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映画 『ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲(ラプソディ)』(☆☆☆)

統率のとれた犬たちの動きと、
リーダー犬となるハーゲンの表情など、
犬たちの演技(?)の素晴らしさに目を奪われる反面、
ストーリー展開自体はかなり雑でツッコミどころ満載。
思わせぶりなエンディングはともかくとして、
犬たちが騒ぎを起こしてるのをいきなり「ハーゲンのしわざに違いない」
とか言ってしまうリリは、マジでどうかと思うわけである。

しかし、数百匹の犬が街中を群れて移動してるのはやはり異様である。
それを、わりとフツーに描いてる高橋よしひろ(『銀牙 流れ星銀』シリーズ)は、
ある意味その辺の想像力が欠如していると言える
(まぁ、あのシリーズにおいて一般市民の存在感は空気ですけどね…)。
今作は、基本的に犬を観る映画である。
対する人間たちがあまりにも醜い。
飼い主のリリにしたところで、家庭環境には同情もするが、
犬に対する接し方がいい加減で、
父親に「施設か捨てるか」を迫られても何も言い返せないところにも
それは現れていると言えよう。
その上で、前述の「ハーゲンのしわざ」発言である。
野良犬をはびこらせる原因を作った「雑種制限令」を含め、
ある意味人間のダメっぷりを見事なまでに描いている怪作と言えるだろう。

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