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鑑賞映画レビュー 2021年4月分

また「緊急事態宣言」が出て、
我らが札幌でも「蔓延防止等重点措置」の要請が行われたり、
映画鑑賞に影響が出そうです。
興行関係者が、正直ちょっと日和り過ぎな気もするんですが…。

シグナル劇場版(☆☆☆)
タイムリープものが最近多いが、正直あまり好きなジャンルではない。
日々過去が変わってしまうことによって生じる
「矛盾」の解決をわりとスルーしてしまうからである。
今作の場合、「朝起きたら記憶が変わってる」ことに気づけてしまうという、
ちょっと出来過ぎた展開になってしまうのがねえ…。
過去や現在に影響を与えないようにルール化してる作品
(「タイムスクープハンター」とか「TPぼん」とか)の方が、
やっぱり正常なような気もするんだが…。

ホムンクルス(☆☆☆)
原作未見。
能力系に近いが、「突然能力を手に入れてしまう」デメリットを描いてる、
という意味では面白い視点の作品。
「他者との距離の取り方」を描いてるわけだが、
そのために払うリスクが大きいし、
振り返ってる現時点であまり頭の中に残ってないので、まぁそういうことなのだろう。

アウトポスト(☆☆☆)
古今東西を問わず「机上の空論を実行させる」軍人という者がいるようで、
今作はまさに「実験台として危険な前線に送られる兵隊」の
生々しいさまを描いた作品といえる。
こんな作戦ばっかりやってたらオスプレイが必要になるのは当然だが、
ロジスティクスを無視してる作戦なのは間違いないので、
いざ襲われてもお粗末な結末になるのは目に見えてる。
「戦争のために戦争をやってる」ような
現在の米軍の在り方に警鐘を鳴らす作品といえるだろう。

BLUE ブルー(☆☆☆)
「アンダードッグ」ほど開き直ってない主人公。
「理論は完璧だが自分の体はそれを実現できない」といった感じ。
かといって、自身としては「プレイヤーでいたい」というのが本音だろう。
トレーナーになれば、それなり以上の成果が出せそうな気もするが、
本人がそれを良しとしないので、それは実現しないだろう。
一方で、ボクシングものにはつきものの「パンチドランカー」問題。
ボクシングって(格闘技全般かもだけど)、リスク高いよねぇ…。
減量のこともあるし、片手間でやるには厳しいが、
かといって専業でやれるほど稼げるかというと…。

ラスト・フル・メジャー(☆☆☆☆)
「戦争の英雄もの」っていくつもあるが、
あげるあげないってやっぱり結構難しいんだね
(「アウトポスト」でもラストにテキストで従軍者の勲章授与状況が書かれてたけど)。
しかも、空軍て新しい軍隊であることもあり、
米国で最高の名誉である「名誉勲章」授与者が極端に少ないらしい。
その中の一人が、ベトナム戦争後30年経過してようやく「名誉勲章」を
授与されるまでを描いた作品。
「戦争の英雄」がたくさんいる米国では、
いろいろな綱引きがあるようで、そういうことが勲章授与に影響を与えることもあるようだ。
今作に関しては、その勲章授与者の越権行為とか命令不服従みたいな話にもなるんだが
「君命に受けざる所あり」(孫子・九変編)という言葉もあるし、
彼によって救われた命のことを思えば、なるほど英雄的行為だったわけで、
そういうことをきちんと評価されること自体はいいことだと思う。

ザ・バッド・ガイズ(☆☆☆)
頭使わなくていい系の痛快アクション映画。
マ・ドンソクがとにかく大暴れします。
それだけでいろいろと十分な映画。

21ブリッジ(☆☆☆☆)
日本の「警察内幕もの」とは全く違う切り口の映画。
アメリカの警察モノ(韓国映画でもかな)では、
しばしば「警官の生活キビシイ」という話が出てくるが、
その結果警察内部の分裂やギャング的な存在との複雑な絡み合いが見られる。
「衣食足りて礼節を知る」(管子・牧民)じゃないけど、
生活に行き詰まったら、自分のできることで何とかしようとするのはある意味当然。
日本て、やっぱりノンキな国だなぁ…。

AVA エヴァ(☆☆☆)
リュック・ベッソン作品ぽい女性スパイもの。
「ザ・バッド・ガイズ」と違って、少し頭を使わないといけないアクション映画。
ただ、「リュック・ベッソン作品ぽい」とか書いてる時点でお察しの、
どっかで見たような内容。
もうひと工夫ほしかったかな。

スプリー(☆)
新しもの好きのワシが飛びついて公開したヤ~ツ~。
とにかく、ただただ人を殺しまくるだけの作品。
しかも、その理由が「ユーチューバーとして注目されたいから」とか、
世も末ってやつだねぇ…。
一応ちゃんとたしなめてる点だけが評価できるが…。

るろうに剣心最終章 TheFinal(☆☆☆)
雪代縁(新田真剣佑)が冒頭からまぁよく動く。
このシリーズって、基本相手役の存在感で支えられてると、
改めて知らされる作品。
剣心(佐藤健)ももちろん頑張ってるんだけど、
縁のあの動きを観ちゃうとねぇ…。
あと、「ブレイブ 群青戦記」の真剣佑のところは、
ぶっちゃけ誰でもよかったと、改めて思った。

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