イット・カムズ・アット・ナイト(☆☆☆)
直訳すると「それは夜やって来る」となるので、
『来る』が比較対象になりうるが、
今作では冒頭で「それ」について言及(どうやら不治の病)するので、
まぁ別物と考えるべきだろう。
ただ、「それ」の恐ろしさについての言及が無いので、怖さのポイントが、
「不治の病に恐怖する人間たちの精神が病んでいく様」の方に
どうしてもフォーカスされてしまう。
そこから本筋と言うべき「不治の病の怖さ」に戻されるのだが、
具体的な対策が無い以上、「怖がってても罹るものは罹る」ので、
「疑心暗鬼の人間たちが他人とどう接していくのか」
だけの映画になってしまってる。
まぁ、それはそれで怖いんだけど、
ココまでのシチュエーションが必要とも思えないし、無駄な描写や死人も出る。
深読みすれば、
「極限の状況に慣らされて、主人公の父親のとる行動を容認している自分」に
気づくのが一番怖いのかも…。
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