それだけが、僕の世界(☆☆☆☆)
内容的には『海洋天堂』に近いので、
あそこまでの鮮烈さはないものの、『海洋天堂』よりも大きな話になってる
(事故で片足を失ったピアニストを立ち直らせるとか)ので、
正常進化と言ってもいいかもしれない。
コレらから観ると、『こんな夜更けにバナナかよ』なんて、
障害の性質こそ違うが、健常者から無料で労働力むしり取って
ワガママ言ってるだけに見えなくもない。
『海洋天堂』では父が死に向き合って死後自閉症の息子が
自立できるように万策尽くすし、
今作では自閉症の弟がたいした才能の持ち主で、
その手助けをする人も出てくると、フィクションならではの
やや出来過ぎな展開もあるが、
「自立のためには障害者だってカネが要る」っていう現実を直視している。
『バナナ』は、古株のボランティアの話も全然掘り下げてない
(少なくとも映画の中では)ので、実話なのに…、な出来に見えてしまう。
『バナナ』より、コッチの方が出来過ぎだが見ごたえはある。
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