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映画 『リトル・ボーイ 小さなボクと戦争』(☆☆☆☆)

アメリカの戦争モノで、しかもタイトルがあれなので、
当然あの「奇跡兵器」の話も登場しますが、
かなり皮肉に満ちたエピソードに仕上がってるので、
そこまでわりといい気分で観てたワシなんかは、素直に笑えなくなってしまった。
神父と日系人と「リトルボーイ」とあだ名される子供の物語なので、
「信仰が山をも動かす(「点滴岩をも穿つ」と同意)」っていう神父の話を、
子供は真に受けて、戦地に行った父親を取り戻そうと、
神父の挙げる「信仰心を示すためのtodoリスト」を
そのまま実行して神の力にすがろうとするのだが、その中に「日系人に親切にする」
という項目があったことから、子供は町で敵視されていた日系人と
仲良くせざるをえなくなってしまうのだが…。
「リトルボーイ」爆発あたりからのたたみかけるような展開は見もので、
最後はほっこりした気持ちにさせてくれる、
ヒューマンコメディと言える作品である。

作中、日系人がキーパーソンとして登場するが、
当然作中の世相ゆえに迫害される。
一方で、彼の登場シーンでちゃんと
「アメリカに忠誠を誓った日本人は収容所から出て、自由に生活していた」
というエクスキューズは加えられている。
たびたび話題になる「日系人部隊」などの例を見てもわかるように、
当然アメリカとしての戦略ありきではあるが、
「国の役に立つ者は相応に遇する」のがアメリカである。
翻って日本はというと、てめぇで蒔いた種もろくに刈り取らず、
「二重国籍」とあげつらう有様である。
だいたい、日本は「台湾」は国家として承認していない
(したら人民中国にどんな扱いをされるか分かったものではないのだが)のだから、
日本的には「二重国籍」とは言えないのではないか
(だから「台湾国籍」と言わず「台湾籍」と訂正するのを聞いたが…。
それに、台湾を国家として承認してる国もあるわけだから、
はたから見れば「二重国籍」になってると言えなくもないわけだが…)。
彼女のような状況を生み出した原因の一端は、「あの戦争」にあるわけだから、
日本としてはもっと考慮するべきことではないかと思うのだが、
日本人はヘンな「純血主義」国家だから難しいかも…。

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