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映画レビュー 2024/02/21~2024/02/28版

(2/21)フレディ・マーキュリー The Show Must Go On(☆☆☆)
「ボヘミアンラプソディー」でも触れられていた、
フレディ・マーキュリーのセンシティブな部分に、
特に後半の大部分を割いて触れられており、
「性の多様化」が謳われる現代とフレディ・マーキュリーのありようを
見て行く上でよくできたドキュメンタリに仕上がってると思うが、
むしろもう少し時間をかけて深掘りしても良かったのでは…、
とも思う一方、やはりセンシティブな話だし、
当事者がみんな死んでるわけでもないので、
触れられない部分とかもあるのかな、とも思ったり…。
まだまだ難しい話題なのかも。

(2/21)風よ あらしよ 映画版(☆☆☆☆)
今年の大河ドラマの顔、吉高由里子が主役を務める映画…、
と思ったら2021年にNHKーBSでやったドラマの再編集版。
まぁ、題材が題材なので、地上波でやっても
そんなに盛り上がらなかっただろうなぁ、とは思うが…。
ただ、最近日本の近現代史に興味のあるワシとしては、実に興味深い内容。
当時の世相として、「自由」と「男権」の二項対立や、
「自由」と「国家」のせめぎ合いがあり、
一方で社会主義っぽいことを言いながら自由恋愛してみたり…、
と良くも悪くも人間臭い人々が出てくるのが面白い。
現代って、折り合い重視で面白みのない人が増えてるように思われ、
そういうことでは世の中が均質化してかえって息苦しくなるように思えるのだが…。
少々苛烈な主人公ではあるが、
風穴はデカい方が風通しも良くなるのでは…?

(2/22)劇場版マーダーミステリー 探偵・斑目瑞男の事件簿(☆☆☆)
「人狼ゲーム」は知ってたけど、「マーダーミステリー」って、
もともとそういう感じのゲームの一種だったのね、知らんかったわぁ。
全編アドリブで芝居に挑む俳優を観てるのはそれなりに面白いが、
どうしても「芝居のための芝居」になってしまってる感じは否めないので、
白々しい芝居が散見される。
まぁ、観方によって評価が変わる作品かな。悪くはないと思うけど…。

(2/25)コヴェナント 約束の救出(☆☆☆☆)
米兵と、米兵に協力したアフガニスタン人通訳の物語。
米兵にとっては、「孫子」に謂う「郷導」、現地の道案内のようなものだろうが、
ある意味国、厳密に言えばコミュニティを裏切ってまでアメリカに協力するのは、
様々理由があるだろうとはいえ複雑な心境なのであろう。
もちろん、通訳には通訳で利益がある。
勤め上げれば米国での永住権が貰えるというのだ。
口約束に過ぎないだろうが、コミュニティにおける居場所がなくなれば、
移住もしたくなるだろうし、
身内に重病人などいれば、アメリカの先進医療を受けるために
永住権を欲しがる者もいるだろう。
通訳に命を救われた米兵は、そのせいで危機にさらされている通訳を放っておけなかった。
とはいえ、米兵自身も賞金首扱いされており、
米軍も彼がアフガニスタンに戻ることを許さない。
一方で、永住権の話はやはり軽い口約束であり、米兵には「通訳のことは忘れろ」と言う。
無理な話であろう。
通訳がいなければ米国に生還できなかったわけで、
今ぬくぬくと退役生活を楽しめているのは、
命がけで自分を救ってくれたあの通訳あればこそなのだから。
米兵は単身アフガニスタンに戻り、傭兵の多少の助けを借りながら、
潜伏している通訳を探し、米国に家族ごと連れ帰ろう奮戦する。
日本人なら絶対好きなタイプの話だろうが、
今の日本ではまあ起こらないであろう過酷なシチュエーション。
同じ境遇に置かれたとき、日本人はこのように行動できるだろうか…。

(2/26)ハンテッド 狩られる夜(☆☆☆)
ワンシチュエーションスリラー。
こういう「話通じない系」の悪役、最近増えてきたなぁ。
まぁ、話が通じる相手とか、行動原理が理解できる相手なら、
交渉でもなんでもして懐柔もできるんだろうが、
話が通じない相手を懐柔するのは並大抵のことではない。
まぁ、そこまで深く考えない方が良い作品なのかもしれんけど。
悪役の正体が最後まで明かされないままだし、
ラストも爽快感ゼロなのであまり積極的に勧められる作品ではないが、
「話の通じない相手とどう向き合うか」を考える上では良い教材といえるかも。

(2/26)ネクスト・ゴールズ・ウィンズ(☆☆☆)
2014年に公開された「ネクスト・ゴール」(観たかったけど日程が合わず未見)
というドキュメンタリーをエンタテインメント映画化した作品。
商業映画化してる分、メッセージ的な部分に多少重きを置いているが、
派遣された監督にとっては「再起の物語」であり、
0対31で負けた米領サモアにとっては「成長の物語」と言えるだろう。
サッカーは、ボール1個と一定の広さの広場があればできるという、
参入障壁の低いスポーツである。
だから、世界中の国々が頂点を目指せるわけである。
しかし、そこにばかり血道をあげていると、
「しょせんゲーム」という視点が抜け落ちてしまう。
「まず楽しむ」ことの大切さを今作では説く。
緊張は大事だが、緊張しすぎれば思うように体は動かないし、
逆に緊張が無ければ緩んでしまいこれもまた正しい力が発揮できない。
適度に緊張し、緊張を飼いならすことで、
思うように体を動かし、ベストなパフォーマンスを発揮して、
楽しむことができるのであろう。
結果を求められるとなかなか楽しめないのも頷ける。

(2/27)その鼓動に耳をあてよ(☆☆☆☆)
ドキュメンタリー制作に定評のある東海テレビ制作のドキュメンタリー。
今回は救急病院に密着である。
港や工場地域にある救急病院。
以前から救急対応に定評のある病院であったようだが、
一方で医師のなり手としては不人気業種の一つである救急医。
そんな救急病院で奮闘する医師や看護師の様子を活写しているが、
一方で私生活にあまり充実感は観られない。
私生活だから踏み込みにくい、という面は当然あるだろうが、
そういうことでは不人気業種になってしまうのも致し方ないとも言える。
人不足だからなかなか取り組めないという面がある一方、
人不足で忙しいというイメージがあまりにも先行すれば、
不人気ぶりにさらに拍車もかかるだろう。
その辺りの踏み込みが、少々甘かったかも…。
ただ、医師の実態を理解する上では、悪くない出来だとは思う。

(2/28)犯罪都市 No Way Out(☆☆☆)
「マ・ドンソク無双」な今シリーズ。
今回も当然大暴れである。
こういう、何も考えなくていい痛快な映画もたまには良い。
こういう作品には、小難しい要素をねじ込まない方が良い。
今作ぐらいのバランスがちょうどいいのである。
ただ、「傑作」ではない場合が多いというか、
むしろ「後には何も残らない」ぐらいが、
ストレス発散にはちょうどいいのである。

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