2023「勝手に映画賞」など
①月別確定鑑賞本数
1月:27本 2月:22本 3月:22本
4月:24本 5月:23本 6月:17本
7月:14本 8月:17本(「遺灰は語る」は2回視聴だが1回分でカウント)
9月:21本 10月:25本 11月:29本 12月:19本
②映画館別鑑賞シェア
(1)札幌シネマフロンティア(実は実質TOHOシネマズ経営):81本(31.1%)
(2)ユナイテッドシネマ札幌(全国規模のシネコングループ):33本(12.7%)
(3)サツゲキ(移転復活した地場系シネコン):67本(25.8%)
(4)シアターキノ(札幌唯一の単館系映画館):76本(29.2%)
(5)TOHOシネマズ札幌(11/30オープンの新しいシネコン):1本(0.4%)
(6)その他(下記参照):2本(0.8%)
※そのほかの内訳
・サリサリ市場:自主上映もやってるバー。席数は少ない
・道教育大アーツ&スポーツ文化複合施設HUG:貸しホール
③評価別シェア(☆x5と☆x1のみ作品名掲載。他は本数のみ)
☆x5(8本)
・暴力をめぐる対話
・BLUE GIANT
・ぼくたちの哲学教室
・鬼太郎誕生 ゲゲゲの誕生
・窓ぐわのトットちゃん
・TILL ティル
・水俣曼荼羅
☆x4=90本 ☆x3=142本 ☆x2=18本
☆x1(2本)
・近江商人、走る
・リボルバー・リリー
④2023 勝手に映画賞
(1)ワースト部門(☆x2から1作品借りてワースト3まで)
▼ワースト3位:レジェンド&バタフライ
いろいろ☆x2の中にもアレな作品はあるんだが、
ワーストランキングを見れば、この悪意に気付くはず。
▼ワースト2位:近江商人、走る
歴史モノのタブーを破る「年号入れてるのにほぼほぼフィクション」。
年号入れなきゃ「フィクションとしてそれなり」な作品でいられたのに、
年号入れたことにより、無駄に史実感出したのがホントにザンネン。
内容が史実だったとしても、歴史考証が全く働いてない駄作。
▼ワースト1位:リボルバー・リリー
各方面からも酷評を受けているのに乗っかってる感じが出るのであれだが、
ワースト3でも無駄に存在感出してる綾瀬はるかありき
(正確には急遽決まった監督さんが悪いのかも)で
作品が出来てるのが本当にザンネン。
イマドキ、こんなアイドルムービー的なの、ホントに流行らないよ。
(2)ベスト部門(ベスト5まで発表)
◎ベスト5位:TILL ティル
洋画から選ぶなら今作。
20世紀の出来事というのが本当に驚き。
何より、子供を失った母親のたくましさに胸を打たれる。
◎ベスト4位:鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎
◎ベスト3位:窓ぎわのトットちゃん
◎ベスト2位:BLUE GIANT
邦画アニメ作品を3作並べてみました。
昨年の「勝手に映画賞」で「下手なCGよりアニメ全振りで良いのでは?」
と書いたら、今年の日本の映画鑑賞傾向がまさにそんな感じに。
ランクイン作品以外にも、安定の「鬼滅の刃」や「駒田蒸留所へようこそ」など、
今年はアニメ映画豊作の年だった感じしかしない。
もちろんランクイン作品はそれぞれ特徴的。
「ゲゲゲ」は、鬼太郎誕生までの壮大な物語だけでなく、
戦後の混迷をうまい具合に描き出してもいる。
「トットちゃん」は、なんで今まで原作に触れてなかったんだろうか、
と思わせるほど見事に映像化しており、黒柳徹子さんのこだわりも垣間見える。
「BLUE GIANT」は、映像はともかく音響が秀逸で、
今や音響目当てで映画館行ってるぐらいまで、ワシはある。
◎ベスト1位:水俣曼荼羅
観終わって即決定!
上映時間6時間以上という超大作だが、
特に第3部は情報量が多いが、第1部&第2部を観ていないと
処理できないので、構成的には実は無駄が無い。
決め手が監督さんによるアフタートークというのがズルと言えばズルなんだが、
「ゆきゆきて神軍」を経た監督さんが、
いい感じに落ち着いて映画に取り組んだ結果の、
この「キャラ立ちドキュメンタリー」の完成形は、
機会があったら絶対に観て欲しい。
鑑賞時間的に鑑賞チャンスが少ないので、チャンスに巡り合えたらラッキーかも。
⑤その他
(1)ランキングでああは書いたが、「沈黙の艦隊」や「ゴジラ-1.0」など、
邦画でも気合の入ったCGを使った映画が確実に出ては来ている。
古い資産も生かし方一つだ、とは思う。
(2)札幌にもいよいよTOHOシネマ本体が上陸。
上映作品を見た感じでは、同族のサッポロシネマフロンティアより、
ライバルグループのユナイテッドを狙い撃ちにしてる印象。
そうなると、立地的にユナイテッドは今以上の窮地に立たされるだろう。
あくまで張り合うのか、下(サツゲキ)を食いに行くのか…。
(3)インド、韓国が少し落ち着いてきた、というかいい加減見慣れてしまった印象。
やっぱり、ベースとなる物語が良くないとね。
(4)そういう意味ではフランスがちょっと元気な印象。
「暴力をめぐる対話」や「シャーク・ド・フランス」など、
視点の面白さが目を引くかな。
(5)年間鑑賞本数、一気に250本超え。
その合間を縫って道外旅行に行ったりしてるというね…。
それでいて☆x1が減ってるので、
減らしに行くなら「後に何も残らない」系の映画を減らすしかないっぽいけど、
「その場の爽快感が欲しい」だけで観に行ってる映画も結構あるからなぁ…。
まぁ、観に行かないとわからない事の方が多いし、
「観ずに批判するのは良くない」と思ってるので、
気になったらやっぱりに観に行く方向になっちゃうんだよねぇ。
(6)2024年は、なんとかレビューも復活させないと…。
でも、本数とレビュー書く時間のバランスが全然取れてないんだよなぁ…。
(7)2024年は元日から早速映画初め。
夢の無い映画(アンブッシュ)と、
新春らしい夢のある映画(僕が宇宙に行った理由)を鑑賞予定です。
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