
カネが使えないんだから、中途半端なVFXとか使っちゃダメだし、
かと言ってガンアクションも普段銃を使ってない俳優さんたちに
扱えというのはやはり無理があるので、これも使っちゃダメ。
唯一の希望は『杉原千畝 スギハラチウネ』で、
テレビなどでさんざんしゃぶりつくした話をさらにもう1段掘り下げて、
「単純にいい話などそうそうない」ということを見せつけるような、
陰陽描き切るような大作を腰を据えて作って行ける環境があればいいんだろうが…。

年明けは、上映時間の都合で今週観られなかった
『ソークト・イン・ブリーチ ~カート・コバーン 死の疑惑~』と、
韓国で大ヒットだった『ベテラン』のどちらかからスタート。
『ソークト~』は、大物ミュージシャンの死の真相に迫るドキュメンタリーであり、
『ベテラン』は韓国財閥と警察の癒着という社会の暗部に迫りつつの
エンタテインメント作品。日本でもこういう映画作れないもんなのかなぁ…。
鑑賞本数は、来年もおそらく今年ぐらいの水準で落ち着くと思います。

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