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映画 『ヒーローマニア-生活-』(☆☆☆)

監督さんも語っているように、良くも悪くも「日本映画」らしくない作り。
なんといっても、舞台となる堂堂市の「なごみ商店街」が完全にスラム。
こんなとこ、日本中探したって無いよ(シャッター商店街自体はあるが…)。
まぁ、『キック・アス』なんか何かと比較される作品ではあるが、
ワシはむしろ『アイアムアヒーロー』と比較したい作品(同時期の公開でもあるしねぇ)。
アッチは、レビューでも書いたように、日本人のダメな部分を「克服」してしまう映画で、
今作は基本的には「克服」しない作品。
特にリーダーの中津(東出昌大)は、特段優れた点も無いし、
年齢もおよそヒーローらしくない30歳。しかも、過去にキズのある男
(それを言うなら、カオリ(小松菜奈)以外は若干アレな人物だらけだが)。
そういう男たちが、「街角ファンタスティック・フォー」ならぬ「TURUSI-MA」を結成して
この肥溜みたいな街の浄化に乗り出すわけだが…。

中盤で唐突に「TURUSI-MA」を法人化しようという話が出た辺りで
話自体は本筋に進んで行くのだが、
実はワシの中ではこの辺りから逆に急速に冷めて行ってしまった。
彼らのやってることは完全に犯罪である
(ホントは警察が動くべき事案だらけなのだが、今作において警察は完全に空気)。
それを法人化するという発想自体に違和感があって、
しかもそこからオリジナルメンバーの生活が暗転する(特に中津)わけで、
一面においては日本的な展開と言えなくはないのだが、
その辺の無理矢理感がどうも許せなかった。
それでも、クライマックスのアクションシーンは確かに見るものがあり、
ほぼひたすら鉄砲撃ってるだけの『アイアムアヒーロー』とはわけが違う。
しかし、VFXの使いすぎで人間の動きが非人間的になってしまったのが惜しい。
また、キレイにまとめようとし過ぎてる点もちょっと鼻についた。
あまり考えないで観れば面白いんだろうが、
そこまでのめり込めなかった、というのが正直なところ。

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