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映画レビュー 2024/02/02~2024/02/07版

(2/2)鬼滅の刃 絆の奇跡、そして柱稽古へ(☆☆☆)
新シーズン開始特番的な扱いなので、
個別の作品として特に評価する点は無し。
しかし、ご時勢的に言えば、
原作通り、何ならUfoTableの「魔術」により、
原作以上に動くことがいかに大切なことかを
改めて思い出させてくれる作品。

(2/2)蟻の王(☆☆☆)
同性愛を罪とするキリスト教国なら、
「キリスト教などそもそもあってはならない事なのだから、
それについて個別に罪や罰を用意する必要はない」
と考えたい気持ちの分からなくはない(ちょっと極端だが)。
一方で、「それは解釈によるもので、特に現代にいてその価値観はそぐわない」
という考え方もある(今作は1950年代の話だが…)。
ワシとしては、「人はパンとワインのみに生きるにあらず」と同様、
殊更に書き出すということはそれは無視できない存在だったのだろう、
と考えるので、罪とするならきちんと法制化するべきと考えるわけだが…。
閑話休題。
今作では、教師と生徒の間で同性愛に陥り、
生徒の方は矯正施設に送られ、
教師の方は裁く法が無いので「教唆罪」に問われることになる。
同性愛の矯正に関しては、
テキストのみとはいえ「イミテーションゲーム」でも描かれており、
それが原因で主人公のアラン・チューリング(ベネディクト・カンバーバッチ)は
自殺する、とされている。
今作では両こめかみに電極を付けられ、(おそらく)強めの電気を流される。
その後、出廷してきたときの痛々しい様がその矯正術の厳しさを感じさせる。
時代を考えれば、全体の絶望的な雰囲気は致し方ないところだろう。
これを今観て、我々がどう考えるのかを問うてくる作品だとは思う。

(2/2)配信犯罪(☆☆☆☆)
「宝くじの不時着」を観た時も思ったが、
やはり韓国映画のエンタメ性の高さには驚かされる。
今作ではダークウェブに近いものを扱っているが、
日本でも「児童ポルノ」が問題視されているのと同様、
犯罪的な配信が日々行われているのがホントのところだろう。
それに関わる者が画面の両側にいるのだが、
クライマックスで立場が入れ替わるのが実に面白い。
ワシは見事に騙されましたわ。

(2/5)ダム・マネー ウォール街を狙え!(☆☆☆☆)
株絡みの話なので、専門用語などが出てくるのがちょっと気になるところではあるが、
「マネー・ショート」の好守逆転的な話なので、
このテの作品に触れてる人なら何とかついて行けるだろう。
「マネー・ショート」では空売りする方が主人公側になっているが、
今作では空売りによって不当(?)に価値の下がった株で
ひと山当てようとする個人投資家たちが主役。
株も基本的にはギャンブルなので、元手が多い方が基本的には強いのだが、
チリも積もれば何とやらである。
今はSNSという、レバレッジ(テコ)になるメディアがあるので、
インフルエンサーの一声で一気にチリが積もることだってあるのだ
(それはそれで、株価操作という意味では危険なのではあるが…)。
逆に言えば、アメリカではそのぐらい株式取引が一般的だということ。
まぁ、宝くじなんかよりは幾分建設的なギャンブルだとは思うけどねぇ…。

(2/7)ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人(☆☆☆)
20世紀に入るぐらいまで、女性の名前が歴史に残ることは稀有なことであった。
まぁ、そういうご時勢だったわけなんだが…。
そんな中で、「国王の愛人」というだけで歴史に残ってるのが、
例えば今作のタイトルにもなっている「ジャンヌ・デュ・バリー」である。
今作ではタイトル通り国王(ルイ15世(ジョニー・デップ))の愛人だった時代の事を
主に描いている。
今作では幼少時のことも描いているが、
やはり娼婦たる者教養は結構重要なのである(花魁なんかもそうだったらしい)。
体を売るだけでは早々に飽きられるだろうし、
当意即妙な会話は女を買う側にとっても少なからぬ刺激になることであろう。
今作で主に描かれるのは、
王族派(+マリー・アントワネット)vs実務者(+デュ・バリー)の暗闘。
まぁ、茶番といえば茶番なのだが、宮廷内での人気は高かったのが、
お高く留まってる王族派をさらに苛立たせたことであろう。
久しぶりに宮廷ものらしい絢爛豪華な映像が楽しめるが、
ラストは結局娼婦は娼婦、と思わせる物悲しいものがある。

(2/7)罪と悪(☆☆☆)
2年前の同じ時期に「ノイズ」という
同型(田舎で起きた殺人事件を隠蔽する)の作品があったが、
警官(殺人に絡んだときは子供)が絡んでるなどの類似点こそあれ、
かなり毛色の違う、どちらかというと「受け皿としての半グレ」の話。
殺人事件の罪を一人で被った坂本春(高良健吾)は、
おかげでハクが付いたのか出所後田舎のワルを抱え込んで、
表向きはまっとうな稼業をやららせている。
一方で地元のヤクザと渡り合い、互いにけん制し合う
(警察(窓口としての佐藤刑事(椎名桔平))にともに踊らされてる?)
関係にまでのし上がった。
そのさ中、春のところに出入りしている若者が
ヤクザのカネに手を付けた挙句に殺されてしまう。
地元に帰ってきた警官吉田(大東駿介)が事件を追いかけると、
当然旧友で殺人の共犯でもある春に行きつくが…。
この2人に、ずっと地元に住んでいる農民朝倉(石田卓也)という旧友も
過去の事件とオーバーラップさせながら絡んでいくのだが、
狭いコミュニティの生きにくさという意味で言えば、
「Village」に近いというか、若干さわやかめな「Village」と言ってもいいかも。
やはり、田舎というのは法律以前にしきたりとかローカルルールが多くて、
息苦しさを感じるねぇ…。
ただ、こういうオリジナルストーリーで戦ってくれる人は
業界を盛り上げて行く上では貴重な存在だと思う。

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