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映画 『ターザン:REBORN』(☆☆)

『イン・ザ・ヒーロー』って映画の中で,
「プリミティヴ(この場合「原始的」と解するべきだろう)なアクション映画が撮りたい」
と、外国人監督が言っていた。
スタントマンとの契約もうるさい欧米の映画界では,
もう「プリミティヴなアクション映画」を撮るのは不可能であろう
(ジャッキー・チェンもそれで挫折したといわれている)。
そういう意味で「キンキンのアクション」などと煽っている今作の宣伝は,
その時点ですでに眉唾物なのではあるが,
動物が多数登場する今作においては,
初めから「プリミティヴなアクション映画」を要求するのは間違っていて
(その辺り,『ジャングルブック』はかなり潔く
「主人公モーグリ以外フルCG」と謳ってしまっている),
主眼はどちらかというとストーリーラインの方に向かうわけである.
しかし,その「ストーリーライン」の方も,
ことさらベルギーを悪者にして、
英米はその悪事をあばく側として登場する.
しかし、帝国主義国家としては後発のアメリカはともかく
(それでも太平洋でどれほどのことをしてきたんだか…,とは思うが),
「大英帝国」などと称されていたイギリスは、
同じ穴の狢どころか帝国主義の首魁であろう
(イギリスを含めた欧州の旧帝国主義国家は,
現在そのツケを散々払わさせられていると言えなくもないわけだが…)。
今回のターザンの設定は、そういう意味では興味深いし,
むしろ続編を重ねていくことで,その人間味や野性味を存分に発揮できる
素地はあるように思われる.
しかし、だったらあまりアクションに頼らない方が良いとも言えるし
(まぁ、入口戦略としての選択だったのかもしれないが…),
むしろTVシリーズ的なつくりにも見えた.
演技の方はというと,クリストファー・ヴァルツの安定の悪役ぶりには目を引くが,
ほかに見るべきところがなく,
やはり見せ場としてのアクションシーンが必要だったことがよくわかる。
しかし、その肝心のアクションシーンが、
あまりにも作り物感満々だったので、わしとしては興ざめだった.

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