映画 『ノック・ノック』(☆☆)
登場から「厚かましい女たちだなぁ」と思って観てたら、
そんなもんじゃなくて、最初から襲撃を計画してたっていうんだから、
女って怖いねぇ。これじゃあ新手の「美人局」じゃないですか。
しかも、目的が「特に無し」っていうね…。
盗撮とかまでやっておいて「目的無し」であんなことするって、
むしろそういうヤカラの方が怖いんだよねぇ、実際…
(『クリーピー』の予告編でも香川照之がそんな感じの役だよねぇ)。
なまじ目的があると、そこに付け入る隙が生まれてくるわけだけど、
それが無い上に、主人公のエヴァン(キアヌ・リーヴス)は
ハニートラップに引っ掛かってやられたい放題。
男子としては、もうやるせない気持ちになる映画なんだけど、
目的がないからオチが完全に投げっぱなし。
息子のセリフで「お後がよろしいようで」とか言ってる場合じゃないわ。
人間、誰しも疚しいところがあるんだから、
たしかにSNSの使い方なんかもう少しちゃんと勉強しないとダメなんだろうけど、
今作みたいな「事故」はそうそう防げるもんじゃないよね。
ただ、今作を観ると「善意」というものについて改めて考えさせられるものが無くも無い。
作中では描かれていないが、エヴァンに下心が皆無だったかと言えば、
男なんだから多分そんなことないはずだと思うんだけどねぇ…。
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