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映画 『ザ・ガンマン』(☆☆☆)

「智将は敵に食む」(『孫子』軍争編)とはよく言ったもので、
今作の主人公(ショーン・ペン)は何でもかんでも現地で調達する。
特に銃器は,持ち歩くだけで一定のリスクがあるし
(むき出しで持っていると、周りの人から怪しい目で見られるという描写が、
作中でも見られる),
銃弾はそれこそ消耗品だから大量に持ち歩くわけにもいかないし、
確かに現地調達するメリットは少なくない。
しかも,タイトルの通り主人公は銃の扱いに長けているわけだから、
その調達方法にもたけているわけである(と言っても,半分は敵から奪うんだけど)。
その辺りが存分に発揮されているわけだが、
ショーン・ペンが年齢相応の役を演じてるだけに、身体的弱点を抱えている。
いささか食傷気味の設定だし(近いところでは『ラスト・リベンジ』のニコラス・ケイジ),
過去の因縁をほじくりだすシーンの方が多く、
アクションシーンは出来こそ良いが量的には控えめ。
むしろ、その因縁の始まりのところだけ切り取ってやった方が面白かったかも
(民間軍事会社に所属していた主人公たちが、
鉱山会社に雇われてその国の資源大臣を暗殺する)。
後述する『ア・フィルム・アバウト・コーヒー』もそうだが,
先進国が途上国の安い労働力を搾取し、
その富を独占するというやり方では、今作のような歪みを生むだけだし
(その解決策として、ウィンウィンを提示してるのが『ア・フィルム・アバウト・コーヒー』)、
そういうところをえぐり出す社会派な作品というのもアリだと思うんだが…
(まぁ、そういうのは他でもやってるから、 差別化という意味では弱いかもしれないが…)。

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