« 映画 『独裁者と小さな孫』(☆☆☆☆) | トップページ | 「新・中央競馬予想戦記」 2015-12-20 »

映画 『サクラメント 死の楽園』(☆☆☆☆)

現代宗教とは、まさに「解釈」である。
オウム真理教だって、仏教典の解釈による産物であり、
今作の「お父様」だって聖書の解釈によってカルトを生み出したわけだし、
引用される聖書の断片のひとつひとつは至極まっとうなことを言ってるのである。
問題は、経典の文句をいかに運用するかなのであり、
それは経典を持つ「世界三大宗教」の全てに言えることである。
そういう意味では、経典とは便利な道具で、
人を活かしも殺しもするわけである。

今作は、1978年に実際にあった話が元になっており、
実際には今作で示された以上の人間が「集団自殺」したそうである。
それでも、今作の「集団自殺」のシーンは衝撃的であり、
やはり「この世で一番こわいのは人間である」ということを思い知らされる。
えげつない描写とは裏腹に、
「宗教」の光と影を描いた佳作と言えるのではないだろうか。

今作の前に観た『独裁者と小さな孫』もそうだったが、
「イスラム国」に影響されて上映されてる(単なる偶然かも…)映画が少なくない。
それだけ、彼らの世界に与えたインパクトが大きかったと言えるわけだが、
彼らのことをそのうち映画化出来るようになったりするんだろうな、きっと…。
それは、ある意味では平和になった証拠と言えるのだが、
その時「イスラムj国」はどのように描かれるんだろうか…。

« 映画 『独裁者と小さな孫』(☆☆☆☆) | トップページ | 「新・中央競馬予想戦記」 2015-12-20 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/134965/62900440

この記事へのトラックバック一覧です: 映画 『サクラメント 死の楽園』(☆☆☆☆):

« 映画 『独裁者と小さな孫』(☆☆☆☆) | トップページ | 「新・中央競馬予想戦記」 2015-12-20 »

2017年7月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
無料ブログはココログ