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映画 『ピンクとグレー』(☆☆☆)

「学問なき経験は、経験なき学問に勝る。」(イギリスのことわざ)
とはよく言ったもので原作者加藤シゲアキ(NEWS所属)のおそらく実体験に基づく、
決して明るくない芸能界での成り上がりできた者と、
そうでない者の光と影を描きつつ両者の間の友情物語に仕上げている。
だが、正直あの終わり方はわしはあまり好きではない。
正直、命が軽過ぎる。
なんでも、原作の終わり方はもっと命が軽いそうで、
行定勲監督もそう思ってああいうエンディングにしたのでは、
と勘ぐってしまったりもする。
そして、あの「SMAP騒動」である。
作品の内容と直接関係があるわけではないが、
今作に描かれる芸能界の黒い部分を、
ある意味現実世界に引きずり出したような騒動だったように思われた。
事務所としては商品(この場合タレント)管理は必要だが、
その商品がナマモノ、しかも意志を持つ人間であるわけだから、
そりゃ交通事故起こしたり酒に酔って裸になったりだって、
気を抜いたらしてしまうわけである。
その上今回の場合、商品管理者の方の問題なわけだから、
確かに商品の側からしたらみんな被害者と言えなくもないわけである
(商品間の問題もあるとか無いとか取りざたされてるようだが)。
原作者が属している「NEWS」は不運なグループである
(デビュー直後から脱退者が出たりしてたし)。
そういう不安定な状況の中で書かれたからこそ、
特に芸能界に関しては明るくない描写が少なくないように思われるのだが、
それをあのラストは話が別である。
正直、「納得いかない」ラストだが、映画ではギリギリ行定勲監督が
手直しして曖昧にしている分だけ希望を持てそうな感じにしてある。
改変の是非は措くとして、若いのにこんなエンディング書いてるのは、
ある意味問題があるかも…。

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