映画 『わたしはマララ』(☆☆☆)
「名は体を表す」とはよく言ったもので、
今作冒頭で紹介されるアフガニスタンでの伝説
(「戦乙女」とか「勝利の女神」とかに近い話だけど…)にちなんで、
彼女マララ・ユスフザイの名は付けられた。
伝説の女性と同じく、彼女も凶弾に倒れるわけだが、
一つ違うのは、彼女は見事生還したことである(障害は残ったみたいだけど…)。
今は治療を行ったイギリスに家族ともども在住しているが、
作中ではタリバンに脅迫されながらも母国パキスタンに帰ったり、
国連での演説も収録されているのでニューヨークに行ってたりと、
父がつけた偉大な名前にある意味ふさわしい活躍を見せるわけですが、
普段は至ってフツーの女の子、って言う話。
彼女に関して言えば、何といっても環境がすばらしい。
父親は学校を作るほど教育熱心で
(偉大なる名付け親でもあるわけだし…)、
彼女が足り番批判の活動をしてもむしろ応援するぐらいだそうだから、
相当意識が高い親御さんなんだろうな、と思うわけであります。
パブリックな話は、だいたい報道されてる以上の話が出てこない今作。
今作では、彼女のプライベートや家族環境などを垣間見る、
というのが正しいスタンスのように思われる。
「フツーの女の子」の「フツーじゃない生活」を垣間見るドキュメンタリー。
« 「新・中央競馬予想戦記」 2015-12-13 | トップページ | 映画 『グリーン・インフェルノ』(☆☆☆) »
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 映画レビュー 2024/03/03~2024/03/21版(2024.04.09)
- 映画レビュー 2024/02/21~2024/02/28版(2024.03.12)
- 映画レビュー 2024/02/10~2024/02/12版(2024.02.16)
- 映画レビュー 2024/02/02~2024/02/07版(2024.02.08)
- 映画レビュー 2024/01/24~2024/01/29版(2024.01.31)
« 「新・中央競馬予想戦記」 2015-12-13 | トップページ | 映画 『グリーン・インフェルノ』(☆☆☆) »
コメント